実習生もチャジャン麺

ハートフルな韓流青春コメディ「夢精期」（鑑賞番号５６３）を、
久しぶりに再鑑賞した。

この映画には、中途半端な描写ながら、ブログ主がこだわり続けて
いるチャジャン麺（韓国風ジャージャー麺）が登場した。


△初デートは中華の「雅叙苑」で

教育実習生の女子大生が憧れの恩師である中年教師と初めて
2人で食事する場面だった。


△男性教師がチャンポンの大盛り、実習生がチャジャン麺を注文

男性教師はチャンポンの大盛りを注文し、実習生はチャジャン麺を
注文した。


△食後、2人が会話するシーン

ただし、食事シーンの描写は一切なく、注文のシーンに続いたのは、
食後の2人の会話シーンだけだった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

時には、注文されたとしても、いきなり食後のシーンに移って
しまうことだってあるのが、韓国映画におけるチャジャン麺の
運命なのだ。


（終わり）

個人商店のチャジャン麺

久しぶりに韓流サスペンス映画「私の姉」（鑑賞番号７２２）を、
再鑑賞した。


△韓国に多い街中の個人商店

この映画では、個人商店内の目立つ場所にチャジャン麺（韓国風
ジャージャー麺）のカップ麺が登場し、ブログ主の目を引き付けた。


△カウンターの後ろにはタバコとカップ麺

主人公が、亡くなった姉のアパートの近所にある個人商店で、
店主から姉のかんばしくない噂話を聞かされるシーンだった。


△青囲みがチャパゲティ（即席チャジャン麺）

カウンター後ろの目立つ場所に陳列されていたカップ麺は、
チャジャン麺類（商品名は「チャパゲティ」）１種の他、
ラーメン類が３種とチャンポン類、スパゲティ類がそれぞれ
１種で合計６種の商品だった。

韓国では、カップ麺市場においても、チャジャン麺がそこそこの
人気を確立していることがわかる。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

誰も目を向けないような細部に目を向けてこそのチャジャン麺
ウォッチャーなのである。


（終わり）

韓映画で宇宙人ロボット

■외계＋인 1부　「宇宙＋人 1部」　－－－－－
（１６７７）



2022年に公開され、150万を超える観客を動員した空想アクション
映画。

舞台は高麗時代と現代。主役は超自然的な妖力を使う人間と宇宙人。
妖力使いの人間は神剣（元は宇宙人の武器）のありかを追い求め、
宇宙人の刑務官は人間の体に注入（投獄）された宇宙の囚人を監視
する役目をおびている。そして、宇宙人たちが地球の過去と現代を
行き来しながら物語が展開していくのだが・・。


△ロボットにも似た宇宙戦士（刑務官）

はっきり言って、ブログ主には見続けることが苦痛になるくらい、
わけのわからない作品だった。

例によって、韓国語の聞き取り学習と割り切り、何とか最後まで
付き合った。

（終わり）

韓国中華 in LA

ふと気が向いて、グーグルマップを活用したロスアンゼルス（LA）
韓国中華グルメツアー（あくまで2次元バーチャル）をやってみた。

以前にも言及した記憶があるが、ロスアンゼルスのコリアタウンには、
チャイナタウンにも引けを取らないくらいに数多くの韓国中華の
レストランがひしめいている。

現代韓国の食文化が、そっくりそのままコリアタウンに持ち込まれて
いるのだ。


△LAコリアタウンには数多くの韓国中華の店が存在する

いい年をしたブログ主ではあるが、この陰気なネットグルメツアーに
ついつい時間を忘れて没頭してしまった。

地図上の各レストランには、マップ利用者が投稿した店舗の
外見や店内風景、料理、メニューなど様々な画像情報がリンク
されているので、見ているだけで、けっこうな臨場感が味わえて
しまうのだ。


△LAコリアタウンのチャジャン麺（１）

料理や食事関連の写真の中には、当然、本国でも大人気のチャジャン麺
（韓国風ジャージャー麺）に関連する写真が非常に多く含まれていた。


△LAコリアタウンのチャジャン麺（２）

ここに紹介している12枚の画像は、そのほんの一部に過ぎない。

ところで、今回のこのネットグルメツアーで、ブログ主が一番
感激させられたのは、ブログ主自身が大好物とするチャプチェパ
（炒肉飯）の画像を見れたことだ。


△LAコリアタウンのチャプチェパ

細かく言えば、ブログ主が好きなプサン中華街のチャプチェパとは
若干異なってはいるものの、ロスアンゼルスのコリアタウンにも、
本国と同じく一定数のチャプチェパ好きが存在しているのは間違い
ない。

特にアメリカを旅行したいという気持ちはなくても、LAのコリア
タウンにだけは行ってみたい気がするブログ主である。

もちろん、チャプチェパを賞味するために・・。


（終わり）

深夜の洋画にハングル

８月下旬の週末、某日深夜。

ブログ主は、トム・クルーズが悪役を演じた犯罪サスペンス映画
「コラテラル」（日本語吹替え版）を、民放地上波の深夜放送で
鑑賞した。

この映画の舞台はアメリカのロスアンジェルス。ヒスパニック系
マフィアのボスに雇われた殺し屋（トム・クルーズ）がターゲットに
した５人のうち４人目の人物が、コリアタウンを根城にした韓国系
マフィアのボスだった。


△全米最大のLAコリアタウンのネオン

その関係で、映画の画面にコリアタウンのハングルが登場した
時には、ついつい韓国語オタクの血が騒いだ。

映画鑑賞後、ネットでハングル字幕の同映画（言語はオリジナル）を
確認したところ、韓国系マフィアのボスが韓国語と英語で「쏴! 쏴!
shoot!」（撃て！撃て！シュート！）と部下に叫ぶ場面もあった。

関連シーンの韓国語と英語が聞き取れたことは、ブログ主に陰気
ではあるが小さな悦びを与えてくれた。

かように、深夜放送で洋画を見ていても、ついつい画面のハングルに
反応してしまうのが、ブログ主なのである。

（終わり）

子猫の名はモモ

■모모  「モモ」　〇－－－－

（１６７６）



2016年に公開された短編映画。GYAOにて鑑賞。

主人公女性が元カノといっしょに飼っていた子猫を引き取ることに
なったが、現在同棲中の彼女との間に微妙な摩擦が起きる。

それでも、最後に２人は和解し、子猫は新居を得る。

△子猫の名前は「モモ」

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、子猫の落ち着き
先が決まったことには、とりあえず安心させられた。

（終わり）

韓国映画で超音痴女性

■음치클리닉  「音痴クリニック」 〇〇〇－－
（１６７５）



2012年に公開されたハートフルなラブコメディ。GYAOにて
鑑賞。

手の施しようがないくらいに音痴な女性が、失恋の痛手を
乗り越え、幸せな恋を手に入れるまでのドタバタ劇を描いている。


△超音痴で酒癖も悪い主人公女性

この映画で印象に残ったのは主演女優のパク・ハソン。


△主演女優はパク・ハソン

特にブログ主好みの女優と言うわけではないが、なかなか
いい味を出していた。


（終わり）

韓映画と中華のチラシ

■목숨건 연애  「命がけの恋」 〇〇－－－
（１６７４）



2016年に公開されたラブコメディ。


△主演女優はブログ主も好きなハ・ジウォン

売れない女流推理小説家と彼女の幼なじみでもある警察官の
デコボコカップルが、ドタバタ劇の末、連続殺人犯を逮捕する。


△自宅アパートのドアの受け取り口を警戒する主人公女性

残念ながら、この映画にはブログ主こだわりのチャジャン麺
（韓国風ジャージャー麺）は登場しなかった。


△いきなり、受け取り口から何者かの手が

それでも、チャジャン麺を売っている中華料理店のチラシや配達夫、
バイクなどが登場し、ブログ主を喜ばせた。


△投げ込まれたのは中華料理店（黄飛鴻）のチラシだった

そういう意味では、この映画もまた、間接的にチャジャン麺が
登場した映画と見ることができよう。


△中華の配達夫のバイクを無理やり拝借し、駐車場に突っ込む警官

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、まだまだ
続くのである。


（終わり）

警察署でチャジャン麺

大きな総合病院を舞台に３つの人情ドラマが交差する映画
「ごめん、愛してる、ありがとう」（鑑賞番号１３０２）を、
久しぶりに再鑑賞した。

この映画では、主人公の1人である刑事が勤務する警察署で、
同僚刑事たちが出前の料理を食べる姿が背景に登場した。


△黒っぽい麺はチャジャン麺の証し

その背景の食事風景をよく見ると、例によって、少なくとも1人の
刑事がチャジャン麺（韓国風ジャージャー麺）を食べていることが
わかる。

警察署で刑事が出前のチャジャン麺。韓国映画の定番中の定番の
シーンである。

予定調和的なシーンに、ついつい安心してしまったチャジャン麺
ウォッチャーのブログ主だった。


（終わり）

チャンポンに深い敗北感

ブログ主の場合、再鑑賞しても、そこにチャジャン麺（韓国風
ジャージャー麺）が登場しない韓国映画は、ブログネタとしては
基本的にスルーしている。

異色の青春ドラマ「偽装結婚」（鑑賞番号６２５）についても、
チャジャン麺が登場しない映画なので、一旦はスルーを決めた。


△「신속배달」（迅速配達）の文字の入った中華の出前箱

しかし、結局、こうして記録に残すのには、それなりの理由が
ある。


△アルバム撮影の合い間に中華の出前を食べる女性2人

この映画の場合、チャジャン麺のライバル料理であるチャンポンに
味合わされた深い敗北感が、鑑賞後、時間がたっても消えずに
ブログ主の心に居座り続けることになった。

この敗北感にカタを着け、気持ちを切り替えるためには、こうして
記録に残すしかなかったのだ。


△女性は2人ともチャンポン

この映画で、主人公男女と女性の女友達の3人が、主人公男女の
結婚アルバムの撮影の合い間に取った中華の出前は合計3皿。

その3皿の中に、チャジャン麺は1皿も含まれてなかった。


△男性もチャンポン

3人が食べた出前の中華は、意外にも（？）3皿すべてがチャンポン
だったのだ。

このことに特に大きな意味はないにしろ、中華の出前を取って
おいて、ここまでチャンポンをそろえた韓国映画も珍しい。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

チャジャン麺が当然、登場してしかるべきシーンに登場しない
ことにもこだわってしまうのが、チャジャン麺ウォッチャー
なのである。


（終わり）

韓国映画で涙の初体験

■위대한 소원  「偉大な願い」　〇〇〇〇〇
（１６７３）



2016年に公開されたブラックでハートフルな青春コメディ。

ルーゲーリック病を発症し余命いくばくもない男子高生の
最後の願いをめぐって繰り広げられる、悲しくて、バカバカしくて、
おかしくて、そして心がじんと温まる物語。


△病室で初体験を成就した後、女性に感謝し、涙を流す男子高生

彼の人生最後の願いは、いわゆる初体験だった。できれば、
胸の大きな女性がいい、との条件が付いていた。

最初は抵抗を感じながらの鑑賞だったが、途中から、物語の
展開にすっかり引き込まれてしまった。

決して万人受けのする作品ではないが、ブログ主的には、様々に
考えさせられ、多くを感じさせられた作品だった。


（終わり）

キュウリとチャジャン麺

ボーリングを題材にしたハートフルなドラマ映画「スプリット」
（鑑賞番号７７６）を、久しぶりに再鑑賞した。

この映画では、３人の主人公の１人である自閉症の天才ボーラーが
大のチャジャン麺「好き」（強く執着）という設定だったので、
物語の展開の節目節目にチャジャン麺が登場した。

チャジャン麺（韓国風ジャージャー麺）が登場する韓国映画は
決して珍しいものではないが、この映画ほど、劇中、チャジャン麺が
大きな役割を果たす映画は珍しい。

ここでは、実物としてのチャジャン麺が登場した５つのシーンに
限って、シーン別に記録しておくことにした。

シーン１　自閉症の天才ボーラーは大のチャジャン麺好き


△チャジャン麺を食べ終えた青年とチャジャン焼飯を食べる主人公

主人公である自閉症の天才ボーラーは、毎日、同じ時間に同じ店で
チャジャン麺の大盛を食べることを日課にしている。

彼は、チャジャン麺と「ミルキス」（カルピスソーダに似た炭酸
飲料）に強く執着する青年なのだ。

シーン２　千切りキュウリがないとダメ


△青年を仲間に迎え、チャジャン麺を食べる主人公男女

天才青年をうまく仲間に引き込むことに成功した主人公の
男女２人は、彼のおかげで賭博ボーリングに勝利する。


△好物のチャジャン麺（大盛り）を前に箸を止めた青年

青年へのご褒美は、彼の好物であるチャジャン麺。


△じっとキュウリを待つ青年

しかし、ここで、青年が千切りキュウリをまぶしたチャジャン麺に
強く執着し、千切りキュウリ抜きのチャジャン麺は食べないことが
わかる。度を越してこだわりが強いのである。


△店主にキュウリを手渡す主人公女性

主人公女性は、やむなく店外に出てキュウリを購入し、わざわざ
店主にキュウリの調理を依頼したのだった。

シーン３　千切りキュウリは必須の携行品


△グリーンピースののったチャジャン麺

青年を引き込んだ主人公チーム（マネージャー女性１人と選手
２人）は、賭博ボーリングで連戦連勝を重ねていく。


△グリーンピースを紙コップに取り除く女性

チャジャン麺にまぶされたグリーンピースがあれば、それを
取り除き、携行している千切りキュウリをのせるのは、女性
マネージャーの役割。


△携行している千切りキュウリを取り出す女性

常時、携行している千切りキュウリを使いながら、手際よく
青年の嗜好（強いこだわり）を満足させるマネージャー。


△千切りキュウリに安心する青年

映画は、この一連の流れを分割画面で丁寧に描写していた。


△千切りキュウリをまぶしたチャジャン麺

自閉症である青年の強いこだわりを具体的に表現する上で
実に効果的なシーンだった。


△３つの画面に分割されたスクリーンも珍しい

また、この映画の製作にたずさわった人々のチャジャン麺に対する
深い愛情が感じ取れるシーンでもあった。

シーン４　交渉のテーブルでもチャジャン麺　



高級中華料理が並んだ重要な交渉の円卓でも、青年は我関せず、
大好物のチャジャン麺だけを黙々と食べていた。

シーン５　床のチャジャン麺を手で拾う青年


△キュウリののったチャジャン麺

劇中、一旦、青年は、極悪マネージャーのチームに無理やり
引き抜かれてしまう。しかし、青年は、千切りキュウリがのった
チャジャン麺にも手を付けず、極悪マネージャーを怒らせる。


△チャジャン麺の皿で青年を殴った極悪マネージャー

自分の意のままにならない青年をチャジャン麺で殴りつける
極悪マネージャー。そして、床に散らばったチャジャン麺を手で
拾い集める青年。


△床のチャジャン麺を片付ける青年

この映画で唯一、見る者を切なくさせるチャジャン麺シーン
だった。

以上が、５つのシーンごとに簡単に整理した記録である。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

最後に個人的な味覚の問題にはなってしまうが、この映画を見
ながら、ふと、キュウリのピクルスの千切りがのったチャジャン麺を
食べてみたくなったブログ主であった。


（終わり）

見せしめの死刑は実話

■무등산 타잔,박흥숙 「光州 無等山のターザン」 〇〇－－－
（１６７２）



実在の人物をモデルに描かれた社会派のアクション映画。
公開は2005年。

時代背景は軍事独裁政権時代。無等山（光州）の貧民集落を
強制撤去しようとする当局に対し、長年修行を積んだ武術で
徹底抗戦した1人の青年が、殺人容疑で逮捕され、翌年、まるで
「見せしめ」のように処刑（死刑）されてしまう。


△処刑される「無等山のターザン」

時代の闇をえぐった意欲作ではあったのだろうが、何とも
救いのない物語だった。


（終わり）

事件現場のチャジャン麺

プサンを舞台にしたノワール映画「BROTHERS IN HEAVEN 」
（鑑賞番号７８）を、久しぶりに再鑑賞した。

この映画では２人の兄弟が少年だったころ、母親と３人で
食事をするシーンに、ブログ主こだわりのチャジャン麺
（韓国式ジャージャー麺）が登場した。


△子どもたちにチャジャン麺を分け与える母親

そして、まさにこの中華料理店の中で予期せぬ事件が起き、
警官だった母親が命を落とす。


△食事中、腹痛を起こしトイレに行く弟

その後、残された兄弟は養護施設で育ち、兄は警察官となり、

弟は裏社会の人間になったというわけだ。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、
まだまだ続く。



（終わり）

ソン・ハユンの魅力全開

■아기와 나  「赤ん坊と僕」 〇〇－－－
（１６７１）



2008年に公開された青春コメディ。

ある日突然、訳ありの赤ん坊を育てることになった男子高校生が
繰り広げるコミカルでヒューマンな物語。


△学校に子連れで現れた主人公高校生

ブログ主が思っていたよりは楽しく見れた映画だった。

この映画で特に印象に残ったのはヒロインの女子高生。


△ヒロインはIQが高すぎて学校教育にうまく適応できない女子高生

若き日の女優、ソン・ハユンが、なかなかいい味を出していた。



特にタイプの女優というわけではないが、彼女の持つ不思議な
魅力に第一印象で心を奪われてしまった。


（終わり）