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福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と大卒マフィア

2019年11月30日 |  〇映画・映画音楽

얼굴없는 보스  「顔の見えない首領(ドン)」 2019年 〇〇〇--
(876)



2019年に公開されたインディーズ系のノワール映画。

全羅道の体育大学でボクシングをやっていた主人公の
男が、ソウルの遊興街でマフィアのボスをやっている
大学のOBからスカウトされ上京する。

男は、全羅道派のマフィア組織の中で、義理と人情を
重んじる行動隊長として頭角を現していく。

そして、組織を裏切り、組織の財産を持ち逃げしようと
したボスを追放し、ボスの地位を引き継ぐ。


△出所した主人公を出迎える構成員たち(映画より)

その後、組織を再建し、プサン派との抗争にも
勝利した男だったが、その過程で多くの命が失われた
ことに強い責任を感じ、苦悩を深めて行く。

そして、跡目を後輩に譲り、裏社会からの引退を決意
した男だったが、結局は、再建を目指すプサン派の
報復を受け、自らも命を落としてしまう。

なお、この映画では、皆が標準語を話し、悪役だった
プサン派のボス(抗争で死亡)だけが、濃いプサン
方言を話していた。


(終わり)


韓国映画とネットカフェ

2019年11月29日 |  〇映画・映画音楽

60일의 썸머  「60日間の夏」 2018年 〇〇---
(875)



2018年に公開されたインディーズ系の家族ドラマ。

主人公は、いじめを受け高校に行けなくなった無職の
少年。

その少年が、長い間、断絶状態になっていた父と祖父の
関係を取り持ち、家族の絆を回復させるとともに、自分の
夢(ウェブ漫画家)の実現に向け、一歩を踏み出す。

この映画で、少年の交友の拠点として登場していた
場所がネットカフェ。



韓国にノートパソコンを持ち込むようになるまでは、
訪韓のたびに「ヲタク」もお世話になっていたのが、
このネットカフェである。



韓国語では「PC방」(PC房)。

ちょっと懐かしい気持ちがした。



(終わり)


韓国映画と韓流コメディ

2019年11月28日 |  〇映画・映画音楽

■유병재의 블랙코미디  「ユ・ビョンジェのブラックコメディ」
(874)  2018年  〇〇〇〇-



2018年、ネットフリックスが配信したユ・ビョンジェ
スタンドアップコメディーショー。

抱腹絶倒とまではいかなかったが、時間がたつのも忘れて
聞き入ってしまうくらいには、おもしろかった。


△独特の語り口で人を笑わせるユ・ビョンジェ(映画より)

様々なテーマについて、ちょっと屈折した、どちらかと
言えば自虐的な視点から語っていた。

ここでは、「ヲタク」の笑いのツボをついた話の中から、
3つだけ紹介しておく。

딸딸이...オナニー(俗語)

話者が自分のオナニーについて語ったのだが、あまり
下品な話にはしたくないからと、「オナニー」という
単語を全て「会議」という単語に置き換えて話を
進めて行った。

つまり、人一倍「会議」が好きで「会議」に特別の
思い入れを持つ話者が、「会議」中に起きた忘れ
られないエピソードやトラウマ、「会議」に関する
哲学などを語った、ということだ。

개새끼야...ケーセッキヤ

男子中、男子高に通っていたころ、背も低く力も
弱かった話者が、厳しい男世界の中を生き延びて
行くために、「ケーセッキヤ」(ふざけるな)の
言い方だけを一生懸命に練習。

ついに、決して強そうには見えないが、「こいつには
手を出さない方がいい」とまわりに思わせるくらいの、
不気味ですごみのある言い方を体得した。

「キェーセッキヤ!」(ふずあっけるな!)

負けるとわかっているから喧嘩は絶対にせず、この
言葉だけを頼りに、何とか無事、いじめられっ子にも
ならず中高生時代を生き延びることができた。

オチとして話者は、自分のそういう姿を「北朝鮮の
ようだった」と語り、会場に悲しい(?)笑いを誘った。

...汚い罵倒語

韓国語には、性器の名称などを使った汚い罵倒語が
多種多様に存在する。それでも、どんなに汚い罵倒語でも、
少しだけ言い回しを変え、丁寧に言えば、一種、不思議な
言語表現となり、聞く者はあっけにとられてしまう。



(終わり)


露語に泣いた韓オタ

2019年11月28日 |   〇中・露・越語


△自宅に届いた試験結果

10月に受験していたロシア語能力検定試験(3級)の成績表が
送られてきた。



結果は、残念ながら今回も不合格。



それでも、前回の初受験と比較すれば、格段の進歩である。

不合格(60%未満)科目は和文露訳の1科目のみ。しかも、
合格には4%足りない56%。

合格はできなかったが、「合格まであと一歩」という地点に
立てたことは間違いない。

しかし、その「あと一歩」の大変さは、「ヲタク」自身が
一番よく知っている。

今後、あくまで3級合格にこだわっていくのか。それとも、
一旦、目標を4級に下げるのか。

中国語学習に、もう少し時間を割きたいと考えている
今日この頃(きょうこのごろ)でもある。

この冬、プサン草梁洞のロシアタウン(中華街)で、
おいしいロシア料理や中華料理を食べながら、また、
じっくり考えてみることにしよう。


(終わり)


博多港PR動画

2019年11月27日 |  ┣博多港


△博多ふ頭とポートタワー

この冬も、「ヲタク」がプサンを訪問する際にお世話になる予定の

博多港(福岡市)。

今では、貿易関係の仕事をしている「ヲタク」の長女が、働いている
港でもある。



その博多港の港運協会が、最近、就活生向けのリクルート動画(約2分20秒)を
制作したとのこと。



△日韓国際フェリー「カメリア号」

動画の中には、この冬、「ヲタク」が乗船する予定の日韓国際フェリー、
カメリア号も映っている。


△カメリア号の甲板

乗船の日が待ち遠しい「ヲタク」である。



(終わり)


韓映画とバイセクシャル

2019年11月27日 |  〇映画・映画音楽

이,기적인 남자  「利己的な男」 2018年 〇〇〇〇〇 
(873)



2018年に公開されたインディーズ系のコメディドラマ。

主人公は、インチョンにある大学の演劇映画学科の教授。
インテリのくせに妙に軽薄で女癖は悪いが、どこか
憎めないところのある40代の中年男だ。

結婚して10年になる妻も同じ大学で教えており、つい
最近、やっと妻が初めての妊娠をする。

しかし、男は、妻を気づかうどころか、平気で妻を
裏切り、若い助教の女性を無理やりホテルに連れ込もうと
して失敗する。

そんな男が、ふとしたきっかけで、妻の浮気を疑い
始めたところから、状況は一変する。

実際、妻は浮気をしていた。


△妻の浮気現場であるホテルに乗り込んだ男(映画より)

しかも、相手は、何と男がしつこくちょっかいを
かけていた助教の女性だった。

男が知らなかっただけで、実は妻はバイセクシャルで、
妻と助教は、以前から同性愛の関係にあったのだ。

映画に現れる夫婦関係を上から目線で他人事のように
論じていた男が、映画でも見たことがないような
現実に直面し、エゴも自尊心も崩壊して行く。

男は、妻とお腹の子に強く執着するが、妻は家を
出て行き、男にあっさりと離婚を迫る。

追いつめられた男は、悩み抜いたあげく、妻に
妻の恋人も含めた3人での同居を提案する。

それから1年後。


△妻を中心にした夫と妻の恋人と赤ちゃんの暮らし(映画より)

家庭に入り(育児休暇?)、かいがいしく赤ちゃんと
2人のキャリアウーマンの世話をする、幸せそうな男の
姿を見せながら、映画は終わる。

ナンセンスと言えばナンセンスな内容だが、実によく
練られた、「ヲタク」好みのコメディ映画であった。



(終わり)


韓国女優と邦画問題作

2019年11月26日 |  ┗注目女優

신문기자  「新聞記者」  2019年 〇〇〇〇〇
(872)



韓国では2019年10月に公開された日本の社会派サスペンス
映画。日本の政治的現実(安倍政権)を痛烈に風刺・批判
した作品だ。


△主演女優は韓国人女優のシム・ウンギョン(映画より)

リアルな世界でメディアに陰湿な圧力を加え続けている
首相官邸の顔色をうかがい、日本の女優(所属事務所)が
主演をしり込みする中、韓国人女優がいなければ制作
できなかった、との風聞まで流れた問題作。

ここでは、韓国人女優が主演を務めたこの日本映画を、
「ヲタク」が見た韓国映画の1本として、カウントして
おきたいと思う。


△韓国公開版には、当然、ハングル字幕が(映画より)

この映画で、韓国人女優のシム・ウンギョンは、
韓国人の母を持ち、アメリカで生まれ育った日本人
女性記者の役を熱演した。

いわゆる帰国子女という役柄だったので、微妙に
つたない日本語にも、十分、説得力があった。

まっすぐに真実を追究しようとした彼女は、国民の
目から真実を隠し、さらに事実を捻じ曲げようとする
強大で狡猾な権力の壁にぶち当たる。

彼女の前には挫折と絶望しかないように思える。

果たして彼女に、いや、この映画を見る私たちに、
希望や展望を見出すことは可能なのだろうか。

結局、それは、私たち一人一人が、まず自分が
生きている場所で、何を考え、どう行動するかに
かかっている、ということなのだろう。

「ヲタク」が見るに、安倍政権とは、「安定政権」と
いう羊の皮をかぶった「全体主義」のオオカミである。



(終わり)


コメディと慶尚道方言

2019年11月25日 |  〇映画・映画音楽

자칼이 온다  「ジャッカルが来る」 2012年 〇〇〇--
(871)



2012年に公開された異色のコメディ映画。

主人公は女の殺し屋、名はジャッカル。

そして、彼女が現役最後の仕事として引き受けた依頼が、
ある腹黒の有閑マダムの暗殺。依頼主は高齢の夫。

彼女は、有閑マダムの暗殺と同時に、自らのニセ者
である殺し屋の男、ニセジャッカルを始末する計画を
立てる。

2人を同時に始末するため、彼女は、ニセジャッカルに
有閑マダムの不倫相手(若いツバメ)である人気歌手の
暗殺を依頼し、マダムと歌手の密会場所であるホテルに
ニセジャッカルをおびき出す。


△殺し屋の女と人気歌手(映画より)

ドタバタ劇の末、彼女は見事(?)、計画を成功
させるのだが、何ともややこしくてわかりにくい
展開の映画だった。

ただし、この映画の舞台になったのが慶尚北道星州
(大邱市に隣接)のホテルだった関係で、劇中、
コミカルな慶尚道方言を話す個性的な人物が、多数、
登場した。

慶尚道方言ファンの「ヲタク」など、ただそれだけの
理由でけっこう楽しめた。

結局、「ヲタク」の場合、どんな映画でも、慶尚道
(プサンも含め)方言さえ聞こえてくれば、とりあえず、
映画に引き込まれてしまうようである。


(終わり)


映画と日本の韓国クラブ

2019年11月24日 |  〇映画・映画音楽

■박나래 농염주의보 「パク・ナレ セクシー注意報」2019年
(870) 〇〇---



2019年、Netflixを通じ世界に配信された、人気お笑い
芸人パク・ナレのスタンドアップコメディショー。


△日本宣伝版より

恋愛や性を赤裸々に語る、かなりどぎつい内容の露骨な
下ネタ漫才の数々。



残念ながら、「ヲタク」の趣向には合わず、ほとんど
笑えなかった。

ただし、例によって「웃통을 까다」(喧嘩などする時、
もろ肌脱ぐ)などの韓国語表現を、新しく学ぶことは
できた。

■좋은 친구들  「狼たちのバラード」 2013年  〇〇---
(869)



2013年に公開されたノワール映画。日本で実際に起きた
事件を映画的に脚色した作品(冒頭のテロップより)。


△コリアンクラブで歌う1人の主人公青年の恋人(映画より)

日本のコリアンクラブなどを拠点に活動していた韓国人の
愚連隊グループが地元の日本人ヤクザと抗争事件を起こす。


△韓国人グループの主流派はヤクザの軍門に下ることを決めた(映画より)

そして、その後の手打ちと内部粛清をめぐり、韓国人
グループ内で凄惨な報復合戦が起きる。

その過程で、主人公である仲の良かった3人の青年の
うち、まず1人が粛清され、2人はその報復の過程で、
望まない殺人を犯し、自らも命を落とす。

「友情に殉じた破滅の美学」と見ることもできようが、
何とも虚無的な結末の映画であった。


(終わり)


韓国映画と即席ラーメン

2019年11月23日 |  〇映画・映画音楽

첫잔처럼  「最初の1杯のように」 2019年 〇〇〇--
(868)



2019年に公開されたインディーズ系の映画。

製薬会社で働く30代半ばの独身営業マンが主人公。


誠実さと人に対する優しさを忘れず地道に努力する
人間には、ちょっとした勇気さえあれば、仕事の面
でも恋愛の面でも、いつかは必ず福が訪れる、という
展開の物語り。

身を粉にして働きながらも、なかなか報われないで
いるサラリーマンに対する、応援歌のような映画
だった。



ところで、この映画の中で主人公がインスタント
ラーメンを作って食べるシーンがあった。



この映画に限らず、韓国映画には、かなり頻繁に
インスタントラーメンが登場する。

以前、「世界で一番インスタントラーメンを食べている
国民は韓国人
」という記事を読んだ記憶があるが、
韓国におけるインスタントラーメン人気は、現在もなお、
健在と見てよさそうだ。




(終わり)


韓国のキャンピングカー

2019年11月22日 |  〇映画・映画音楽

오늘도 위위  「今日もニャムニャム」 2019年 〇〇---
(867)



2019年に公開されたインディーズ系の動物映画。



大の猫好き(新語で<냥이 집사>)として知られる女優、
ソン・ウソンが愛猫12匹を連れ、旅行する様子を記録した
ドキュメンタリータッチの映画。



彼女が最初に飼った、元捨て猫ももう15歳(人間の
年齢では80過ぎ)。

最後になるかもしれない彼との旅。



どちらかと言えば犬派の「ヲタク」も楽しく見れたし、
何より癒された。



なお、個人的には、彼女が旅行に使ったキャンピングカーも
強く印象に残った。

キャンピングカーを使った旅行には憧れる。


(終わり)


勝負ペンはドクグリ

2019年11月22日 |   〇学習余話

唐突ながら、久しぶりのシャープペンネタになる。

当ブログにも書いた通り、10月某日の日曜日、「ヲタク」は
福岡市でロシア語能力検定試験の3級を受験した。

その際、使ったシャープペンがドクターグリップの0.5mm
だった。


△「ヲタク」の受験用勝負ペンはドクターグリップ0.5mm

前回の受験では、書き取り練習に使っている、いつもの
0.7mmのシャープペンを使ったのだが、芯先が微妙に
太くて、細かい漢字を限られたスペース内に書き込むには
不向きだった。

その点、0.5mmはいい。

狭いスペースであっても、鮮明な漢字が書き込める。



試験を受けている最中にも関わらず、指先に感じさせて
くれた「小さな快感」に感謝である。



(終わり)


映画で自然な釜山方言

2019年11月21日 |  〇映画・映画音楽

니나 내나  「あなただって私だって」 2019年  〇〇〇〇-
(866)



2019年に公開されたインディーズ系の家族ドラマ。

主人公は3人姉弟。


慶尚南道晋州に暮らすシングルマザーの長女と新婚の
長男。そして、プサンに暮らす末っ子。家族には
打ち明けていないが、彼はゲイ(恋人は不法滞在中の
韓国系カナダ人)。

晋州で長男と写真館を経営していた老父は、痴ほう症に
かかり、現在はけがで入院中。

そんな姉弟の元に、ある日突然、病床に伏す母親から
「会いたい」と書かれた1枚の手紙が届く。

その昔、横暴な夫から逃げるためとは言え、姉弟を
捨て家を出て行った老母に対し、姉弟はそれぞれに
複雑な心情を抱いていた。

それでも、姉弟は母が入院している非武装地帯近くの
街(パジュ)の病院まで、車を走らせることにした。


△3人姉弟と長女の娘(映画より)

結局、姉弟がパジュに着いた時、老母はすでに遺骨に
なってしまっていたが、母親が優しい老人(内縁の夫)に
看取られたこと、病気で倒れるまでずっと、事故死
した次男の名前を取った店名のうどん屋を経営して
いたこと、などを知る。

途中、家族につながる縁者が数多く登場し、若干、
焦点が散漫になる嫌いはあったが、家族の絆が
回復される物語の展開にすっかり引き込まれて
しまった。

これには、姉弟たちの話す言葉が、「ヲタク」にも
なじみ深い釜山(慶尚道)方言だったことも大きい。

全く誇張のない、自然で落ち着いた釜山方言だった。


(終わり)


韓国カップ麺は50円

2019年11月20日 |  〇我家の韓国料理

先日、「ヲタク」の妻(プサン出身の韓国人)が地元の
スーパーで韓国のカップ麺を大量購入した。

1個50円(税抜き)という激安価格に引かれたそうだ。


△元来、「ヲタク」は辛いものが苦手

かし、いざ食べてみると「辛いだけで味に深みがない
から、もう食べたくない」とのこと。

そこで、「ヲタク」に食べろ、ときた。

理不尽である。


△「突き抜ける辛さ」など、迷惑である

とは言え、この程度の理不尽さに腹を立てていては、
夫婦関係は維持できない。

とりあえず、「ヲタク」は、粉末スープを3分の1程度
入れて「試食」してみた。

味はまあまあ。

それでも、けっこうな辛さで、額からは大量の汗が
噴き出し、おまけに唇が痛くなった。




<追記>

数日後、妻は気変わりし「やっぱり食べる」と言ってきた。

一件落着である。


(終わり)


韓国映画とゲイの街

2019年11月20日 |  〇映画・映画音楽

걱정말아요  「心配しないで」 2017年 〇〇〇--
(865)



2017年に公開されたインディーズ系の短編映画。LGBTを
主人公に描いた3本の作品のオムニバス。成人指定。

애타는 마음「焦がれる思い」 〇〇---


△主人公はさみしくなると車をゲイの街・N洞に向ける(映画より)

タクシー運転手をしている、さえないゲイの中年男が、
ソウルの代表的ゲイコミュニティーであるN洞(鐘路3街)で、
自分好みの若い美青年と出会い、ドタバタ劇の末、結ばれる
までをコミカルに描いた作品。

自らもゲイである美青年が、最初は中年男を「変態!」と
はねつけながらも、最後に結ばれていく展開がおかしかった。

「ヲタク」の場合、ゲイではないが、男女関係とダブらせて
見てしまうことで、一種、不思議な感情移入が可能だった。

決して自慢できるような話ではないにしろ、ある意味、
「ヲタク」だって、十分、「変態」なのだ(一部女性に
対してのみ)。

새끼손가락「小指」  -----

同性愛者の支援団体を舞台にした、美青年同士の恋の
物語。

「ヲタク」の趣向には全く合わない作品だった。

소월길 「素月道路」 〇〇〇〇-


△ニューハーフと中年女性(映画より)

主人公は、ソウル中心部のS通り沿いの一角で売春を
しているニューハーフの女性と中高年女性の2人。

この作品では、社会の闇を生きる2人の数奇な交流と
心温まる人間的友情を描いている。

3作品の中で「ヲタク」が最も心を動かされた作品である。



(終わり)