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ある田舎の高校に転校してきたガンジン。
母と弟との3人暮らし。
父親の顔は知らない。父親といえるのはいつも肌身離さず身に付けているペンダントだ。
スンデの店をやると言っていた母は、「これしかしならないからと」結局喫茶店を始める(喫茶店と言っても、男性相手に若い女性が接客をするような店だ。)そんな風にしか生きていけない母を悲しそうに見つめるガンジン。
そんなガンジンが転校した学校の下級生がジワン。
自分のボーイフレンドが先輩に横取りされてしまった上に、その先輩はなんと自分のボーイフレンドから今度はガンジンに乗り換えるという掟破りなことをしたのだ。なんとしてでもガンジンの気持ちを自分に向けて先輩に仕返ししたい。
しかしそんなガンジンの可哀相な身の上を知り、ガンジンの母親を自分のものにしようとする嫌な奴に仕返ししようとするジワン。
自分は何にも関係ないのに、全身全霊でそいつに仕返しするのだ。その熱血娘は町の漢方医の娘。
「前世ではきっと恋人同士だったはず」という下級生の彼女のことをなんとも思っていなかったはずなのに、自分がペンダントをなくしたことを気にかけ、自分の母にも優しい態度で接する彼女に親近感を覚えるガンジン。
「ただの復讐のために近づいた!!」などと聞いても、今の気持ちはどうなんだ?と彼女に問いただすくらい彼女の事が好きになったガンジンだが、そこはドラマ。
妹ジワンのことを気にかけた兄が彼女の代わりに川に入ってペンダントを探そうとしたばかりに兄は溺れ、亡くなってしまうのだ。母の「いっそジワンが亡くなればよかった・・・」息子をなくし、すっかり動転した母の言葉に傷つき「俺もお前が好きだ」というガンジンの言葉に「本当に復讐のつもりだったのよ。」という言葉を投げつけるジワン。
****(そして簡単に8年後)***
父に遭いたい一身で勉強に励んだガンジンは大きな建設会社にヘッドハンティングされるくらいの素晴らしい青年に。しかし恋愛、結婚の前には母の存在が大きく立ちはだかるのだ。
そんな彼が偶然出席した婚約式。
「彼が急に都合が悪くなって婚約式は延期することになりました。せっかくいらしてくださった皆様、次の時はダンス踊るし、歌も歌いますから!」と一人で招待客に挨拶する新婦があのジワンだったのだ。
「クリスマスに雪は降りますか」という昔のトレンディドラマを連想させるタイトルのドラマ。
もっとコメディタッチかと思ったら、主人公の前には結構な壁が様々立ちはだかっているようだ。
冬にはちょっと切ないドラマがぴったりということなのか。
***
ハン・イェスルの高校生時代を演じる彼女。
どこかで見たことがと思っていたのだが、あの善徳女王の子役時代を演じた子では?トクマン子ども時代とは随分雰囲気が違うが。。。しかしこの子が上手いのだ。