■우리마을 「私たちの村」 〇〇〇〇〇
(1930)
2019年に制作された、痛快などんでん返しのある「武侠」コメディ。
韓国の映画や漫画、小説の世界では、「무협/武侠」と呼ばれる分野の
韓流カンフー物が、マイナーながら一定の人気を集めている。
この映画は、ある村に居座り横暴の限りを尽くす流れ者のカンフーの
達人が、想定外の正義の男に退治されるまでを描く、ナンセンスコメディ。
意外性に富んだ非常におもしろいB級コメディ映画であった。
ところで、この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、しっかり登場してくれた。
△村人が立ち寄った粗末な町中華
村長の指示を受け、村に居座る横暴なカンフー使いを退治してくれる
正義の武術家を探しに旅に出た村人が、ある町の中華食堂で食事を
するシーンだった。
△メニューはチャジャン麺、チャンポン、うどんの3種類
背景となる時代設定が韓国独立直後だったこともあり、壁のメニューに
書かれたチャジャン麺(「자장면」)の表記が昔風だった。
△チャジャン麺をかき混ぜる村人
その店で村人が食べた料理がチャジャン麺だった。
△チャジャン麺を食べる村人
ネタばらしをすれば、物語の最後の最後に、村を救う真の正義の味方は、
この中華食堂で配達夫をしていた、一見、だらしのない単なるホラ吹きに
しか見えない男だった。
たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。
韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、今やっと緒に
就いたばかりなのかもしれない。
(終わり)