私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

魍魎の匣(もうりょうのはこ)

2008-01-13 14:34:09 | 映画鑑賞
堤真一、阿部寛、椎名桔平、宮藤官九郎、黒木瞳、田中麗奈・・・(他まだ続く)
とにかく登場人物が沢山の映画。
ただそのせいで退屈しなくて見られたことも確か。
京極夏彦の世界に特に興味がない人は、そんなところに面白さを見つけて楽しむのがいいと思う。

作家役の椎名桔平が数多い登場人物の中でなかなかいい味を出していると思う。いい味というよりも、キャラクター的に一番落ち着いているというところだろうか。おどろおどろしい感じは最低限に抑えられていると思う。これも一般受けを狙ったものだろう。
私自身はおどろおどろしい感じを楽しみたいという思いが強かったので、映画としてはやや物足りなさも感じる。

黒木瞳の演技 妙にわざとらしい雰囲気。今流行りのKY感があって、それが一番おどろおどろしい感じだった。さすが元宝塚。見せ場を作るコツが分かっているのではないだろうか。


魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)
京極 夏彦
講談社

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不汗党 第4話

2008-01-13 14:28:34 | 韓国ドラマ は行
「今日、仕事が終わってから2時間位時間ありますか?」ダッレからの誘いで、会うことになる二人。しかしオジュンが手帳を忘れていったことで彼女の存在を知ったヨナがダッレの働く書店に彼女を探しにくるのだ。とっさに火災報知器のベルを鳴らしてその場をやり過ごすオジュン。さすが身一つ、知恵だけで生きているオジュンとっさの瞬発力は女の敵でありながら天晴れだ。
(褒めている場合でもない。「俺はお金が必要なんだよ?金を作ってくれるって?お前金なんて持っていないだろう?こんな俺と一生暮らすつもりか?ヨナを小突き毒づくオジュン。女の敵はいこんな風に豹変して次々とターゲットを変えていくらしい・・・)
オジュンを瞑想センター(?)に連れていったりして打ち解けたのかと思いきや、「困るんです。会いにこないでください」と断るダッレ。しかし彼女が小さいコーヒーショップをやりたいことを知ったオジュン。さすが人をだますことに長けている。ちょっとした事業をやっているそぶりを見せて、連絡しないでくださいと言っていた彼女の方から連絡をするように仕向けるのだ。そして彼女から連絡が来ても決してすぐには連絡せず。さすがにこういうことを生業にしている人は駆け引きに対する情熱が違う。何も疑っていないダッレを手玉に取ることなど、朝飯前らしい。しかし相変わらず鼻血は出続けているし、住む場所もないその日暮らしは変わらないのだ。(赤いランニングなのも、汚れが目立たないためかと思われる。)
しかし何も知らずにオジュンに近づいていってしまうダッレ。

飛行機をやってあげなかったことでダッレの娘を泣かせてしまった男性は、なんとやり手のファンドマネージャーだった。彼の年老いた父(どんなに軽い布団でも「重い・・・」と我侭をいう老父。布団をはずすと「寒い」という老父。そんな父を大事にするいい息子でもある)もダッレの事を気に入っているのだ。しかしダッレにそんな気はひとつもなし。仕事では強気の彼もダッレとダッレの娘の前では調子が出ないようだが、結婚したい気持ちはどうやら真剣な様子。

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「あの・・・この位のお店を開くとしたら元手はどれ位?」コーヒーを買うのかと思ったら、いきなり見ず知らずのお店の人に開店資金の話を持ちかけるダッレ。彼だけでなく彼女も生きる瞬発力には長けていると見た。

チャン・ヒョクのような結婚詐欺師がいたら、だまされる女性はかなり沢山いるだろう。イ・ダヘのような明るい女性だったら、可愛い子供がいても結婚したいと思う男性は沢山いるだろう。それは分かるが今の所それ以上のものを見つけられず。

不汗党  助演者たち