福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

甘川マウルの生みの親

2024年01月01日 |   ┗文化マウル

△写真中央部に瓦葺の本殿、遠くに甘川湾が見える

2023年冬のプサン訪問では、財団法人・太極道の関連施設も見学させて
もらった。


△甘川文化マウルにある総本山

太極道とは、ブログ主の理解では、韓国人の開祖が伝えた太極(宇宙の
真理)の教えに則り、心身の修養に励む新宗教の一派。


△正門とも言える一番大きな南門

同教団は、「プサンのマチュピチュ」として人気の観光地へと発展を遂げた
甘川文化マウルの生みの親とも呼べる団体だ。


△東門の脇に商店街の入り口

総本山の周囲は高い壁で囲まれており、東西南北に立派な門がある。



なお、一般に公開されている「甘川太極文化広報館」は、今回、あいにく
閉館中だった。


△広報館横のステージとパネル

それでも、広報館の壁一面に貼ってある、マウルの歴史を伝えるマウル
建設時の写真パネルを見ることはできた。


△甘川文化マウルは、その成立の歴史から「太極マウル」とも呼ばれている

このパネルを見るだけでも、宅地造成から住宅建築、そして集団移住に
至るまで、信者らがこのマウル建設に傾けた熱いエネルギーと多大なる
労苦がしのばれた。


(終わり)

段々畑の野菜たち

2024年01月01日 |   ┗文化マウル


2023年冬のプサン訪問では、甘川文化マウルの段々畑を初めて見学した。


△育つニンニク

観光農園でも何でもない。



傾斜の険しい山肌を階段状に開墾し作られた、文字通りの段々畑。



エチケットを守りつつ、足元に十分用心しながら歩く必要がある。



現在、野菜が栽培されているこの段々畑ではあるが、もしかすると、最初は
隣接する住宅街と同じように、宅地目的で整地されたのかもしれない。


△マルチを張ってネギを栽培

いずれにしろ、小型の耕運機さえ搬入が難しい山肌の露地で、季節の
野菜が栽培されている様子を、この目でしっかり見学させてもらった。


△段々畑の一角には小さな泉

できれば、再度、この段々畑を訪れてみたいと考えている。


△農具を入れる物置?

今度は、マウルの住宅街の最上部から横に伸びた山道を歩いて段々畑の
最上段まで行き、そこから畑道を下ってみようと思う。

(終わり)

文化マウルの果てに

2024年01月01日 |   ┗文化マウル

△別名「プサンのマチュピチュ」

2023年冬のプサン訪問では、久しぶりに甘川文化マウル(村)に足を
運んだ。


△傾斜地の住宅街が人気観光地に

世界中から集まった大勢の観光客の間をすり抜け、ブログ主が向かった
のが、マウルの果ての段々畑。


△マウルの果てには段々畑

段々畑のふもとを通る道でも、楽しそうに散策する親子連れの外国人
観光客を数組見たが、さすがに、段々畑にまで足を踏み入れる物好きな
外国人観光客は、ブログ主以外にはいなかった。


(終わり)

甘川マウルの段々畑

2023年12月25日 |   ┗文化マウル


ブログ主のブログ主による、ブログ主のためだけのプサン一人旅。



2023年冬のブログ主のプサン訪問で、ブログ主が最大の目的にしていた
のが、甘川文化マウルの外れにある段々畑の見学だった。



マウルの住宅地は、今や外国人観光客にも大人気のスポット。

今回、マウルまで乗った小型のコミュニティバスの最後列の座席で
ブログ主の横に座った3人連れも、インド人の青年たちだった。


△ブログ主の目的地はマウル外れの段々畑

そんな外国人観光客たちも関心を向けないのが、マウル外れの段々畑だ。



ブログ主は、この段々畑に足を踏み入れ見学することで、大げさに言えば、
「土」や「農」に対する何らかのインスピレーションを得たいと期待して
いたのだ。



それというのも、この年末、ブログ主自身が故郷の農協の組合員となり、
兼業農家としての第一歩を踏み出したばかり。



小さな機械さえ入らない傾斜地で野菜を栽培し続ける人々の執念というか、
土との向き合い方に学ぶことができれば、ブログ主の今後の人生に、きっと
いい示唆を与えてくれるに違いないと思ったのだ。



段々畑の様子は、自慢のニコン(ミラーレス一眼)でも様々に撮影させて
もらった。


△段々畑のすぐ下に太極道の本部寺院

そちらの写真については、後日、整理してこのブログに公開していく
つもりだ。

(終わり)

パステルカラーの甘川洞

2019年08月05日 |   ┗文化マウル

2019年夏のプサン訪問にまつわる報告も、ついに今回で最後。

写真は、甘川文化マウルの148階段で撮影した1枚。階段の中腹に
設けられた休憩スペースから撮ったものだ。

住宅の壁や屋根に塗られたきれいなパステルカラーは癒し系。

こうした写真を見ていると、また、文化マウルの階段を上って
みたくなる。


(終わり)


甘川マウルのオブジェ

2019年08月03日 |   ┗文化マウル


△ギターの先に見えるのは甘川湾

2019年夏の甘川文化マウルで、「ヲタク」が気に入ったオブジェ。



当日は、このギターのオブジェの周辺で休憩を取らせてもらった。

(終わり)


甘川マウルの展望台

2019年08月03日 |   ┗文化マウル


△甘川文化マウル最上部に位置する無料展望台

2019年夏の甘川文化マウルでは、メインストリートの高台に
位置する展望台にも足を運んだ。


△家屋の屋上を利用した展望台

当日は、海霧のせいで展望は良くなかったが、幻想的な雰囲気は
楽しめた。



「プサンのマチュピチュ」の名に恥じない光景だったと言えよう。



(終わり)


甘川文化マウルの空家

2019年08月01日 |   ┗文化マウル


△甘川文化マウルの空き家

2019年夏のプサン甘川文化マウルでは、街中に点在する空き家や
廃屋の無残な姿も目の当たりにした。

表通りに立ち並ぶオシャレな店舗やアートとは対照的な姿である。


△コンクリートの構造と一部、スレートが残る廃屋

マウルは険しい谷間の傾斜部に形成された街であり、生活環境という
面では、元来、厳しいハンディを抱えた土地柄である。


△黄色の家は空き家

いくら街の表面をアートで飾り、観光客を呼び込んだところで、住民の
生活環境が根本的に改善されるわけでもない。


△コンクリートの構造だけが残る廃屋

空き家や廃屋が増える理由も、容易に推測できる。


△窓の壊れた空き家

現在までのところ、甘川文化マウルが、観光地として大きな成功を
収めたことは間違いない。

ただし、若い人が住みたくなるような街として再生できたのか、
と言えば、難しいところだろう。

「ヲタク」としては、今後とも、マウルの挑戦に関心を持ち続けたい
ものだ。


(終わり)


甘川文化マウルの細道

2019年08月01日 |   ┗文化マウル


△マウルの内部には細い小道が網の目のように走っている

2019年夏のプサン訪問では、甘川文化マウルを精力的に歩いた。



その際、かなりの枚数の写真を撮った。



ここでは、見る者をマウルの小道に誘い込むような(?)写真を
数枚、紹介してみたい。


△作りの新しい休憩所

見ての通り、マウルの道は実に細い。人が一人、歩いて通るのが
やっとの道がほとんどだ。

そんな小道が、街の中を網の目のように走っている。



「ヲタク」にとっては、また、足を踏み込んでみたくなる小道の
数々である。


(終わり)


釜山甘川洞の赤シャツ

2019年07月29日 |   ┗文化マウル



2019年夏に訪れたプサン市甘川洞文化マウルは、海霧に覆われ
幻想的な雰囲気を醸し出していた。



赤シャツを着た1人の中高年男が、そんな街をずっと眺めていた。



「ヲタク」と同じく、カメラ趣味を持っているらしき、この男。どこの
国の男なのかは知らないが、背中には、中高年男にしか出せない
哀愁と渋みを漂わせているではないか。



一体、この男はこの街に何を思い、どんな写真を撮っているのか、
大いに気になった。


(終わり)


プサンと中国人観光客

2016年08月07日 |   ┗文化マウル

2016年夏のプサン訪問では、数か所で中国語圏からの
観光客に出くわした。


△甘川洞でも中国語圏の観光客に出会う

特に甘川洞では、中年の台湾人夫婦に英語で話しかけられもした。


△ソフトクリームも韓・英・中・日の4か国語で

以前なら、日本語ばかりが目立っていた光復洞でも、店頭に
中国語だけの案内を貼り出しているような店もあった。


△この店では中国語が通じるとのこと

東アジアにおける国境を超えた人の交流は、着実に広がっている。

そのことを肌で感じた「ヲタク」であった。





(終わり)



参加カテゴリ:地域情報(アジア)


甘川訪問記(3)

2016年08月06日 |   ┗文化マウル



2016年夏の甘川訪問記の最後に、「ヲタク」が甘川洞の
住宅街の中を歩きながら撮影した写真を、数枚記録しておく。



時間と体力の制約から、そう長い距離を歩けたわけではない。



それでも、急斜面の生活の息吹を感じながら歩く時間は貴重だった。



「ヲタク」にとっては、全くの非日常的空間だ。



街の住民は適度に観光客慣れをしてくれていて、カメラを肩に
かけた「ヲタク」に、ことさら好奇の目を向ける人もなかった。



まだまだ、歩きたい路地、登りたい階段がたくさんあった。

是非、また訪れてみたい街である。


(終わり)



参加カテゴリ:地域情報(アジア)


甘川訪問記(2)

2016年08月06日 |   ┗文化マウル



2016年夏の甘川洞訪問では、事前に一か所だけ具体的な
立ち寄り先を決めていた。

それは、屋上が展望台になった喫茶店だ。


△喫茶「우인(友人)」

当日、その喫茶店はすぐに見つかった。

その店では、入店後すぐ、カウンターで飲み物の注文と支払を
済ませ、飲み物を受け取ってから、好みのテーブルに向かう
システムになっていた。

「ヲタク」は、カフェラテを注文し受け取った。



後は、飲み物を持って1階のテーブルに座ろうが、屋上の
展望台に行こうが自由。



「ヲタク」は目当ての屋上に上がった。



遠くに甘川湾の入り江を望む眺望は、「ヲタク」が予想していたより
ずっとすばらしかった。



「ヲタク」は、ただただ眼下の景色に見とれ、夢中でカメラのシャッターを押した。



「ヲタク」が思うに、この街には朝焼けが似合いそうだ。

なお、ちょっと気になったのが、この喫茶店よりもさらに高台に
ある展望台の存在だ。


△喫茶「友人」屋上から他の展望台を発見

今回は足を運ぶことを見送ったが、後学のため記録しておく。



(終わり)



参加カテゴリ:地域情報(アジア)


甘川訪問記(1)

2016年08月05日 |   ┗文化マウル


△甘川文化マウル入口

2016年夏のプサン訪問で、「ヲタク」は初めて甘川文化マウルを
訪ねた。


△「ヲタク」はバス停の奥から街に入った

「プサンのマチュピチュ」との異名を持ち、近年、観光地として
大きな注目を集めている街である。



もともと、この街の歴史は、朝鮮戦争の避難民たちが甘川湾の
入り江の奥に位置する谷間の斜面を上へ上へと削りながら定着した
「難民村」に始まるとされる。



何としても生き抜こうとする、なりふり構わぬ強烈な個々の意思の
集合が作り上げた街である。



「ヲタク」は、その迫力に圧倒され、しばらく立ちすくんだ。



この街の空気からは、なじみ深い草梁洞の街よりも、さらに強い
切迫感のようなものが感じられた。




(終わり)



参加カテゴリ:地域情報(アジア)