福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ウズベクのジュース

2024年07月24日 |  ┣ロシア料理

△店に入って行った青シャツのロシア人風男性は2mほどの大男

2024年夏のプサン訪問でも、プサン駅前のロシアタウン(中華街)で、
ラグマンとサモサを賞味した。


△タブレットは韓・英・露の3言語に対応

店名は「サマルカンド」。タッチパネル式のタブレットが各テーブルに
設置してあるので、注文が非常に楽だ。



ところで、今回、ブログ主は初めてウズベキスタンのジュースを飲んでみた。


△初めて飲んだウズベクのジュース

ビールは、韓国のビールしか置いていないというので、この際と思い、
タブレットにあったウズベクのジュースを飲んでみることにしたのだ。



韓国のジュースで言えば、色も味もザクロのジュースに近い、爽やかな
甘さのあるジュースだった。



ラグマンとは、ロシアうどん、と言ってもよい麺料理。



サモサは、三角形のピロシキのようなパン。



ともに期待を裏切らない美味だった。


(終わり)

露うどんはフォークで

2023年08月01日 |  ┣ロシア料理


2023年夏のプサン訪問では、結局、1度だけロシア料理を食べた。店は、
釜山ロシアタウン(中華街)のサマルカンド。



テーブルに設置されたタブレットを見ながら、料理を選択。



ブログ主は、ロシアうどんのラグマンを注文した。



一方、これがウズベク流(あるいはロシア流)なのか?高麗人(朝鮮系の
旧ソ連人)の若い店員が、ブログ主のテーブルに、頼んでもない副菜や
パンをいろいろと持ってきた。

悪く言えば、押し売りだ。



おいしそうだったので、とりあえずサラダは1皿もらった。



しかし、勝手にテーブルに置いて行かれた大きな黒パンについては、
店員を呼び、ロシア語で「これはいらないよ」とはっきり拒否。

最近、ロシア語検定3級に合格した自信も手伝ってか、我ながら惚れ惚れ
するような明確なロシア語の発音で意思を伝えた。

店員は、大きなパンをすぐに引っ込めた。



肝心のラグマンは、期待以上の美味。


△テーブルには、当然、箸はない

フォークとスプーンを使って、具が豊富な麺料理を楽しませてもらった。



ただ、いっしょに注文していたモヒートが、タブレットの画像とかなり
異なっていた。



緑色が濃かったのだ。



風味や味はそこそこよかったので、まあ許容範囲内と言ったところか。

総じて、ブログ主なりには大満足のロシア料理だった。


(終わり)

釜山草梁でロシアうどん

2019年12月29日 |  ┣ロシア料理


△ロシア料理店「マヤック」。店名はロシア語で「灯台」の意味。

2019年冬のプサン訪問では、釜山駅前のロシア
タウン(中華街)で、思いがけずも、中央アジアで
広く食されているという「ラグマン(лагман)」なる
麺料理を賞味した。


△こちらはボルシチ(6000ウォン)。赤色はテーブルビート(甘ニンジン)の赤。

店の名前は「マヤック(灯台)」。


△ボルシチも大満足の味

初めて入るレストランだった。


△黒パン、ニンジンの浅漬け、キムチは無料の副食

ラグマンは、たまたまメニューの写真を見て、試しに
頼んでみた。


△これがラグマン(7000ウォン)

出てきた実物がメニューの写真とずいぶん違って
いたので、まず、見てびっくり。


△具だくさんの甘酸っぱいスープもさることながら、腰の強い麺も印象的だった。

そして、食べて感動。意外性もあったので、その
おいしさは、「ヲタク」にとって一つの事件となった。

恐るべし、ロシアうどん!その名もラグマン。

ぜひ、また食べてみたいものである。


△この店ではビリヤードも楽しめる。

なお、この店では、水タバコも吸える(関連記事)。


△水タバコの吸引器具(上記画像の一部を拡大)

こちらの方については、禁煙した「ヲタク」には、
一生、縁のない嗜好品だと信じたいものだ。


(終わり)


草梁洞とオスマン帝国

2019年12月28日 |  ┣ロシア料理


△釜山駅前のロシアタウン(中華街)

2019年冬のプサン訪問では、草梁洞のロシアタウン
(中華街)で、初めてロシア式ケバブを賞味した。



ロシア語では「шаурма」(シャウルマ)と言い、
オスマン帝国発祥の由緒ある(?)人気料理だ。


△ロシア料理店

これがけっこうおいしかった。


△オスマン帝国発祥のロシア式ケバブ

クセになりそうなくらい、「ヲタク」の口に合っていた。


△パリパリに焼かれた生地の中にはジューシーな具材たち

1本5000ウォン(約500円)。


△ロシア(ウズベク)式サラダは3000ウォン

その日は、いっしょにロシア式サラダも注文。



チーズ入りのシャキシャキ野菜たちにサルサソース風の
ドレッシングをかける。

一口食べると、気分はもう中央アジア。

なお、この時の食事のお伴が、ベラルーシのビールだった。


(終わり)


釜山とベラルーシ

2019年12月26日 |  ┣ロシア料理

2019年冬のプサン訪問では、ロシアタウン(中華街)で
初めてベラルーシのビールを飲んだ。



アリヴァリヤという名のビール。


△ロシア語で「золотое」は「ゴールド(金)」の意味

特に強い特徴(刺激)はなかったが、味わいのある
ビールだった。

それにしても、まさか、プサンの草梁でベラルーシの
ビールを飲むことになろうとは、予想もしてなかった。



(終わり)


プサンでロシア風餃子

2019年07月25日 |  ┣ロシア料理


△「ヲタク」が入った店は一番手前の店

2019年夏のプサン訪問では、甘川文化マウルを見物した後、
甘川港に下り、一軒のロシア料理店で食事した。

甘川港は、日本海におけるロシア漁船の一大拠点。


△店内は禁煙だった

「ヲタク」の入った店は、ロシア人船員用の食堂らしく、
店の主人も店員も、全く韓国語ができなかった。



「ヲタク」のつたないロシア語で何とか理解しあえたのは、店に
ボルシチはなく、ペリメニならある、ということだった。



「ヲタク」はペリメニのスープを頼んだ。



ロシア風餃子スープのような料理で、なかなかの美味だった。

それにしても、あらためて感じるのは、中国文化の偉大さである。



中国文化との接触を通じ、日本ではラーメンが生まれ、韓国では
チャジャン麺(ジャージャー麺)という国民食が生まれた。

そして、ロシアでは、ペリメニという国民食が生まれた。

食事代は、スープとビール1杯で「ジェーシチ(1万ウォン)」だった。


(終わり)


釜山中華街とロシア語

2019年01月01日 |  ┣ロシア料理

2018年冬のプサン中華街で、「ヲタク」は2度、ロシア料理
(ウクライナ風)を食べた。


△ロシア料理店のメニューから

その際、料理店の店主からロシア語のミニ講座を受ける
ことができた。

名詞、動詞、形容詞に限らず、ロシア語の語尾変化は
天文学的に複雑で、例えば、

「水をください(ダイチェ ムニェ ヴァドゥイ)」。

とロシア語で言う場合、「ください(ダチ)」はもちろん、
「水(ヴァダ)」の語尾も変化させなければならない。


△「水」の格変化

これは、店主から直接、学んだことである。


△ロシア料理店のメニューから

これまで「ヲタク」が接してきた英語やドイツ語、
韓国語、中国語と比較して、文法はもちろん、歴史的、
文化的関係においても、日本語とは最も遠い関係に
ある言語がロシア語である。

「ヲタク」の経験で言えば、ロシア語は韓国語の
対極に位置する外国語だと言える。


△ロシア料理店のメニューから

「ヲタク」にとって、ロシア語は、一切の「甘え」が
許されない難しい外国語ではあるが、プサン中華街での
出会いを縁に、これからも、学び続けていきたいと
思っている。



<追記>

上記文章中、「水をください(ダイチェ ムニェ ヴァドゥイ)」の「水を」の
部分は、「〇〇のうちの1部を対象とする」
部分生格の用法にあたる。

後に、ロシア語文法の学習を進めるうちに学んだことである。



(終わり)


釜山中華街とウクライナ

2018年12月29日 |  ┣ロシア料理

2018年冬のプサン訪問でも、草梁の中華街でロシア料理を食べた。

中華街にある10軒前後のロシア料理店の中で、今回は同じ1軒の店に
2度足を運んだ。

「KIKI」という名の店で、店主の男性は40がらみの高麗人。
韓国語も十分、堪能で、聞くと、出身はウクライナだとのこと。


△赤の車は店主の車

温厚かつ気さくな人柄で、「ヲタク」のような内向的な中高年男でも、
初対面からリラックスして会話のできる好人物だった。

「ヲタク」が2度その店を訪れたのも、店主のそういう人柄に
引かれたからだった。

そして、それは「ヲタク」に限った話ではないようで、これまで
「ヲタク」が訪れた中華街のどのロシア料理店よりも客の入りが
よかった。

「ヲタク」以外の客は、みなロシア人か高麗人だったが、アットホームな
雰囲気を醸し出しながら食事と会話を楽しんでいた。


△ウクライナでソバ飯が食べられているとは知らなかった

ところで、1度目の食事で「ヲタク」が食べたのはビーフストロガノフと
ソバ飯のセット、それにボルシチ。


△ボルシチ(普通)

これで13,000ウォン(ビーフストロガノフ8000ウォン、ボルシチ
5000ウォン)。


△ビーフストロガノフとポテトフライ

2度目は、ビーフストロガノフとポテトフライのセット、それに
ボルシチ(小)。


△ボルシチ(小)

値段は11,000ウォン。

写真を見ての通り、ウクライナ風のビーフストロガノフは、日本で
いうクリームシチューに似ていた。

店主の人柄のよさだけではなく、料理の方も実に美味だった。


(終わり)


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カムチャッカのボルシチ

2018年07月28日 |  ┣ロシア料理

2018年夏のプサン訪問でも、中華街のロシア料理店で、ボルシチと
サムサ(肉を包んだパン)を食べた。



店名は「アバチャ」。やはり、高麗人風の主人が経営していた。

夜の酒場の方に力を入れている店のようで、店内には料理の
メニューが一切なかった。

胸元の谷間を強調する上着を着ていた女性の店員が、スマホの画像を
見せながら、注文を取ってくれた。



店名の「アバチャ」とは、カムチャッカ半島南東部に位置する
地名(湾や山の名)。

アバチャ湾内は不凍港で、ロシア太平洋艦隊の軍港やカムチャッカ
最大の
都市を抱えている。

店の主人が、アバチャと何らかの縁のある人なのかもしれない。

なお、食事の代金は「ジェーシチ(10)」、つまり1万ウォンだった。


(終わり)




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帝国のボルシチ

2018年01月02日 |  ┣ロシア料理


△シャラポワ似のロシア美人も歩くプサン中華街

2017年冬のプサン中華街では、「インぺリア」(帝国)という名の
ロシア料理店(マーケット兼業)でも食事した。



この店では、少し小さめの四角形のサモサとボルシチを注文。




ボルシチに入れる生クリームは、別の小皿に入っていた。

「ヲタク」は、甘口の方が好きなので、生クリームは全て入れた。



ボルシチ、サモサともに期待通りの美味だった。

ちなみに、勘定の際、レジに座った高麗人のおばあさんは、まず、
ロシア語で「ジェーヴィッチ」と言った。

そして、「え?」と戸惑う「オタク」の反応を見て取り、すかさず
韓国語で「クチョン(9,000)」と付け加えた。

「ジェーヴィッチ」とはロシア語の「9」。ここでは9,000ウォンの
意味だったのだ。

ロシア語の数字はおおよそ頭に入っている「ヲタク」だが、この
ように「ティーシチ(1,000)」を省く習慣があることまでは知らな
かったのだ。

当然なことに、この店は、ロシア人や高麗人を相手に商売している
店なのだ。


(終わり)





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草梁とロシア語の16

2017年12月31日 |  ┣ロシア料理


△ウチュクドゥク2号店

2017年冬のプサン訪問では、草梁の中華街でロシア料理も食べた。


△店内の音楽はロシアンミュージック

店は、前回、目をつけていたウチュクドゥク。



入ってみると、店主はロシア人と高麗人の男女。

おそらく夫婦だろう。



「ヲタク」は、入る前から決めていたボルシチとサモサを注文。



ついでに、冷蔵庫の中に並んでいたロシアンビールの「バルチカ」も
追加。




ボルシチは、ショウガっぽい香味料(緑色の粉末)がテーブルビート
(赤色の甘いニンジン)の甘みを邪魔していたのが少し残念だったが、
全体的にはおいしかった。

初挑戦のロシアンビールは、予想以上にパンチのきいた味で大満足。

これもまた初挑戦のサモサは、手で持って食べれないほど中身の具が
ジューシーで、結局、スプーンで賞味。香ばしく調理された羊肉と
野菜が実に美味だった。



料金は全て合わせて16,000ウォン。

ちなみに、支払いの時、女性が「16」とだけ表示された計算機を
「ヲタク」に見せた。

そこで、「ヲタク」は、ロシア語で「16(が1000)」を口に
しようとしたまではよかったが、とっさに口をついて出てきたのは、
なぜか「60」だった。


女性からロシア語の「16」を指導され、それはそれで満足。

最後は、ロシア語で「オーチンフクースナ(とってもおいしい)」
と伝えると、女性は
「スパシーバ(ありがとう)」と笑顔の
ロシア語
で返してくれた。

ささやかながら、「ヲタク」がロシア語で交わした初めての
会話だった。

現在、草梁の中華街には、カフェやバーを除き、5、6軒の
ロシア(ウズベク)料理店がある。

全てのロシア料理店でボルシチを食べてみるのも悪くはない
だろう。




(終わり)



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釜山中華街でサムサ

2017年08月24日 |  ┣ロシア料理


△ロシア茶を飲んだ金海市のウズベク系ロシア料理店

2017年7月の金海市「多国籍タウン」で、「ヲタク」は生まれて
初めてロシア茶(緑茶)を飲んだ。


△金海市多国籍タウンのウズベク系料理店

その時、店内で高麗人風の男性が食べていた三角形の大きなパンが、
ずっと心にひっかかっていた。


△上記写真の一部拡大

見たこともない不思議なパンだったが、そのパンの謎を解くカギが、
「ヲタク」が撮ってきた写真の中にちゃんとあった。


△プサン中華街のウズベク料理店「ウチュクドゥク」

それは、プサン中華街のウズベク系ロシア料理店の写真(元画像)
だった。


△上記写真一部拡大。「САМСА(パンの中に肉)」

「ヲタク」が金海で見たパンは、どうやら、ロシアや中央アジアで
САМСА(サムサ)」と呼ばれているパンで間違いないようだ。
(※インドや英語圏では「Samosa/サモサ」)

肉類などの具が入ったパンで、「ヲタク」のイメージで表現すれば、
「大きな三角のピロシキ」だ。


△「ウチュクドゥク」のボルシチ(Borsch/牛肉野菜スープ)

次回のプサン訪問では、是非、中華街の「ウチュクドゥク」で、
ボルシチといっしょに賞味してみたい一品である。



(終わり)



ウズベクと釜山

2017年07月29日 |  ┣ロシア料理

1930年代後半、ソ連のスターリンは、日本をにらんだ軍事的な
理由から、沿海州に居住する朝鮮系住民(当時は「日本」系住民)

ほとんどを「敵性国民」として中央アジアに強制移住させた。

そのことは、おおよそ「ヲタク」も知っていた。


△ウクライナの位置を間違えている

しかし、その移住先の中心がウズベキスタンであったことや、
現在、旧ソ連圏で最も多くの朝鮮系国民が居住している国が
ウズベキスタンであることまでは知らなかった。


△釜山中華街のウズベク料理店。店名のUCHKUDUKはウズベクの都市名。

旧ソ連在住の朝鮮系の諸国民は、民族語である朝鮮(韓国)語では
고려인(高麗人)」と自称している。

ただし、ロシア語(カリエーツ<男>/カリヤンカ<女>)
では、
高麗人も韓国人、朝鮮人もみな同じだ。


△上記料理店と同じ

近年、韓国は、中国朝鮮族を中心とする「在外同胞」に特別な
法的地位を認め、韓国での就労や韓国への移住に大きく道を開いた。


△「VODIY」はウズベク語で「オアシス」の意味(金海市)


一方、旧ソ連崩壊後、ウズベク人による急進的(排外的)な

民族主義的政策が強化されるウズベキスタンを中心に、ロシア語
しか話せない高麗人やより豊かな生活を夢見る高麗人の多くが、
先祖の地である韓国に、未来への活路を見出すべく「帰還」
続けているのだ。


△店名のベシバルマックとはカザフ、キルギスの料理名(金海市)

関連資料によれば、現在、4万人以上の高麗人(中心はウズベキ
スタン出身者)が韓国内に居住している。

・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・


△ロシアレストラン「サマルカンド」(プサン中華街)

2017年夏のプサン訪問時、そうした基礎知識を得た「ヲタク」は、
プサン中華街のサマルカンド(ウズベキスタンの古都)というロシア
料理店で、生まれて初めてボルシチ(牛肉と野菜のロシア風スープ。
ロシア語、韓国語では「ボルシ」)と黒パンを賞味した。


△サマルカンドの黒パンと浅漬け風サラダ

思い入れを抜きにして、「ヲタク」が料理を食べて感動したのは、
実に久しぶりのことである。


△サマルカンドのボルシチ。これで6000ウォン。

それくらいこの店のボルシチは美味であった。


△よく煮込まれた大きな牛肉も美味だった

店主に聞くと、昔、プサン駅前にあった「サマルカンド」とは
直接の関係はないとのことだった。

少しがっかりしたが、聞かなければ誤解し続けていたはずなので、
事実が知れてよかった。

おそらく、駅前の旧「サマルカンド」も、何らか高麗人と関係の
ある店だったことくらいは推測できる。



ちなみに、サマルカンドの店内のテレビからは、YouTubeを通じて、
ウズベキスタンの流行歌が流れていた。


△テレビ(モニター)からはYouTubeの動画

「ヲタク」には、その音楽が、ロシア風というより、ペルシャ風、
あるいはアラビア風の音楽に聞こえてしかたなかった。

最後に、プサン中華街には「サハリン」なる店名を持つ店もある。


△プサン中華街の「サハリン」商店

推測するに、サハリン在住の高麗人(多くは日本の強制徴用で
サハリンに連れていかれたまま放置された朝鮮人労働者の子孫)と
何らかの縁故のある店なのだろう。


(終わり)


金海で初のロシア茶

2017年07月29日 |  ┣ロシア料理

2017年夏の金海訪問では、多国籍タウンのロシア(ウズベク)
料理店で、
初めてロシア風の緑茶を飲んだ。


NAVRUZとはウズベキスタンの町の名前

日本ではあまり知られていない事実だが、ロシア人は紅茶だけ
ではなく緑茶も好んで飲んでいるようだ。

ロシア語では、紅茶と緑茶をあわせて「チャイ(чай)」と呼ぶ。


△赤丸内には「차(茶)」の文字

そうした事情をよく知らなかった「ヲタク」が、とりあえずチャイを
注文した時、店員(ロシア人女性風)から、紅茶と緑茶のどちらに
するのかを聞き返された。


△緑茶は1瓶で1000ウォン

せっかくなので、「ヲタク」はロシア風の緑茶を飲むことにした。

真夏に熱い緑茶を飲むのも、なかなか乙なものだ。ただし、味は日本の
緑茶とはずいぶん異なっていた。

ところで、この店の経営者らしく(さらに女性の夫っぽく)見えた
東洋系の男性が、店内で「ヲタク」が見たこともないロシア(ウズベク?)
風の大きな三角形のパンを食べていた。

「ヲタク」は、その光景からある重要なことに気づき、プサンでも
金海でも、なぜ、ほとんどのロシア料理店がウズベク系なのか、
という疑問を解くことができた。

その件については、また、別に記したい。(関連記事


(終わり)


参加カテゴリ:地域情報(アジア) 


草梁のサマルカンド

2010年12月30日 |  ┣ロシア料理

2010年冬のプサン訪問では、プサン駅前の大通りに面した
通りで、1軒のロシア料理店が目にとまった。


△ロシア文字で「サマルカンド」

プサンはロシアのウラジオストクとの間に定期航路を持っており、
多くのロシア人がプサン駅前の外国人向け商店街を訪れて
いることは、過去、このブログでも何度か紹介している。



プサンとロシアは、けっこう深いつながりがある。

韓国人を相手にロシア料理を提供しようという食堂があっても
不思議ではない。

ただ、店名はなぜか、ウズベキスタンの都市名である
「サマルカンド」となっている。

サマルカンドは、韓国語では「사마리칸트」(サマリカントゥ)。

近い将来、プサンで本格的なロシア料理を賞味してみるのも
悪くはないだろう。




(終わり)


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