■저 하늘에도 슬픔이 「ユンボギの日記」 〇〇〇〇-
(2012)
1965年に公開された家族ドラマ。「ユンボギの日記」として日本でも
知られるベストセラー書籍を映画化した作品。
△先生に励まされながら日記を書き続けたユンボギ
時代は1960年代。テグ(大邱)のスラムに暮らす小学生のユンボギは、
幼い兄弟やだらしない父親の生活をガム売りなどで支えながら、極貧の
中にも人としての優しさや感謝の気落ちを忘れず、たくましく生きている。
映画では終盤部で、書籍化された彼の日記がベストセラーとなり、彼や
彼を励まし応援し続けた小学校教師の苦労が報われるまでの物語が描かれて
いる。
△ガムを売るユンボギ
映画では、ユンボギの日記の朗読などナレーション部分は標準語だったが、
登場人物たちの会話は、教師も含め全て慶尚道方言だった。
△ガムを売るスンナ
韓国映像資料院のサイトを通じて鑑賞すれば、韓国語字幕を確認しながら
慶尚道方言の学習もできる(本作品)。慶尚道方言を学習したい韓国語
学習者には、いい教材になってくれる作品だろう。
(終わり)
(2012)
1965年に公開された家族ドラマ。「ユンボギの日記」として日本でも
知られるベストセラー書籍を映画化した作品。
△先生に励まされながら日記を書き続けたユンボギ
時代は1960年代。テグ(大邱)のスラムに暮らす小学生のユンボギは、
幼い兄弟やだらしない父親の生活をガム売りなどで支えながら、極貧の
中にも人としての優しさや感謝の気落ちを忘れず、たくましく生きている。
映画では終盤部で、書籍化された彼の日記がベストセラーとなり、彼や
彼を励まし応援し続けた小学校教師の苦労が報われるまでの物語が描かれて
いる。
△ガムを売るユンボギ
映画では、ユンボギの日記の朗読などナレーション部分は標準語だったが、
登場人物たちの会話は、教師も含め全て慶尚道方言だった。
△ガムを売るスンナ
韓国映像資料院のサイトを通じて鑑賞すれば、韓国語字幕を確認しながら
慶尚道方言の学習もできる(本作品)。慶尚道方言を学習したい韓国語
学習者には、いい教材になってくれる作品だろう。
(終わり)
■돼지가 우물에 빠진 날 「豚が井戸に落ちた日」 〇〇〇--
(2010)
1996年に公開された異色のちょいエロ恋愛ドラマ。
主人公の男は非常に不誠実で身勝手な男。1人の人妻と愛し合いながらも、
一方で男を純に思い続けている若い女性とも肉体的な関係を持っている。
この映画は、最後に男が破滅するまでの紆余曲折を、乾いた視点で描いて
いる。
ブログ主の趣向には合わない映画だったが、物語の展開には、けっこう
引き込まれてしまった。
△食事シーンは一切なく、厨房の様子のみ登場
なお、この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、食後の食器の状態で登場した。
△チャジャンソースらしき黒っぽいソースが目に付く皿
主人公が付き合っている人妻の夫が出張先で食事をしたとおぼしき
町中華の厨房が映ったシーンだった。
正確に何枚のお皿が、とまでは言えないまでも、状況的に少なくとも
2、3枚はチャジャン麺の皿が含まれていると見ていいだろう。
それにしても、店の様子や食事シーンは一切登場させずに、厨房だけを
映したカットで、登場人物の食事を連想させるような演出も珍しい。
(終わり)
(2010)
1996年に公開された異色のちょいエロ恋愛ドラマ。
主人公の男は非常に不誠実で身勝手な男。1人の人妻と愛し合いながらも、
一方で男を純に思い続けている若い女性とも肉体的な関係を持っている。
この映画は、最後に男が破滅するまでの紆余曲折を、乾いた視点で描いて
いる。
ブログ主の趣向には合わない映画だったが、物語の展開には、けっこう
引き込まれてしまった。
△食事シーンは一切なく、厨房の様子のみ登場
なお、この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、食後の食器の状態で登場した。
△チャジャンソースらしき黒っぽいソースが目に付く皿
主人公が付き合っている人妻の夫が出張先で食事をしたとおぼしき
町中華の厨房が映ったシーンだった。
正確に何枚のお皿が、とまでは言えないまでも、状況的に少なくとも
2、3枚はチャジャン麺の皿が含まれていると見ていいだろう。
それにしても、店の様子や食事シーンは一切登場させずに、厨房だけを
映したカットで、登場人物の食事を連想させるような演出も珍しい。
(終わり)
■초인 「超人」 〇〇〇--
(2009)
2016年に公開された癒し系の青春ドラマ。
主人公は、認知症の母親と2人で暮らす男子高生と、親友の自死により
心に深い傷を負い、高校を中退した後、高卒認定試験の準備をしている
少女の2人。
病院で出会い、図書館で再会したことをきっかけに、2人は、お互いに
惹かれ合う関係になる。
△親友が好きだった韓国人作家の暮らすモンゴルを1人、訪れた少女
そして、2人の間に芽生えた友情と淡い恋心が、困難な中を生きる
それぞれの成長を優しく後押しして行く。
△小説家の韓国人女性が住むゲルを訪ねる少女
見る者の心を癒してくれる、爽やかな青春ドラマだった。
(終わり)
(2009)
2016年に公開された癒し系の青春ドラマ。
主人公は、認知症の母親と2人で暮らす男子高生と、親友の自死により
心に深い傷を負い、高校を中退した後、高卒認定試験の準備をしている
少女の2人。
病院で出会い、図書館で再会したことをきっかけに、2人は、お互いに
惹かれ合う関係になる。
△親友が好きだった韓国人作家の暮らすモンゴルを1人、訪れた少女
そして、2人の間に芽生えた友情と淡い恋心が、困難な中を生きる
それぞれの成長を優しく後押しして行く。
△小説家の韓国人女性が住むゲルを訪ねる少女
見る者の心を癒してくれる、爽やかな青春ドラマだった。
(終わり)
■카터 「カーター」 〇----
(2008)
2022年にネットフリックスで公開されたアクション映画。
ワケありの主人公男性が、人質に取られた自分の家族を救うため、DMZ
(非武装地帯)で発生した生物兵器クラスの新型ウイルスへの抗体を持つ
少女を、父親であるワクチン学者の元に届ける物語。
政略的な目的から、抗体を持つ少女の確保を狙うアメリカのCIA要員や
北朝鮮のクーデター勢力を相手にした、超人的でド派手なアクション
シーンが、画面狭しとひっきりなしに展開される。
ブログ主の趣向には合わない映画だったが、例によって韓国語の聞き取り
学習と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。
(終わり)
(2008)
2022年にネットフリックスで公開されたアクション映画。
ワケありの主人公男性が、人質に取られた自分の家族を救うため、DMZ
(非武装地帯)で発生した生物兵器クラスの新型ウイルスへの抗体を持つ
少女を、父親であるワクチン学者の元に届ける物語。
政略的な目的から、抗体を持つ少女の確保を狙うアメリカのCIA要員や
北朝鮮のクーデター勢力を相手にした、超人的でド派手なアクション
シーンが、画面狭しとひっきりなしに展開される。
ブログ主の趣向には合わない映画だったが、例によって韓国語の聞き取り
学習と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。
(終わり)
■아네모네 「アネモネ 裏切りの花」 〇〇〇〇-
(2006)
2024年に公開されたインディーズ系のブラックコメディ。
ロトくじの当せん券の行方(ゆくえ)をめぐり、1組のワケあり夫婦が
繰り広げるハチャメチャなドタバタ喜悲劇。
△練炭の煙(一酸化炭素ガス)を使い、命がけで夫の自白を引き出す妻
俳優たちの迫真の熱演がナンセンスな物語の設定を忘れさせてくれる、
実に見ごたえのある映画になっていた。ブログ主自身、見る見る物語の
展開に引き込まれて行った。
(終わり)
(2006)
2024年に公開されたインディーズ系のブラックコメディ。
ロトくじの当せん券の行方(ゆくえ)をめぐり、1組のワケあり夫婦が
繰り広げるハチャメチャなドタバタ喜悲劇。
△練炭の煙(一酸化炭素ガス)を使い、命がけで夫の自白を引き出す妻
俳優たちの迫真の熱演がナンセンスな物語の設定を忘れさせてくれる、
実に見ごたえのある映画になっていた。ブログ主自身、見る見る物語の
展開に引き込まれて行った。
(終わり)
■혐오의 스타 「嫌悪のスター」 〇〇〇〇-
(2005)
2024年に公開された癒し系のブラックコメディー。一部が白黒。
いくらダイエットしても痩せることができない太った女性と、いくら
食べても肉がつかないガリガリの男性が出会い、体形だけで人の価値を
決めつける世間の冷たい視線に苦しめられながらも、紆余曲折を経て、
夢も恋も成就させていく。
△ビリヤード場でチャジャン麺を食べる男
笑いあり癒しありの、なかなか見ごたえのある映画だった。
△ワイシャツの男はネットの生配信を見ている
ところで、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、しっかり登場してくれた。
△チャジャン麺を食べる男とネットの生配信を見て笑う男たち
主人公の2人が参加したソクチョ(束草)の砂浜でのビーチゲームを、
ネットの生配信で観戦する全国津々浦々の視聴者たちの様子を映した
シーンだった。
たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。
ブログ主が見るに、韓国映画でビリヤード場に出前の中華麺が登場する
場合、それはほぼ100%の確率でチャジャン麺である。
(終わり)
(2005)
2024年に公開された癒し系のブラックコメディー。一部が白黒。
いくらダイエットしても痩せることができない太った女性と、いくら
食べても肉がつかないガリガリの男性が出会い、体形だけで人の価値を
決めつける世間の冷たい視線に苦しめられながらも、紆余曲折を経て、
夢も恋も成就させていく。
△ビリヤード場でチャジャン麺を食べる男
笑いあり癒しありの、なかなか見ごたえのある映画だった。
△ワイシャツの男はネットの生配信を見ている
ところで、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、しっかり登場してくれた。
△チャジャン麺を食べる男とネットの生配信を見て笑う男たち
主人公の2人が参加したソクチョ(束草)の砂浜でのビーチゲームを、
ネットの生配信で観戦する全国津々浦々の視聴者たちの様子を映した
シーンだった。
たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。
ブログ主が見るに、韓国映画でビリヤード場に出前の中華麺が登場する
場合、それはほぼ100%の確率でチャジャン麺である。
(終わり)
時代背景は世紀末の1999年。髪の毛もぼさぼさで化粧っ気もなく、一部の
男性社員からは影で「世紀末」のあだ名で呼ばれている、経理の冴えない
女性社員が主人公。
彼女は、ろくに話もしたことのない同僚の男性社員に思いを寄せている
のだが、男は会社のお金を横領していた。彼女は、男の横領がバレない
ように、自分のお金を使い、男にも内緒で横領の埋め合わせをして
あげていた。
しかし、ついには男の横領が会社にバレてしまい、男とともに彼女も幇助の
罪で逮捕されてしまう。
△男が出所したら離婚し、主人公と男を結婚させようと考えていた妻(左)
男より早く出所した彼女に、今度は、男の妻で全身まひの難病を抱えて
生きる女性が接近する。そして、2人の間に起きる「化学反応」を軸に、
その後の物語が展開していく。
なかなか見ごたえのある映画だった。
(終わり)