私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

危険な関係

2014-01-14 21:41:55 | 映画鑑賞
1930年代の上海を舞台にした恋の駆け引き。
元彼女を再び自分のものにしようとする男性に、その元彼女が持ちかけたのは、ある女性を誘惑すること。要するに人の心を賭けの対象にして弄ぶということを、暇つぶしのように二人はのらりくらりと始める。
男性は弄んでいるはずだったのに、自分の仕掛けた罠にどんどんはまり込みそこから抜けることが出来なくなるのだ。
他人から見たらなんの意味のないことも、罠にはまったものからすれば、しびれるようなここと良い空間なのだろう。しかし一つ歯車が崩れると罠はまるで蟻地獄のようになるという話。

弄ぶはずの男性をチャン・ドンゴンが演じているのだが、見た目が非常に麗しく説得力はあり。男に弄ぶことを提案する女性をセシリア・チャンが演じているのだが、妖艶というより地理際のぎりぎりの美しさという感じだ。(この散り際というのは年齢とは関係なく、彼女がそんな感じを醸し出しているということ。
そして弄ばれる未亡人がチャン・ツィイー。逆のキャスティングも十二分にあったはずなのに、未亡人の役がこんなに似合うとは・・・・

キャスティングに心惹かれてみる。それはそれで面白かったのだが、最期の最期に緊張感がプツンと途切れるような思いをしたのは私だけだろうか?



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初めて韓国に行った際、韓国の映画館で初めてみた映画がペ・ヨンジュンのスキャンダルだった。
その話を父にすると「危険な関係だったらやっぱりジェラール・フィリップがいい。」と、フランスを代表する美男子の彼がジャンヌ・モローと共演した映画のことを教えてくれた。
時間を超え、洋の東西を問わずに繰り返し取り上げられるその題材の妙・・・・

しかし、私にはその駆け引きの妙を理解する素地がないようだ。



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【復刻映画パンフ】危険な関係 ジェラール・フィリップ ジャンヌ・モロー
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