BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法少女まどか☆マギカ 最終話 補足

2011-04-23 15:03:19 | まどマギ
というか、思いついたこと。

いろいろ終わってざっくり考えると、

要するに、あれれと皆が思ってしまった鬱展開的な、魔法少女世界を
まどかの、魔女化防止策によって、従来からある、魔法少女世界に戻した、

ってことだよね。

つまり、

正義=魔法少女=魔女=悪、つまり、正義=悪、

というマッチポンプ的な、どうにもやりきれない世界を

魔女化阻止によって、魔法少女はダークサイドに落ちないようにした上で、
悪=魔獣、正義=魔法少女、という二項対立的な世界を確定した。

でも、それは、従来あった通りの、魔法少女の世界。


ということで、

これは、JJエイブラムスの『スター・トレック』みたいな世界だよね。

本来あるスタートレックの物語=正史を改変しようとする動きがあって、それを未来から来たスポックが阻止する。
でも、阻止したところで、従来からあるスタートレックの物語は何にも変わらない。
だから、壮大な無駄な話だった。

で、まどマギにおけるスター・トレックは、いわゆる魔法少女ものの物語、ってことになる。


ついでに言えば、ループ化した世界を描いた果てで、
時空の動きのない論理空間を用意するところは『LOST』と似ている。

ということで、結構、エイブラムス的展開だったんだなと思ってきたり。


あと、魔獣は、まどかが改変する前の世界には存在しなかったわけだから、
魔獣は、まどかによる、悪を封じ込めた創造物ってことなんだよね、きっと。

つまり、まどかが、魔法少女の魔女化を阻止するために、
最後に引き受ける「呪い」を集約させたところから生じるのが多分、魔獣。

となると、実は、魔法少女vs魔獣、という、正義と悪を峻別した構図そのものが、
まどかによる創造ということになる。

・・・てなこと。

最終話の最後の、改変後の世界で、ほむほむが魔獣と戦う場面は、
いろいろと想像が可能であることに気付いた。

また、考えてみるかも。


そうそう、「円環の理」って、要するに「まどかの法則w」ってことだよね。
円=まどか、円=環、で。

その意味で、「まどかは概念になった」ってことだよね。

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