■범죄해결 특수반 「犯罪解決特殊班」 〇〇〇--
(1097)
2020年に公開されたインディーズ系のアクション映画。
△舞台は大都会ソウル(映画より)
表向き「特殊清掃専門会社」を運営する4人の青年
男女が、裏の依頼を受けて、大都市の闇に巣くう
ゴミ(凶悪犯罪者)を、命がけで掃除する。
4人は、それぞれ超人的な腕力と美貌と詐欺師的話術、
天才的ハッキング技術などを持っている。
△「特殊清掃専門会社」の事務所(映画より)
現代韓国版の必殺仕事人のようなドラマだ。
△主人公らの会社名は「Kクリーナー」(映画より)
この作品では家出少女やいじめられっ子などの青少年を
食い物にしていた悪徳業者と犯罪集団の2つを、掃除
(退治)した。
そこそこ見ごたえのあるドラマだった。
(終わり)
■기생충 흑백판 「寄生虫 白黒版」 〇〇〇〇--
(1096)
2019年度のカンヌ映画祭とアカデミー賞で
作品賞を同時に受賞した韓国映画の金字塔。
この作品は、その白黒版(カラー作品については、
釜山で鑑賞)。
持てる者と持たざる者、そして持たざる者同士の
間に横たわる絶望的断絶が生み出す悲喜劇を描いた
ブラック・コメディだ。
今回、この映画を見ながら、あらためて「ヲタク」が
注目したシーンが2つあった。
△いわゆる「ジェシカソング」(映画より)
一つは、韓国人なら誰でも知っている「独島(竹島)
ソング」のメロディーに乗せて自分がなりすます
架空の人物の名前や出身大、学科の先輩名などを
諳(そら)んじるシーン。
△左上にチャパゲッティとノグリ(映画より)
そしてもう一つが、社長家の間食であるチャパグリを
作って食べるシーン。
△高級韓牛のサイコロステーキも入っている(映画より)
チャパグリとは、即席麺のチャパゲッティ(即席
チャジャン麺)とノグリ(即席激辛韓国ラーメン)の
ミックス麺。
社長家では、これに高級韓牛のサイコロステーキが
ふんだんに投入される。
△チャパグリにスープはない(映画より)
映像で完成品を注意深く観察すると、チャパグリには
スープが全くない。
そこから、見かけはチャパゲッティ(チャジャン麺)に
近いことがわかる。
△カラー作品より
残念ながら味はわからない。
△カラー作品より
ただし、「ヲタク」自身、両方とも食べたことは
あるので、ある程度、想像は可能だ。
△赤みはないが、けっこう辛いことが予想される(カラー作品より)
おそらく、ノグリの粉末スープが加わっている分、
甘い黒みそ風味に激辛ラーメン風味の強烈なパンチ力が
加わっているはずだ。
韓国では一時期、映画とともに大きな話題になった
料理ではあるが、「ヲタク」は特に食べたいとは
思わない。
いずれにしろ、このチャパグリのシーンについて
だけは、本来のカラー作品で実際の色具合を確認
せずにはおれなかった「ヲタク」である。
(終わり)
5月28日のNHKニュースから、小倉城(北九州市)の
入り口に張られた「お知らせ」の画像を記録させて
もらう。
日・韓・中(簡体字/繁体字)・英の5か国/地域語表示だ。
ハングルの「임시 휴업」は、漢字語で「臨時休業」。
(終わり)
■개들의 전쟁 「犬たちの戦争」 〇〇〇--
(1094)
2012年に公開された青春ドラマ。
映画の舞台は、京畿道抱川(ポチョン)市。
「男らしく」犬を叩き殺し鍋にする冷酷さもない。
先輩不良の理不尽で横暴な暴力を跳ね返すだけの
反骨さも持ち合わせていない。
△犬は助かり、見ている「ヲタク」も一安心(映画より)
それでいて、弱い者いじめだけは得意。
△中華料理店の配達夫は主人公たちにいじめられている(映画より)
実に中途半端な、街のゴロツキ青年たちが、この
映画の主人公。
△先輩不良の指をスコップで切り落とす主人公ら(映画より)
そんな彼らが、ついには、横暴な先輩グループに対し、
戦争をいどむ。
ある日、彼らは先輩不良を襲撃し、先輩の指を1本
切り落とすが、その後、先輩グループからの仕返しが
怖くなり逃げ回る。
そして、主人公らが逃げ回るシーンで映画が終わる。
何とも締まりの悪い結末ではあったが、物語の
展開にはけっこう引き込まれた。
(終わり)
■실어증 「失語症」 〇〇---
(1093)
2018年に公開された短編ドラマ。
幼いころ、交通事故で母親を失った衝撃で失語症を
患って生きてきた女性が、ある男性と同棲し、
傷付けられ、結局、別れる物語。
「君は話せないのではなく、話そうとしていない
だけだ」。
△うまく言葉をつなげない主人公を責め立てる男性(映画より)
これは、男性が主人公と別れる前、場面によっては
全く声が出なくなる主人公を責め立てながら、投げ
かけた心ない言葉だ。
結局、彼も彼女を「理解」し「保護」してあげよう
とはしたが、ありのままの彼女を愛し、彼女の
生き辛さや苦しみに共感してくれる相手ではなかった。
全く救いのない映画だった。
(終わり)
久しぶりのシャープペンネタになる。しかも、ちょっと
古い話だ。
約半年前(正確には2019年11月)、「ヲタク」の好きな
パイロットのシャープペンシル、ドクターグリップに
新しいシリーズが加わった。
その名も「ドクターグリップ エース(Dr.Grip ACE)」。
ペン先に芯が折れにくい構造を採用した、新しい
タイプのドクグリだ。
芯径は0.5㎜と0.3㎜の2タイプ。
△ドクターグリップ・エース0.5㎜
残念ながら「ヲタク」の欲する0.7㎜タイプはない
ものの、古くからのドクグリファンの1人として、
とりあえず、0.5㎜タイプを1本買ってみた。
△グリップの感触は文句なし
にぎり心地(グリップ)は従来通りだが、その書き
心地については、ドクグリファンの間でも評価が
分かれそうだ。
正直、「ヲタク」の指先には、ペン先から伝わって
くる微妙なグラツキ感が、今一つしっくりこない。
それにしても、写真で見る「ヲタク」の指先は、
いくら柔道経験者(二段)とは言え、あまりにも
武骨である。
(終わり)
■범털 「塀の中の帝王」 〇〇---
(1092)
2020年に公開された異色の社会派アクション。
主人公は、ある刑務所で受刑者のボス的な存在の
人物。腕力が強い上に人情に厚く、受刑者らから
頼りにされている。シャバでは、小さな暴力組織の
ヒョンニム(親分)をしていた。
「범털(虎毛)」とは、主人公のような大物受刑者を
意味する刑務所内の隠語。
△映画の舞台は某刑務所(映画より)
その主人公が懲役生活を送っている刑務所に、新しく
巨大暴力組織の悪徳ボスが収監される。
悪徳ボスは有力政治家とコネもあり、刑務官や
受刑者を買収し、刑務所を恐怖支配しようとしたが、
主人公らがその悪だくみを打ち砕いた。
ただし、悪徳ボスは、刑務所を支配することには
失敗したが、裁判ではコネとお金に物を言わせ、
晴れて逆転無罪を「勝ち取り」、早々と刑務所を
出て行った。
ナンセンスと言えばナンセンスだが、社会の矛盾を
ついた、なかなか見ごたえのある映画だった。
△中華料理店の配達夫をしていた実直な青年<右>(映画より)
この映画で印象に残ったのは、脇役ではあるが、
主人公と同じ雑居房に入ってきた新入りの青年。
彼は、中華料理店の配達夫(店主の息子)。
店の立ち退きを要求し父親に暴力を振うヤクザ
たち(ビル所有者が雇った「用役」)に、厨房の
包丁を突きつけ抵抗したため警察に逮捕され、
収監された。
内心、彼がチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)を
配達するシーンを期待しながら、注意深く映画を
見進めて行ったのだが、結局、そういうシーンを
目にすることはなかった。
チャジャン麺のシーンが出てきそうで出てこない。
そんな韓国映画だってある、という話だ。
(終わり)
■호텔 레이크 「ホテル・レイク」 〇〇〇--
(1091)
2020年に公開されたサスペンスホラー。
父親が異なる年の離れた2人の姉妹が、亡き母親の
親友だったホテル支配人の女の闇を暴いていく。
△事件を通じ絆を深めていく主人公の姉妹(映画より)
支配人の女は、数年前、一人息子の自死に強い
衝撃を受け、精神のバランスを失ってしまった、
悲しいサイコパス(異常人格者)だった。
彼女はホテルの秘密の地下室でいっしょに暮らして
いるミイラの息子に妻をめとらせるため、息子の
幼なじみでもある美しい主人公を殺害し、同じく
ミイラにしようと企んだ。
しかし、主人公の母親を始め、支配人の手にかかり
無残な死を遂げた者たちの霊が、主人公に力を与え、
闇に包まれていた支配人の犯罪の全貌を明らかに
していく。
主人公の幻想や回想と映画的現実、そして怪奇現象が
複雑に絡まり合い、話のつながりがわかりにくい面が
あったが、そこそこ見ごたえのある作品だった。
(終わり)
2020年5月下旬、佐賀市内の避難所案内にハングルを
見つけた。
ある中学校の正門付近に案内板があった。
4か国語表示である。
大勢の被災者を体育館で雑魚寝させるような避難の仕方は、
国際的な恥さらしにしかならないとは思うが、避難所に
外国人も受け入れようとする姿勢には大いに共感できた。
(終わり)
2020年5月下旬、「ヲタク」と末っ子は佐賀市内の
「は」の付く回転寿司店で食事した。
△日・英・中の3か国語案内
その際、店内の3か国語表示にハングルがなく、残念な
思いをしたが、一方で韓国料理を発見し、ちょっと
うれしくなった。
△「ヤンニョム/양념」は「ソース、味付け」くらいを意味する韓国語
「ヲタク」自身、韓国の甘辛チキンは好物ではないが、
食べ物が媒介する異文化交流もいいものだ。
なお、回転寿司に韓国料理が与えた影響を考える場合、
すでに寿司ネタの中にも「韓国系」(正確には在日
コリアン系?)のネタが存在している。
例えば、某チェーン店の場合。
目についたメニューをホームページからキャプチャー
させてもらった。
(終わり)
△佐賀県立佐賀商業学校跡の石碑
2020年の5月下旬も、愛犬といっしょに佐賀城跡を
散歩した。
△本丸跡でくつろぐ愛犬
例によって、その折に新しく目にしたハングル
(4か国語表示)をカメラに収めた。
△まったり寝そべる愛犬
ただ、ここでまず紹介するのは、ハングルのない3か国語
表記の案内板。
正直、これは残念だった。
ぜひ、韓国人観光客にも「お願い」してあげてほしい
ものであるッ。
ただし、佐賀城跡で目にする案内板は基本的には
韓国語も含めた4か国語表記。
△日・英・中(簡体字/繁体字)・韓の5種表示
実際、佐賀城跡を訪れる外国人のうち、大半は韓国人なの
ではないだろうか?
△本丸歴史館西門
佐賀に限らず、九州で外国人観光客にもやさしい案内板を
考えるのなら、4か国語表記は基本だ。
△西側土塁石垣と門の案内
さらに、できれば中国語については、簡体字と繁体字の
2種類を表記するのが理想的だろう。
△日・英・韓・簡体字・繁体字の5種表示
佐賀城跡地では、日・英・中(簡体字/繁体字)・韓の
5つの国・地域の言語で表記した案内板も目についた。
△こちらは簡体字のみ
これなど、中国から来る観光客(簡体字)だけでは
なく、台湾や香港から来る観光客(繁体字)にも
配慮した、より実態にもふさわしい案内表示と
言えるだろう。
△左側の韓国語「工事中がなぜ了解願います」は明らかにおかしい
以上、日本でハングルを目にすると、アドレナリンの
分泌を抑えきれない「ヲタク」からの報告であった。
(終わり)
■바람의 언덕 「風の丘」 〇〇〇--
(1090)
2020年に公開されたインディーズ系の家族ドラマ。
江原道太白市を舞台に、孤児として育ち成人した
女性と実の母親が20数年ぶりに再会し、母娘の
絆を回復させる物語。
△江原道太白市の「風の丘」(映画より)
この映画では、オープニングとエンディングの
シーンに「風の丘」の風車が登場し、強い印象を
残した。
また、母親が再婚相手の死後、遺産相続を放棄する
際に押したハングルの印鑑も、全く別の意味で
印象的だった。
△遺産相続を放棄する書類に印鑑を押す母親(映画より)
韓国でも、もうしばらくは印鑑文化が続きそうな
社会的雰囲気である。
△ハングルで縦に3文字の姓名が彫られた印鑑(映画より)
総じて、なかなか見ごたえのある家族ドラマだった。
(終わり)
我が家(妻)の韓国風混ぜウドン。
△我が家の韓国風混ぜウドン
プサン出身の韓国人妻が食べている妻用の激辛
韓国風なべ料理のしめに、ウドン麺を入れて煮れば
出来上がり。
自宅飲みした「ヲタク」のしめの一品でもある。
(終わり)