△釜山高校(釜山市東区草梁洞)
2010年夏のプサン訪問でも、草梁洞にある釜山高校を短時間、
散策してみた。
△釜山高校の駐車場
夏休み中であるにもかかわらず、地下駐車場には車がいっぱい。
グランドでは野球部が練習していた。
△釜山高校の玄関
玄関付近で一人の大人に出くわしたので、挨拶がてら「見学させて
もらっていいですか」と尋ねたら、「3階の職員室に行けばよい」と
言われた。
△「上履きに履き替えましょう」とのステッカー
話しぶりから、そのおじさんも、どうやら高校の職員ではなかった
ようだ。
とても、職員室を訪ねる気にはなれなかったが、「1、2階を
散策するくらいならいいだろう」と自分勝手な判断を下し、
正面玄関から中に入った。
△2階便所
2階で、一人の清掃員に出くわした。
△2階廊下
韓国の学校には清掃員が入っているという話は、やはり
本当だった。
△写真中央右手の教室は課外授業中
ところで、2階の1室では、課外授業が行われていた。
不審者状態のまま、これ以上、校舎内をうろつくことはまずいと
感じた「ヲタク」は、早々に校舎の外に出た。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
△釜山中学の校門
2010年夏のプサン訪問では、草梁洞にある釜山中学も散策した。
△手前が釜山中学、奥が釜山高校
釜山中学の敷地は釜山高校に隣接していて、校舎も
隣り合わせに建っている。
ところで、今回、釜山中学を訪問し、おもしろい(?)横断幕を
目にした。
校門を入ってすぐのところに張られていたものだ。
上の横断幕は「いじめのない学校にしよう!」という趣旨の
呼びかけ。
おもしろい(?)のは、下の横断幕だ。全文を訳すと次のように
なる。
「私たちはタバコの吸い殻を毎日、拾うのはいやです。
学校でタバコを吸う方は学校に来ないでください。
釜山中学校全校生徒一同より」
近隣住民の仕業(しわざ)だろう。校門付近を見ると、確かに
タバコの吸い殻が散乱していた。
道端でタバコを吸うことの多い「ヲタク」だが、この横断幕を
読んでは、さすがに釜山中学の校内ではタバコが吸えなかった。
「ヲタク」のギリギリの良心が発揮された場面だった。
△玄関は工事中
また、現在、釜山中学は補強・改装工事中なので、長居も
できなかった。
△練習中の野球部
それでも、グランドで練習していた野球部とテニスコートの
様子などを写真に収めた。
△テニスコート
特に、テニスコートの金網に張られた横断幕については、内容が
気に入ったので、なんとか文字が識別できるように撮影した。
△テニスコートの横断幕
テニスコートの横断幕いわく。
「最高よりも最善を!努力の前に挫折なし」
この文句を使い、近いうち、子どもたちに説教してやろうと
考えている。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
「ハングルと漢字は国語の両翼です」をうたい文句に、韓国社会で
積極的に漢字の教育と普及に努めている団体がある。
韓国漢字能力検定会(社団法人韓国語文会主管)がそれだ。
同会は、年に4回の全国漢字能力検定試験を実施している。
△草梁小学校の塀に張られた漢字能力試験合格者の横断幕
以上のことは、2009年冬のプサン市草梁洞で見た、ある
横断幕に触発され調べてみて知ったことだ。
なお、この横断幕は学校ではなく、ある美術教室(塾)が宣伝の
ため張り出したもので、各級ごとに合格者の氏名と学年が書き
出してある。
(終わり)
△校舎内の踊り場から見たプサン湾方面
(1)(2)と続けた草梁小学校見学の記録もこれで最後。
■ パソコンと大型モニター
ある意味で、今回の草梁小学校見学で最も「ヲタク」が驚いた
のは、教室の中の様子だった。
もちろん、各教室は全て施錠されていたので、「ヲタク」は各教室の
前と後ろのドアの窓ガラス越しに中をのぞいただけだ。
さて、「ヲタク」が驚いたことに、草梁小学校では、全ての教室の
前方に大型の液晶モニターが設置されており、さらに、教員用の
パソコンも完備されていた。
過去、釜山高校の一部見学でも肌で実感したことだが、韓国は
日本以上に教育条件・環境整備にお金を使っている。
「ヲタク」は、今回の草梁小学校見学でも、「教育立国」にかける
韓国社会の熱い思いをひしひしと感じずにはいられなかった。
釜山高校にしろ草梁小学校にしろ、条件や環境面だけを見た
場合、「ヲタク」の子どもたちが通っている福岡県内の公立学校より、
格段に優れている。
韓国社会のいい意味での教育熱には、日本人「ヲタク」としても
学ぶべきところが多い。
個人的には、是非、日教組の奮起を促したいところだ。
■ 監視カメラ
草梁小学校の敷地内の2か所で監視カメラの「撮影案内」を
目にした。
一つは学校暴力防止用。
もう一つは、学校暴力防止と言うより、駐車場監視用のものだった。
駐車場を監視するカメラはサムスン製だった。
■ 給食
草梁小学校の給食は、校舎右手の建物で調理されている
ようだった。
△ドアには「ここは食べ物を作る清潔な区域です」の文字が
写真では見えにくいが、入口付近には、調理員に対する衛生
関連の注意書きなどが掲示されていた。
■ 新体操部
草梁小学校の塀に張られた横断幕には、「体操部員募集」の
文字が。横断幕の画像を見ると、新体操も含まれているのかも
しれない。
(終わり)
△草梁小学校全景
次に、草梁小学校の校舎内を中心に記録する。
■ 廊下と学級案内
決して新しくはない校舎のはずだが、塗装や床張りなどに細心の
注意が払われており、きわめて清潔である。
△3年某組生徒数24名
教室横に置かれた下足入れの上には、学級案内なる額入りの
写真が掲示されていた。
△6年某組生徒数26名
総じて1クラスの生徒数は20人代の中盤。
「ヲタク」が予想していた以上に、草梁小の教育条件や環境はよい。
△教室横の下足箱
生徒たちは、教室までは下足で来るようだが、掃除が行き届いて
いるのか、廊下も総じて清潔である。
そう言えば、韓国の学校には専門の清掃員が複数、配置されて
いると聞いた覚えがある。
■ 便所
当然、便所もきわめて清潔。
便器もピカピカだ。
■ 展示・掲示物など
△生徒作品
校舎内を見学して感じたのが、展示物や掲示物の多さである。
ここでは、ごく一部を記録する。
「From ”I”」「 From ”Now”」「 From ”Small”」の「3F運動」の
提唱など、大人社会でもりっぱに通用するものだ。
ついつい「ヲタク」も立ち止まって、読みながら「教育」を受けて
しまった。
また、「プサンの自慢ベスト10」などは、生徒に自然に郷土愛を
抱かせる効果的な掲示物だろう。
12月の独立運動家のポスターも目についた。
「ヲタク」が共感を感じる感じないは別として、こうした形の
愛国教育は、「独立運動」を建国物語の中核に据えている
韓国の学校では、なくてはならないものなのだろう。
(続く)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
△プサン市立草梁小学校
2009年冬のプサン訪問では、思いがけずも草梁小学校の
校舎内外を見物して回ることができた。
△校門横に貼られた学校施設利用規則
草梁小学校は、他の韓国の学校同様、一定の規則の下、地域
住民に対し、かなりオープンな開放方針を持っている。
△訪問者を歓迎する表示
驚いたことには、訪問者を歓迎する看板まであった。
△玄関前にも歓迎の看板
ただ、さすがの「ヲタク」も、校舎内の見学は、少しばかり気が
引けた。
しかし、妻をはじめ、妻の兄弟、姪や甥を含め、知っているだけで
10人近い「ヲタク」の親せきが通った小学校でもあるし、まんざら
縁のない学校でもないので、蛮勇を奮い無断で立ち入らせて
もらった。
以下は、項目別に記録した「ヲタク」の草梁小学校見学記
(非公式)である。
■李舜臣像
学校正面には豊臣秀吉の水軍を打ち破った李舜臣将軍の銅像が
建っている。
近づいて見ると、李舜臣像の横には亀甲船のモニュメントも
据えてあった。
9割方想像上の姿だとは言え、韓国人の脳裏にしっかり刻印
された戦闘船のイメージ通りのモニュメントだと言える。
立ち去る前に、「ヲタク」は李舜臣像の真下に立ち、プサン湾
方面を見渡してみた。
プサン駅や周辺のビルに遮られ、「ヲタク」の目線では海は
見えなかった。
■ 中庭
中庭にはきちっと整備された木々やベンチがある。
これだけを見ても、子どもたちの学習環境に細かい配慮が
なされていることがよくわかる。
手洗い場には、「この水は飲めない水です」との注意書き。
■学校図書館
冬休み中にもかかわらず、学校内の図書館は開放されていた。
△下足は図書館前で履き替え
下足は、図書館前で履き替えるようになっていた。
(続く)
△サンボク(山腹)道路の山手側に立つトンイルパークマンション
チョリャン(草梁)2洞公営駐車場は、サンボク(山腹)道路を
挟んで、山手のトンイルパークマンションの向かい側にある。
△草梁2洞公営駐車場
と言っても、サンボク(山腹)道路の市街地側はほとんど崖なので、
チョリャン(草梁)2洞公営駐車場も、険しい崖肌(がけはだ)に
せり出す形で設置されている。
ところで、この駐車場から眺めるチョリャン(草梁)の眺望が、
なかなか素晴らしいのだ。
さしずめ、公営展望台といったところか。
空中にせり出した駐車場のふちに立てば、釜山コンピューター
科学高校(写真上左手)やプサン高校(同右手)が一望のもとに
見渡せる。
特に正面から見るプサン高校の威容は、なかなかのものだ。
プサン高校の校舎は、地下駐車場も完備された現代的な
高層ビルで、最上階の8階が体育館になっている。
右手に目をやれば、新都心方面の高層ビル群も目に入ってくる。
2009年夏のプサン訪問は、さいわいなことに天候にめぐれた。
(終わり)
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△草梁の街なかにそびえるプサン高校
2008年冬のプサン滞在中、「ヲタク」は草梁の街なかでもひと際
目立つプサン高校を探訪してみた。
プサン高校と言えば、旧制釜山中学以来の伝統を誇る高校だ。
校門横にはりっぱな守衛室(?)と地下駐車場入り口が見える。
日本的な感覚で言えば、これはもう高校というより大学に近い。
いや、大学でもこれほどりっぱな守衛室(?)や地下駐車場のある
学校は珍しい。
プサン高校の守衛室(?)の受付の下には、次のような
「お知らせ」が貼ってあった。
「お知らせ/生徒の勉学の雰囲気を妨げることのないよう、ペット
連れでの立ち入りと日曜日以外の日のバスケットコート使用を
禁止します。/プサン高等学校長」
「ヲタク」はこの「お知らせ」から、逆に一般人がかなり自由に
校内に立ち入りできる(している)ことを読み取り、敷地内を
散策してみることにした。
△プサン高校の校訓碑
プサン高校の校訓を漢字で表わすとすれば「感謝、剛健、努力」。
△運動場はかなりの広さ
休日ではあったが、運動場では野球部が練習していた。
生徒たちは土足のまま校内に入れるようになっている。
「ヲタク」の目を引いたのは、入口ごとに配置されていた「学校生活
指導システム」。生徒の出欠状況の把握等に活用されているので
あろうか?
エントランスホールの奥には生徒用のエレベーターが見えた。
△フロアー案内
プサン高校の校舎は8階建て。フロアー案内に目を通しながら
「ヲタク」がちょっと驚いたのは、8階が体育館になっていたこと
だった。
日本の公立高校で、ここまでりっぱな校舎を持つ高校も少ない
のではないだろうか。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
プサン駅前の山手に広がる住宅街が、プサン市東区草梁洞だ。
「ヲタク」の妻が生まれ育った街だ。
△坂の上にそびえるプサンコンピューター科学高校
「ヲタク」夫婦の結婚後は、「ヲタク」のプサン体験の拠点に
なっている街でもある。
△プサンコンピューター科学高等学校
その草梁の高台に位置し、ひと際、目につく学校が釜山コンピュー
ター科学高校。
以前はソンファ(善花)女子商業高校だったものが、7、8年前に
男女共学の実業系高校として再出発した。ただ、中学校はソンファ
女子中学校のまま、同じ敷地内で今でも健在だ。
△プサン駅方面。プサン港や影島(右手)も見える。
2008年冬のプサン滞在中、「ヲタク」はこの高校の校庭まで上り、
草梁の様子を写真に収めてみた。
△大庁公園方面。右手山頂に公園のモニュメント。
草梁は坂の街だ。なだらかな山の斜面に住宅がびっしり立ち並んで
いる様は、実に壮観だ。
(終わり)