2018年の元旦は、久しぶりに一人きりで、プサンのホテルで迎える
ことになった。
MBCの歌謡大祭典とNHKの紅白歌合戦を行ったり来たりしながら、
それなりに日韓の大晦日の雰囲気を味わっている。
福岡の自宅にいたら、ボクシングでも見ていたのだろうか?
プサンでは、年越しそばの代わりに「年越しバーガー」を食べ、
来たる2018年の無病息災を祈ることにした。
おそらく、「ヲタク」以外は誰も納得できない、独りよがりな
企画である。
ところで、ハンバーガーは、韓国ロッテリアの最高級バーガー。
商品名は「WAGYU BURGER」。
2017年を締めくくる、ほんのささやかな贅沢である。
<追記>
結局、「ヲタク」は年越しうどんも食べた。
(終わり)
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△ウチュクドゥク2号店
2017年冬のプサン訪問では、草梁の中華街でロシア料理も食べた。
△店内の音楽はロシアンミュージック
店は、前回、目をつけていたウチュクドゥク。
入ってみると、店主はロシア人と高麗人の男女。
おそらく夫婦だろう。
「ヲタク」は、入る前から決めていたボルシチとサモサを注文。
ついでに、冷蔵庫の中に並んでいたロシアンビールの「バルチカ」も
追加。
ボルシチは、ショウガっぽい香味料(緑色の粉末)がテーブルビート
(赤色の甘いニンジン)の甘みを邪魔していたのが少し残念だったが、
全体的にはおいしかった。
初挑戦のロシアンビールは、予想以上にパンチのきいた味で大満足。
これもまた初挑戦のサモサは、手で持って食べれないほど中身の具が
ジューシーで、結局、スプーンで賞味。香ばしく調理された羊肉と
野菜が実に美味だった。
料金は全て合わせて16,000ウォン。
ちなみに、支払いの時、女性が「16」とだけ表示された計算機を
「ヲタク」に見せた。
そこで、「ヲタク」は、ロシア語で「16(が1000)」を口に
しようとしたまではよかったが、とっさに口をついて出てきたのは、
なぜか「60」だった。
女性からロシア語の「16」を指導され、それはそれで満足。
最後は、ロシア語で「オーチンフクースナ(とってもおいしい)」
と伝えると、女性は「スパシーバ(ありがとう)」と笑顔の
ロシア語で返してくれた。
ささやかながら、「ヲタク」がロシア語で交わした初めての
会話だった。
現在、草梁の中華街には、カフェやバーを除き、5、6軒の
ロシア(ウズベク)料理店がある。
全てのロシア料理店でボルシチを食べてみるのも悪くはない
だろう。
(終わり)
およそ食事をして不愉快な思いをすることくらい後味の悪いことは
ない。
2017年冬のプサン草梁洞での出来事だ。
△「(一人客対応の)席がない」と断られた店
妻から勧められていた焼肉店は、心配していた通り、一人では
入れなかったので、別の店でお肉を食べることにした。
△某チェーン店。酷評するので店名は伏せた。
23,000ウォンのカルビ定食。
△店頭のメニュー板につられ入店
現在のレートでは日本円で約2,600円とかなり高価な定食だ。
△量的には多すぎるほど
しかし、この定食で出されたカルビ肉というのが、「ヲタク」にとって
未経験の硬さだった。
残念というより、怒りに近い感情まで湧いてきた。もちろん、
その感情の半分は、選択を誤った「ヲタク」自身に向いた。
不愉快な気持ちをなだめるため、今回、例外的に帰国前に記録を
公開することにした。
ちなみに、「ヲタク」の左隣では中年のロシア人夫婦が食事を
していた。男は熊のような大男だった・・・。
(終わり)
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先日、2017年冬のプサン訪問を前に、「ヲタク」はあらためて、
プサンが舞台になった2本の韓国映画をネットで鑑賞した。
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■국제시장 「国際市場で逢いましょう」 2014年 〇〇〇〇-
(8)
■해운대(海雲台) 「TSUNAMI-ツナミ-」2009年 〇〇〇〇-
(7)
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「国際市場で逢いましょう」と「TSUNAMI-ツナミ-」がその2本だ。
両作品とも観客動員が1000万人を超えた大ヒット作であり、日本でも
公開されている。(17年12月現在、韓国歴代観客動員数で2位と14位)
映画という娯楽には、その時代その時代の世相や社会意識が色濃く
投影される。ヒット作ともなればなおさらの話だ。
韓国語学習者にとって韓国映画とは、単に韓国語学習の教材に
なるばかりか、韓国社会を理解し読み解く大きなカギにもなる。
最近、「ヲタク」が考えていることである。
(終わり)
12月27日、ソウル都心部を疾走していたキバノロと小学生が衝突し、
小学生は顔を40針も縫う大けがを負った、とのこと。
日本でも韓国でも、人間と野生動物の共存、棲み分けは、なかなか
難しい。
被害児童の顔と心の傷が、1日も早く、限りなく完全に近い状態まで
癒えることを祈りたい。
ここでは、連合ニュースTVの報道をキャプチャーさせてもらった。
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(終わり)
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漢江の中流に八堂湖(京畿道楊平郡)という貯水池がある。
△コネスト地図より
ソウルの東部からなら目と鼻の先の距離だ。
その八堂湖で越冬するオオワシやオジロワシの様子が、ハンギョレ
新聞で報じられていた。
△「八堂湖のオオワシ」ハンギョレ新聞(12月27日)より
ここでは、記事の見出しのみ翻訳練習させてもらった。
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■얼어붙은 팔당호, 불꽃튀는 참수리-흰꼬리수리 먹이 쟁탈전
凍りついた八堂湖、火花散るオオワシvsオジロワシの獲物争奪戦
(ハンギョレ新聞 12月27日)
-本文省略-
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さて、この冬、「ヲタク」は慶尚南道金海の地で、クロハゲワシの
雄姿を目にすることができるのであろうか。
こういう報道を見ると、いやが上にも期待感が高まってくる。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
△ネイバー映画より
韓国映画振興委員会の統計によれば、韓国で12月13日に再上映
(4度目の公開)が始まった映画「ラブレター」の観客動員数が25日、
10万人を突破した。
△韓国映画振興委員会(12月25日)より
限られたスクリーン(再公開初日121)における4度目の公開で
あるにもかかわらず、再上映開始直後の週末には、金曜と土曜の
2日間にわたり、動員数がトップ10にランクインした。
△韓国映画振興委員会
韓国における、この「ラブレター」人気には、あらためて驚かされる。
(関連ブログ記事)
この冬、韓国は例年よりも早い雪の季節を迎えているが、白銀に
覆われた韓国の街で、20年前の日本の映画を見ながら心を暖めて
いる韓国人たちがいる。
その昔、プサンで購入した小説版「ラブレター」(韓国語版)を
読みながら韓国語を勉強した経験のある「ヲタク」としては、
実に感慨深い韓国的現象である。
(終わり)
日本の「今年の漢字」ほどメディアの関心度は高くないようだが、
韓国には教授新聞が大学教授へのアンケート調査をもとに選ぶ
「今年の四字熟語」がある。
2017年の今年は「破邪顕正(はじゃけんしょう)」なる四字熟語が
選ばれた、とのこと。
ここでは、ソウル経済新聞から関連記事の一部を翻訳練習させて
もらった。
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■‘파사현정’, 올해의 사자성어 선정…사악함을 깨고 바름을 드러내다
今年の四字熟語は「破邪顕正」...邪悪が破れ正義が明らかに
(ソウル経済新聞 12月18日)
대학교수들이 올해의 사자성어로 ‘파사현정’(破邪顯正)을 꼽았다.
大学教授らが今年の四字熟語に「破邪顕正(はじゃけんしょう)」を
選んだ。
교수신문은 전국 교수 1천 명을 대상으로 지난달 30일부터 이달
9일까지 이메일 설문조사를 한 결과, 올해를 잘 표현할 만한 사자성어로
파사현정이 뽑혔다고 17일 밝혔다.
教授新聞は全国の教授1000人を対象に11月30日から12月9日まで
電子メールでアンケート調査を行った結果、今年の世相をよく
表した四字熟語として「破邪顕正」が選ばれたと17日、発表した。
-以下省略-
(終わり)
この週末から、「ヲタク」は中国語系の某サイトを通じ、立て続けに
6本の韓国映画を見た。
その中国語系の某サイトは繁体字(台湾、香港、シンガポールなど)で
運営されているが、動画(映画)の字幕は簡体字(中国大陸)も多い。
△光州に引き返すべきかどうか悩む主人公(「タクシー運転手」より)
著作権や国際的な取り決めを頭から無視した、一種の闇世界では、
字体や政治体制の違いを超えた中国語話者による連携が成立して
いるのかもしれない。
△大人たちに訴える朝鮮族の少年(「犯罪都市」より)
いずれにしろ、「ヲタク」が観た新旧6本の韓国映画は、久しぶりに
「ヲタク」に韓国映画の魅力や凄みを満喫させてくれた。
■「タクシー運転手」(2017年) 〇〇〇〇〇
(6)
■「犯罪都市」(2017年) 〇〇〇〇〇
(5)
■「追撃者」(邦題「チェイサー」:2008年) 〇〇〇〇〇
(4)
■「釜山行き」(2016年) 〇〇〇〇
(3)
■「7号室」(2017年) 〇〇
(2)
△事故で感電死する朝鮮族青年が登場
■「アシュラ」(2016年) 〇〇〇〇〇
(1)
(※〇〇〇〇〇は「ヲタク」の評価)
こうした違法動画をストリーミングで観るだけなら違法にはなら
ないとのことだが(日経新聞)、「ヲタク」個人、常に良心の
呵責を感じ続けていることは、書き添えておく。
(終わり)
△BIMSホームページより
初級者であれ韓国語が少しでもわかる人で、プサンを旅行する人には、
オンライン上で提供されるプサン市バス情報管理システム(BIMS)が
非常に便利である。
△BIMS出発到着検索より
BIMSでは、出発地から目的地までの公共交通機関(バスの路線番号や
地下鉄)や所要時間が検索できるようになっている。
例えば、プサン駅前から金海市の花浦川湿地生態公園までを検索する。
△BIMS出発到着検索より
すると、バスで2通り、バスと地下鉄の組み合わせで8通りの
交通手段が案内される。
△BIMS出発到着検索より
経路は全て地図上にも表示され、非常にわかりやすい。
このBIMSと交通カードさえあれば、プサン都市圏のどこの街へでも、
手軽に安く出かけることができる。
(終わり)
久しぶりに年末年始をプサンで過ごすことになった。
少なくとも当ブログを始めた2005年以降では初めてだ。
ただし、年末年始は日韓高速船(JR九州ビートル)のチケットも
割高だ。
普段なら1万円前後で買える格安チケットも16,800円(往復)。
宿は今回も妻方の親戚宅は遠慮し、草梁洞のホテルで4連泊。
今回のプサン訪問では、金海市の花浦川湿地生態公園まで足を伸ばし、
当地で越冬する野生のクロハゲワシを観察したいと考えている。
さて、「ヲタク」はうまくワシたちに出会えるのだろうか。
(終わり)
あらためて書く必要もないのかもしれないが、「ヲタク」の場合、
プサンを中心に韓国と関わっている関係上、プサン・慶尚道の
方言に標準語以上の親しみを感じながら韓国語を学んで来た。
一方、慶尚道方言と並び有力な方言である全羅道方言については、
かろうじてドラマや映画で接する機会がある程度で、特に強い関心を
持っているわけではない。
しかし、聞いて理解できるくらいの知識は持っていたいと思っている。
ちょうど、九州人の「ヲタク」が関西方言を、「しゃべれなくても
聞いて大方の意味は理解できる」のと同じくらいのレベルには到達
したいと考えている。
翻訳練習の題材として一度はボツにした下記の風刺漫画を、結局は、
取り上げることにしたのも、そういう思いからだ。
△12月21日付大邱・毎日新聞
この風刺漫画の中で、虎が話している言葉が全羅道方言だ。
正直、「ヲタク」は「시방」の意味がわからなかった。
調べてみると「今」を意味する全羅道方言だった。
それにしても、「ヲタク」の場合、どうしても、プサン・慶尚道方言は
九州弁(母語)に、全羅道方言は関西弁(もどき)に訳してしまい
たくなる。
それは、「ヲタク」の置かれた環境から導き出される自然な感情的
反応ではあるが、同時に限界でもある。
(終わり)
韓国の政界で、中道勢力の結集により第3極の地歩を固めようとして
いる、プサン高校出身のアン・チョルス「国民の党」代表。
しかし、党内には、旧与党から分裂した「正しい政党」との合流を
目指す彼を、「口尚乳臭」(口なお乳臭あり)な、つまり経験不足で
幼稚な政治家と批判する反対勢力も存在する。
さて、最近、韓国のニュースでよく見聞きするこの「구상유취
(口尚乳臭)」なる四字熟語。
△ネイバーニュースで「구상유취」検索(12月21日)
おそらく、日本ではよっぽどの漢字オタクでなければ知らない言葉
である。
では、史記に原典を持つ、この由緒正しい四字熟語は、本家の
中国ではどういう使われ方をしているのだろうか?
百度ニュースで検索したところ、少なくともニュース記事で使われる
ような四字熟語ではないことがわかった。
ハングル表記が原則の韓国語ではあるが、漢字語や漢字文化との
関係は非常に深い。
場合によっては、日本はもちろん、本家の中国でも使われていない
由緒正しい四字熟語が普通に使われていたりするのである。
(終わり)