2024年夏のプサン港国際ターミナルのトイレ内で見かけた注意書き。
日本ではちょくちょく目にする洋式便座の使用法に関する注意書き(上記
画像の上)だが、これをプサンで目にしたのは今回が初めてかもしれない。
それにしても、洋式便座のフチに足をのせてまたがるような人が、本当に
いるのだろうか?
疑問を感じながら撮影した。
(終わり)
2019年冬のプサン港国際ターミナルでも、トイレの
使用法に関する注意書きを目にした。
どうやら、一過性の取り組みではなく、本気で
トイレの使用法の変更を考えているようだ。
応援したい。
(終わり)
2018年夏のプサン港国際旅客ターミナルで、ちょっと驚く光景を
目にした。
△ターミナル内のトイレ
着替え(汗だくになったシャツと上着)と用足しを兼ねて、トイレに
立ち寄った時のことだ。
非常に目立つところに張り紙があった。
△「(使用後のペーパーを捨てる)ゴミ箱のないトイレ」
最初は我が目を疑った。
△トイレの個室にも同じ趣旨の張り紙が
これまでのトイレ使用法とは180度異なる使用法ではないか。
「ヲタク」の脳裏には「諸行無常」の言葉が浮かんだ。何ごとも
永遠に変化しない物など、この世にはないのだ。
もちろん、韓国社会全体から見れば、このターミナルで見たトイレ
文化の変化など、実に小さな変化である。
しかし、清潔で衛生的なトイレ文化の普及に向け、非常に大きな
可能性を秘めた第一歩であることは間違いない。
(終わり)
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韓国のスポーツ映画「パーフェクト・ゲーム」(2011年)を見ていて、
「ヲタク」の目を釘付けにしたシーンがあった。
物語の本筋とは全く外れた話題なので、少々、気が引けたが、結局は、
記録することにした。
それは、韓国のトイレ文化にまつわる話である。
△ビジター側選手トイレの故障で両軍選手が共用することになったトイレ(映画より)
映画の中で、選手らのトイレ(大)のシーンが登場した。
そのシーンでは、「使用後のペーパーを専用のゴミ箱に捨てる」という
トイレ文化が、かなりリアルに描かれていた。
△ペーパーが切れて困っているロッテ選手の頼みを無視するヘテ選手(映画より)
正直、そこまで細部にこだわる必要があるのか、という疑問を感じない
わけでもなかったが、そこにペーパー入りのゴミ箱があることで、この
シーンのリアリティーが格段に増したことは間違いない。
(終わり)
△「便器にトイレットペーパーを流さないでください!」
2017年夏、金海市の金首露王陵を訪ねた折り、トイレを使用し、
記念に写真も撮った。
トイレの個室内に、わざわざ画像を添えて、注意書きが貼って
あった。
こうした注意書きを貼らなければならないくらいに、韓国式の
トイレ使用法を守らない韓国人が存在していることも、推測
できる。
(終わり)
△プサン港国際旅客ターミナル
2016年夏のプサン訪問では、初めて新しい国際旅客ターミナルを
利用した。
△高速船ビートルのカウンター(3階)
例によって、トイレの使用法も確認しておいた。
日本語しかわからない人には伝わりにくいと思うが、やはり、
使用後のトイレットペーパーはごみ箱に捨てるように、と
書かれていた。
韓国式の使用法だ。
さらに、韓国語オンリーの注意書き(写真下)には、こう書いてある。
トイレットペーパー、ウェットティッシュ
便器に流さないでください。
清潔なトイレ文化は私たちの姿です。
今日も幸せな1日をお過ごしください。
△さいわい(?)このトイレのごみ箱に使用後のペーパーはなかった
正直、トイレットペーパーをフタもついていないごみ箱に捨てるやり方を
「清潔なトイレ文化」とする認識には、少々驚いた。
これは、美観や臭い、衛生上の問題などを一切度外視する一方、自らの
文化や生活習慣を絶対視し、さらには美化する自文化中心主義の一つの
事例と見ていいのかもしれない。
唯一の救いは、日本人利用者に対し、ことさらに日本語で韓国式の
やり方を強要するような張り紙がないことか。(※関連記事)
「ティッシュはごみ箱に」だけなら、大概の日本人利用者は、
よく意味がわからないまま、通常通り事を済ませるだけで、特に
不愉快な思いはせずに済むだろう。
いずれにしろ、「ヲタク」としては、今後とも韓国のトイレ文化に
こだわり続けていくしかなさそうだ。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
2013年暮れのプサン訪問で、「ヲタク」は日系のビジネス
ホテルチェーンである東横イン・釜山駅2に宿泊した。
長年にわたり韓国のトイレ文化に人一倍(?)の関心を
寄せてきた「ヲタク」なだけに、このホテルでも、どうしようも
なくトイレが気になった。
そこで確認したのが1階ロビー奥のトイレ。
郷に入りては郷に従え、ということか。
注意書きには、トイレットペーパーをゴミ箱に捨てるよう
3ヶ国語で書かれていた。
日本語と英語にはないが、韓国語には「변기가 막히오니
(便器が詰まりますので)」という理由も添えてあった。
はたしてその理由に合理性があるのか否かの問題は
さておき、日系ホテルと言えども、現地のトイレ文化
(使用法)を尊重している、というわけだ。
なお、同じトイレ内で日本語のちょっとした誤表記も
見つけてしまった。
これは、このホテルが日系とは言え、韓国人スタッフ中心で
運営されていることの証左くらいに受け止めた。
(終わり)
3月22日、高速道路の九州自動車道を福岡から熊本市へと
走る途中、一度だけサービスエリアで休憩した。
△九州道の某SA
例によって、そのサービスエリアで目にしたいくつかの
韓国語表示を携帯の写真に収めてきたので、この場に
記録しておく。
なお、その時、サービスエリアには観光客とおぼしき
多数の韓国人が居合わせたことも書き添えておく。
■自動販売機の韓国語
飲料水の自販機に韓国語と中国語併記の2ヶ国語の
ステッカーが貼ってあった。
自販機に外国語の案内とは、あまり目にしたことのない
光景だった。
「어서 오십시오」は「いらっしゃいませ」。
「코인 투입구」は「硬貨投入口」。
かなり目立つステッカーなので、韓国人や中国人にも
大いにアピールしそうだ。
■微妙におかしな韓国語
サービスエリアのトイレ内で微妙におかしな韓国語を
発見した。
주의 바닥이 젖어
미끄러지기 쉽다
注意 床が 濡れ
滑り やすい
■日韓トイレ文化の衝突
トイレの個室内には2種類の表示があった。
洗浄ボタンの説明は親切だ。
また、使用後のトイレットペーパーを水に流すことを
合理的な理由とともに促している点には好感が持てた。
ただ、使用後のトイレットペーパーを水に流す行為は
「間違い」であり、専用のゴミ箱(汚物入れ)に入れる
のが「正しい」と考えるトイレ文化に忠実な韓国人なら、
この「押しつけがましい」表示を見て微妙に不愉快に
なるかもしれない。
そもそも、トイレットペーパーは水に溶けないッ、などと
思っている韓国人などいないのだ。
よくよく考えてみれば、文化や生活習慣の違いが
絡(から)むこの種の表示では、ただ単純に、使用後の
トイレットペーパーを便器に流す日本の習慣に
協力してほしい旨(むね)を伝えるだけで十分なの
かもしれない。
<参考になる過去記事>
・「文化」訳(2005年12月)
・韓国のトイレ文化(2007年8月)
・星希とコビーのトイレ(2010年1月)
・セコマル号のトイレ(2010年8月)
・教保文庫で「憤慨せよ」(2011年8月)
△「やっぱりオマエはトイレフェチだな」
△「トイレの中から聞こえるカシャっという
シャッター音が不気味でした」
(終わり)
2011年夏のプサン訪問では、西面の教保文庫にも足を運んだ。
例によって、教保文庫の入る現代的なビルのトイレが気になり、
のぞいてみた。
△お客様にお願い!!!「使用後のトイレットペーパーは
ゴミ箱に捨ててください。ありがとうございます」
やはり。
△「トイレットペーパーはゴミ箱に・・・」
現代的なビルであっても、韓国式のトイレ使用法に例外はなかった。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
2009年冬のプサン訪問で、「ヲタク」と上の子2人は、行きの
片道では関釜フェリー(下関-釜山)を利用し、帰りの片道では
日韓高速船(釜山-博多)を利用した。
年末の28日午後まで課外授業のあった長女(高1)に合わせる
ため、こうした変則的な方法を取ったのである。
しかし、結果として、長女(猛烈すぎる進学校?)のおかげで、
おもしろい発見ができた。
と言うのも、今回のプサン訪問では行きも帰りも偶然、日本側と
共同運航している韓国側の船に当たったのだ。
行きは「星希」(釜関フェリー)、帰りは「コビー」(高速船)だった。
そして、「ヲタク」は、この2隻の韓国船におけるトイレの使用法に
ついて、あらためてこの目で大きな違いを確認することになった。
まずは星希号。
△星希号のトイレ入り口にあった注意書き
星希号のトイレの入り口には「トイレットペーパーは?便器の
中に捨ててください!トイレットペーパー以外は?ごみ箱に
捨ててください!」と書いた注意書きが貼られていた。
△星希号のトイレ個室内にあった掲示
さらにトイレの各個室のドアの内側にも、韓国語で注意書きが
してあった。
△星希号トイレのお願い事項
「협조사항(お願い)」の内容はこうだ。
「ご使用になられたトイレットペーパーは、必ず便器の中に
お捨てください。ごみ箱は、トイレットペーパー以外の
ごみ専用です。ご協力に感謝いたします。」
つまり日本のトイレ使用法と同じだ。
一方、帰国時に利用したコビー号のトイレには、次のような
掲示がなされていた。
常連の読者にはクドイと感じられるかもしれないが、一応、紹介
しておく。
△コビー号のトイレ内
今回は、さらに英語と中国語による表示も撮影してきた。
(ただし、中国語は不正確)
△コビー号のトイレ内
つまり、コビー号では、星希号とは異なり、韓国国内を基準に
したトイレの使用法を乗客に求めているのだ。
星希とコビーは、同じ韓国船ではありながらも、トイレの使用法は
全く異なっている。
おそらくは、就航時期(釜関フェリー就航1983年/コビー就航
2002年)が大きく異なるので、それぞれの時代背景の中で、
経営陣、及び従業員らの意識や考え方に違いが生じ、トイレの
使用法にも、こうした違いが生じたのだろう。
(終わり)
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△「ヲタク」父子が乗った高速船「コビー号」
2009年の夏、「ヲタク」と長男(中2)は、里帰り中の妻と
末っ子(小2)を追ってプサンに渡った。
学校の課外授業や部活のある長女(高1)を福岡に残したままの
プサン訪問だったので、「ヲタク」父子のプサン滞在予定は、
今までになく短い2泊3日。
その日、「ヲタク」父子が乗った船は、JR九州の「ビートル号」と
共同運行されている韓国側の「コビー号」だった。
△接岸したコビー号
ところで、ターミナルの展望テラスから、接岸するコビー号を
見ていて、また一つ、どうでもいいことに気が付いた。
ビートル号とコビー号の接岸場所は違う。
ビートル号は、上記写真で言えばコビー号の手前のスペースに
接岸することになっている。
そして、船の接岸場所が違えば、当然、乗船場所も異なる。
△ビートル号の乗船場所
コビー号に乗る場合、乗客は、ビートル号の乗船場所を右手に
迂回し、さらに少し専用通路を歩かなければならない。
△コビー号乗り場に向かう長男
上記写真は、コビー号の乗船場所まで、専用通路を歩く
長男の後ろ姿。
ちなみに、ここ数年、「コビー号」に乗船した「ヲタク」が必ず
やることがある。
それは、座席の後部にあるトイレのチェックだ。
△コビー号のトイレ内に張られた注意書き
使用後のトイレットペーパーを便器ではなく専用のゴミ箱に
捨てるという韓国のトイレ文化が、日韓国際航路を走る
高速船の中でも健在している様を確認するためだ。
「ヲタク」は、実にくどい性格の持ち主だ。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
△国際旅客船ターミナルからプサン市街を望む(8月1日)
2007年夏の訪韓は、台風の影響で、急遽帰国の予定を早めた。
当初、8月2日乗船予定の「ニューかめりあ」を1日に変更して
もらおうと思ったのだが、あいにく1日の便は予約が満席で乗れ
なかった。
そこで、やむを得ず空席のあった高速船に乗って帰ってきた。
△博多港に到着したコビー号
その日、「ヲタク」が乗った高速船は韓国のコビー号だった。
△元祖コビー号(1号)
対馬海峡を約3時間で渡る快適な船旅だった。座席にもゆとりが
あり、乗り心地がよかった。
さいわい、くじらにぶつかることもなかった。
ところで、「ヲタク」はコビー乗船中、少し気になることがあったので、
この際だと思いコビー号のトイレ(1階)を見学した。
△便座に座って正面
すると、数年前の記憶に比べるとかなり地味で丁寧な文面には
なっているが(別のコビー号の可能性もある)、そこにはやはり
トイレットペーパーの捨て方についての注意書きが貼られて
あった。
△「トイレットペーパーは必ずごみ箱にお願いします」
排水管などに不備があり実際にトイレがつまりやすいという
問題があるのならば、使用後のトイレットペーパーをトイレ用の
「ゴミ箱」に捨てることも少しは理解できる。
しかし、そうした合理的な理由の考えられない場所での、こうした
習慣の「押し付け」は、この習慣が韓国の一つの文化であることを
物語っている。
△便座に座って右。日本語が間違っているが文意は正面と同じ。
「ゴミ箱」の写真までは撮っていないが、箱にふたは付いていない。
臭いや美観に敏感な(?)人には、なかなかなじめないのが
韓国のトイレ文化だと言えよう。
(終わり)