私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

雪の女王(新訳版)

2008-01-16 22:14:24 | 映画鑑賞
あのスタジオジブリが提供しており、今回作品誕生50周年で公開されたらしい。

雪の女王の怒りに触れ、連れ去られてしまった少年カイを探しに行く少女ゲルダの物語。
ただただ少年カイを迎えに行くため、少女は雪の振る中、靴を川に差し出して長い道のりを旅していく。
ただそれだけの物語だ。

以前手にしたチラシの裏には「ゲルダは神話の主人公」という宮崎駿監督の熱い気持ちが分かるインタビュー記事が掲載されていた。
アンデルセンの物語の中に神話的な要素を取り入れた物語ということで、ただただ自分の愛する少年を取り戻したいという気持ちだけで突き進む少女を「けなげ」と絶賛していた。

そんな宮崎駿監督の感想を知っていても、私は何故カイが雪の女王に連れ去られなければいけなかったのか、その理不尽さを問いたい気持ちで一杯だった。
この物語が、その理不尽な自らの運命に立ち向かう少女のけなげさを描いた物語だと分かっていても、理不尽な女王の振る舞いの裏に隠された女王の気持ちを考えずにはいられない。

良く足を運ぶ地元の映画館で見たのだが、武蔵野地区で活動しているスタジオジブリを応援するという意味もあるのだろうか?時々ジブリの提供している映画を上映している。シネコンというとどこでも同じ映画と地域性が無い中で、こんな風に一本でも違う映画が入っていると違うカラーが出て面白いと思う。

CINEMA CITY&CINEMA TWO


森は生きている/雪の女王

アイ・ヴィ・シー

このアイテムの詳細を見る