△深夜のプサン駅
2007年夏の韓国で、「ヲタク」は初めて釜山発ソウル行きの夜行
列車に乗った。
「ヲタク」家族と妻の妹家族、総勢9人が乗り込んだのは、釜山駅を
夜の11時に出発するムグンファ号の最終列車だ。ソウルには
約5時間後の翌日午前4時過ぎに到着する。
今回のソウル行きは往復とも、このムグンファ号の夜行を使った
ので、かなりの強行軍になった。
ムグンファ号の座席はKTX(高速鉄道)の座席よりも余裕がある
ように感じられたが、寝台ではないので、当然、寝るのは不便だ。
いい経験にはなったが、他人にはあまり薦められない方法だ。
△未明のソウル駅前
ところで、今回のソウル旅行の1番の目的はロッテワールドだった。
しかし、ロッテワールドの営業開始時間までにはかなりの時間が
あった。
そこで、「ヲタク」一行は、ソウル到着後、まずタクシーに分乗し、
未明から早朝にかけての東大門市場界隈を見物した。
△未明のミリオレ
「ヲタク」一行は、ミリオレの隣の斗山ビル「DOOTA!」の1階だけ
見物したが、衣類関係のほとんどの店は営業中だった。
△旧東大門運動場から見たミリオレ(左)と
斗山タワー「DOOTA」(右)
東大門市場から地下鉄駅に向かう途中、ソウルの都心部を貫通
する人工河川「チョンゲチョン(清渓川)」も見物した。
通りすがりに目に入ってきた「東大門」もなかなかの威容を
誇っていた。
こうして東大門市場界隈を見学した「ヲタク」一行は、その後、
地下鉄でロッテワールドのあるチャムシル(蚕室)まで移動し、
周辺のホテルで休憩(仮眠)を取った。
△ロッテワールドで遊ぶ「ヲタク」の末っ子(左)と親戚の長女(右)
そして、主目的であるロッテワールドで遊んだ後、南大門市場に
立ち寄り、夜11時にソウル駅発の夜行に乗ってプサンに戻った。
△南大門市場
今、振り返ってみても実にあわただしい節約型ソウル旅行で
あった。
△南大門市場の路地
子どもたちが喜んでいたのが何よりの収穫だった。
(終わり)
(国鉄プサン駅 2005年12月)
2004年の4月、韓国にKTXという高速鉄道が開通してくれたおかげで、
プサンを拠点とした「オタク」の活動範囲が飛躍的に広がった。KTXに乗れば
2時間40分でソウル駅に到着する。
(KTXの車内風景)
KTXはフランス式の技術を導入して開設されたので、アジアを走る
ヨーロッパ風の高速鉄道だと言ってもよいだろう。座席は少々窮屈だが、
時速300キロで走行しても、当然のことながら揺れや騒音はほとんどない。
(旧駅舎に隣接して新しく建設されたソウル駅)
(旧ソウル駅 現歴史博物館 2005年12月)
このKTXの開通が「オタク」にカフェのソウル・オフ会の開催も思い立たせて
くれた。運賃がプサン-ソウル往復で約9万ウォン(約1万1000円)かかるが、
日本でビートル往復券とKTX乗車券がセットになった割引チケットを買って
おけば、少し割安になる(2万8000円)。
2005年冬もソウルでオフ会を開くことができた。参加してくれた会員はもちろん、
このKTXにも感謝したい。
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2005年の12月26日、カフェのソウル・オフ会を開いた。
場所は、ミョンドン。アメリカ風中華料理店「ジェイド・ガーデン」が
会場だった。
△ナ・ソクチュ「烈士」の銅像
現在、韓国外換銀行本店の建つこの界隈、日本統治時代には
朝鮮殖産銀行や東洋拓殖会社の本社ビルがあったという。
今回、偶然、店の横に建っていたナ・ソクチュという「烈士」の銅像が
目に入り、そうした事実を初めて知った。彼は、日本の支配に
抗議するため、1926年、殖産銀行や東拓のビルに爆弾を
投げ込んだ独立運動の「義士」として、韓国の教科書にも登場する
人物なのだそうだ。
話をオフ会に戻そう。
△2005年冬・ソウルオフ会
年末の月曜日ということもあり、参加者は予定人数を大きく(?)
下回り、「オタク」を含めて総勢4名(日本人2名、韓国人2名)という
こじんまりとしたものになった。
しかし、皆、2度3度目の参加ということもあり、うちとけた雰囲気の
中、密度の濃い会話が楽しめた。
2次会では、10数年ぶりに「막걸리/マッコリ」を飲んだのだが、
昔のイメージは完全に打ち砕かれた。ほどよい酸味と香ばしい
風味が本当に美味しかった。
△マッコリ
さらに3次会で飲んだ「사과소주/りんご焼酎」。
どんなものか想像もつかなかったが、これまた美味しかった。
中身をくりぬいたりんごでお酒を飲ませるところなど、何とも粋な
サービスであった。
△りんご焼酎
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△2004年12月末 ソウルオフ会の様子
今年も忘年会の季節が近づいている。
カフェの方の忘年会(オフ会)の予定も決定した。
北九州市の小倉と韓国のソウル、プサンと計3ヶ所で行う事になった。
まだソウルとプサンでは開催できるかどうか、現時点でははっきり
していない。今日から、参加者を募り始めた段階だ。参加希望者が
いなければ、当然流れることになる。
ところで、この忘年会。
韓国語にも「망년회(忘年会)」という言葉がある。
ただ、数年前から「송년회(送年会)」という言い方のほうが
一般的になって来ていると言う。「망년회(忘年会)」では日本色が
濃すぎるという理由かららしい。
Yahoo!Koreaのウェブ文書検索によるヒット数もそれを裏付けている。
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송년회(送年会) 200,000
망년회(忘年会) 59,700
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