私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

コートとマフラー

2008-01-29 21:58:55 | 韓国語レッスン(面白い話)
Yさんとの韓国語のレッスンはいつも同じスタバの同じ席でやっている。
別に同じ席でなくてもいいのだが、なるべく人の動きがない角が落ち着くのでいつも同じ席でやっている。
たまたま先客がいたりすると「私たちの席なのに・・・」などと勝手にがっかりすることも多い。
先週の土曜日は、ちょっとお店の中が寒く、Yさんは途中でコートを着込んでのレッスンとなった。

するとYさん 
「韓国語学校の生徒さんに、『何で韓国ドラマでは、食べ物屋さんの中でも、コートを脱がないんですか』ってよく聞かれるんですが・・・」というではないか。

なぜ、コーヒーショップでも、食べ物屋さんでもマフラーも取らず、コートも脱がないのか?
これは冬のソナタを初めて見た人が誰でも持つ疑問だと思う。
ミニョンもユジンもサンヒョクも、愛を打ち明け笑顔を見せるときも、愛に破れ涙を流すときも皆コートを着て、マフラーを巻いていた。
いくら冬だといっても部屋の中では取ったり、脱いだりすればいいではないか?
これは日本人なら、誰でも不思議に思うことだと思う。
ドラマの筋にはなんの関係もないが、見慣れない当初はこんなどうでもいいことが気になって気になって仕方ないのだ。

Yさん曰く、目上の人に挨拶をする時は、コートを脱ぐという習慣もない。
授業中でも寒かったらコートを着たまま講義を受けるし、暑かったら脱ぐ。
(帽子をかぶったまま講義を受けるというのは、さすがにまずいが、コートは無問題だという)
他人の家を訪問する時でも、短い滞在だったらわざとコートは脱がない。
コートを脱がないということが、相手に短い滞在ですから、お構いなくという意味にもあるからという。

「コートを脱ぐ理由で思いつくのは、汚れるからとか、しわになるとかだけですね~」というYさん。

「教室が寒いので、授業の途中で、コート着てください!韓国式でいいですよと皆さんに言っても、皆さん遠慮されているのか、分かりませんが着ないんでよ。」というYさん。
いいといわれても、着込むのに躊躇する。その気持ちは良く分かる。

「コートは着ないけど、皆さんコートをひざ掛けにして授業を受けているでしょ?」と聞くと「そうなんですよ」と更に饒舌になるYさん。
寒かったら着ればいいのにと思うそうだが、誰もコートを着ることはなく、ひざ掛けにしたまま、授業を受けているのだという。
Yさんとしては、コートをひざ掛けにするというのが分からないそうだ。
「寒かったら着ればいいのに・・・」と思うらしい。

文化の違いは奥深いものありだ。
*****
私も冬のソナタを見ていた当時「なんで飲み屋の中でコートも脱がずに、焼酎を飲んだりしているのか?」ということについて、友人と話したことがある。当時は、勿論答えなど出る訳もなく、?マークが頭の中に浮かぶだけだった。




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