BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

とある魔術の禁書目録II 第24話 『武装集団(スキルアウト)』

2011-04-02 18:46:42 | 超電磁砲/禁書目録
なんかよくわからない最終回だった。
で、ネットも見てみたら、要するに3期に繋げるための引きということね。

それにしても、ホント、ワンピみたいになってるんだな、
原作(マンガやラノベ)の(ほぼ)忠実な映像化だけが目的のアニメ化。
わからないところは、原作読め、と。
わかったよ、3期が始まるまでには読んでやるよ、って気にもだんだんなってきたよw
なんたって、ストーリーさっぱり、だからな。

駒場って何でレベル0であんな凄いのか、と思ったが、
いろいろ軍用技術で補強してるって、ことなのね。
魔術や超能力、という超常能力が主体のところで、ベタな通常兵器による武装ってのは、文字通り、コロンブスの卵だよね。
でも、それなら、あの『超電磁砲』の最終回の方で出てきたパワードスーツみたいの着れば、結構、いい勝負になるんじゃないのか、というのが、駒場の戦い方を見て感じたことかな。
いや、実際、『超電磁砲』の最後は、パワードスーツによるビリビリの超電磁砲の復元だったわけだし。

なんたって、風斬を使って天使を再現するのができるくらいなら、
超能力者の能力の再現なんてそんな難しい話じゃないんじゃないのと思えてくる。
というか、最初からそれでいいじゃない、ヴェントの襲撃とかに対しても。
いや、ヴェントは敵意を持った人は自動的に倒すという術式らしいから、
単純な破壊兵器では全然だめなのはわかってるけど。

とはいえ、武装して戦うという選択肢もある、ってことだよね。
今回のを見ると。

で、はまづらというのが最後に出てきたけど、どうやら彼は結構重要な人物のようで。

最初は驚いたのが、でも、要するに、レベル0といっても上条さんが余りに問答無用の、裏技=幻想殺し、を持っていて、もはやレベル0といっても詐称みたいなものだからだよね。

ここで、本家レベル0の登場人物=はまづら、を出すことで、きっと、普通の人も頑張れるんだぜ!的な、読者が感情移入しやすいタイプを出してきたってことなんだろうな。

だったら、佐天さんとかも出さないかなぁ。
初春が登場してきてるのに、佐天さんが出てこないのが、
だんだん、わざとらしく見えてきてるしね。

とにかく、レベル0×武装、というのはベタだがある意味王道展開。
そもそも、一通さんがレベル5第一位だから、あれ以上の能力者はないってことだから、
そうなると、レベル0をどれだけ底上げできるのか、というのが、
物語の幅を拡げるためには、重要になるんだろうな。

あとは、なんだろう、御坂母の話は余りに唐突すぎてポカン。
というか、なんで「開戦」なのか、わからないから、イマイチピンと来ない。

それと、土御門、偉そうだな、と。
あの大覇星祭マラソンwで、だらしなかった姿からは想像できないw
でも、最後のあの四人組はどうしてチームを組むことになったんだ?

とにかく、未読者おいてけぼりのラストだから、全然最終話の感じがしなかった。

どうなるんだろう、この先。
というか、禁書目録さんは、必要なの?
どんどん、ただの嫉妬深い、大食いキャラでしかなくなってきてるようだけどw

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西尾維新 『花物語』 感想 追記

2011-04-02 02:12:46 | 西尾維新
うーん、やっぱり、今回はいまいちだな。

こういう時、気になるのは、
西尾さんの場合、変に読者へのサービス精神が発揮されると、
物語全体が薄っぺらなものになりがちな傾向があること。

戯言シリーズに対する、零崎シリーズなんて、その最たるもの。

戯言シリーズの中のバトル成分だけが出され、
かつ、前日譚的なものが物語の中心になると、
要するに、新規の発見がなくなり、
いわば、年表を埋めるような辻褄あわせの物語になってしまう。

あるいは、僕君世界シリーズ。
第一作は面白かったが、その後、どんどん失速していって、
書くほどに物語としては、ダメな方向に行った。
自己言及も程度をわきまえないとただの破綻した物語に堕する、といういい例。
ほとんど、病院坂黒猫のキャラ小説になってしまう。

あるいは・・・

と、要するに、西尾維新の場合は、読者が好きなキャラへのオマージュを書き始めると、
大抵のものが、そのキャラ好きへのサービス回的な話になって、
物語そのものには力が注がれない。

ということで、今回の神原回については、
第二シリーズをはじめて、各登場人物を順繰りにもう一度成長させよう、というところから構成されたのだろう。なので、中盤は当然もたつく。

今回の『花物語』の失速を踏まえると、
前回の『傾物語』も実は失速ときちんと指摘すべきだったのでは、と思えてくる。

八九寺ガン無視の八九寺回というアクロバットも、
それに続く話でも行われたつまらないアクロバットがあると、
むしろきちんとネガティブに捉えるべきだったのではないかと思えてくるから不思議だ。

うーん、なので、
やはり単発では『花物語』も、先述した他のシリーズと同様、
失速の始まりか?という目線で少し厳しく見ていてもいいように思える。

つまりは、次の撫子回の出来がシリーズとしてはかなり重要なのだろうな。


あ、そういえば、

ホントなら、君僕シリーズが完結していた頃ではなかったか、今頃は。

うーん。
西尾さん、スランプでないといいんだけどな。


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