急にキスされたことで怒って小突くダッレに対し、綺麗だったから思わずというようなお決まりの台詞を言うオジュン。それでも勿論怒り続けるダッレだが、またオジュンの鼻血だ。結局なんとなくうやむやなまま別れる二人。
勿論そんなことで怯んでいる場合ではないオジュンなのだが、偶然彼女とファンドマネージャーのジングが車に乗り合わせているところを見てしまう。詐欺の仕事抜きであせった様子のオジュン。
電話をかけ続け、彼女の職場に乗り込むが、口だけで彼女を丸め込むあたりはさすが。
押して押して押し捲るのでなく、押して押して彼女がスキを見せた時にすっと引き上げてしまうのだ。
嫌がっていたはずなのに、急にひかれてしまうと、調子が狂うもの。(これが詐欺の極意らしい)
彼女からなんとか3千万ウォンを巻き上げたいオジュン。
彼を信じたくても「子連れで未亡人」という自分の境遇を隠していたことを負い目に感じ、申し訳なく思うダッレ。
「あなたの席はないの。私と一緒にいる人は決まっている。亡くなった夫よ。5歳の子供がいるの。姑もいる。今まで黙っていたの。私は嘘つきよ。」というダッレの涙ながらの告白を聞きながら、「それがどうした」というオジュン。
自分がこれからやろうとしていることを考えたら、ダッレの嘘など取るに足りないものなのだから当然だ。ダッレを抱きしめながらも、オジュンの元には「準備出来たぞ!」とのメールがやってくるのだ。彼女から3千万ウォン巻き上げる準備が整ったオジュンはどうする?
***
ファンドマネージャーのジングが泣かせる。
「僕は友達も彼女もいない。今まではそれでもよかった。父さんがいたから。でも父さんがいなくなったら、僕は一人だ。僕に友達を作る方法を教えてください」とダッレに頼み込むジング。
「なんで私が?」と訝しがるダッレに「こんなおかしな頼みを頼める人が思いつかないんです・・・」お金はあっても寂しいジング。女性を車に乗せる、食事の食べ方等等。そんな基本的なことからダッレの授業を受けなくてはならないのだ・・・
(オジュンのエピソードよりも、こっちのエピソードの方が身につまされる・・・)