2013年、米サンフランシスコ市は、橋下大阪市長(当時)の
「慰安婦は必要だった」発言に抗議する意味で、予定されていた
橋下市長の同市訪問を取り消した。
橋下発言に強く憤慨する韓国系、中国系を中心とする市民世論に
配慮した上での判断だった。
橋下元市長(大阪維新の会元代表)のイエスマンである現大阪
市長は、「親分」の受けた「屈辱」の意趣返しでもするつもりなの
だろうか?
現市長は、サンフランシスコ市が市民団体の慰安婦像寄贈を市の
公共物として受け入れたことに反発し、60年にも及ぶ同市との
姉妹都市関係を破棄することを決めた。
背後に安倍首相との連係もあるのかもしれない。
いずれにしろ、大阪市民は、実に貴重な財産を失った。
今回の大阪市のヒステリックとも思える過剰反応は、日本を
代表する大都市の歴史に、暗い汚点を残すことになるだろう。
一体、大阪市民は、いつまで彼らのような無責任でスタンドプレー
好きな右派政治家に振り回されるつもりなのだろうか?
サンフランシスコの市民団体が主張する「数十万人の強制連行」に
問題があることが事実だとしても、大阪市には、慰安婦問題の史実の
実証的研究を支援し、その成果を世界と共有しながら、反省と
教訓の糧にして行くくらいの度量と見識を示してもらいたかった。
サンフランシスコ市は、何も日本や日系人を貶(おとし)める
ために慰安婦像を承認したわけではなく、女性に対する性暴力を
許さない意思の象徴として承認したのである。
ここでは、韓国YTNの報道から数枚のキャプチャー画面を翻訳練習
しておく。
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■美 샌프란, 위안부 기림비 수용...오사카, "자매도시 파기!"
米サンフランシスコ、慰安婦像承認...大阪、姉妹都市破棄!
(YTN 11月24日)
(終わり)
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