BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

アルドノア・ゼロ 第12話 『たとえ天が堕ちるとも -Childhood's End-』

2014-09-21 19:42:32 | Weblog
うーん、案の定、なんとも雑な幕引きになってしまった。
残念。
本当に、後半に入ってダレてしまった。

何はともあれ、1月からの第2クールに向けて、気になることが、アセイラムと伊奈帆の生存だけ、というのはね。。。

これ、最悪の引きじゃないかな。

結局、終盤に入ってから、全てはザーツバルムの私怨であった、ということでしかない。
戦闘に何の大義もありはしない。
だから、最終コーナーを回っても、アセイラムがただ、アルドノアドライブを止める、という行為しかない。その行為が何か次のステップに結びつくのか、と思ったら、単に、その場で殺害されるだけだった。しかも間の悪いスレインの助力のせいで。

この決戦の中で、2クール目の主題に繋がるものが多少は出てくるのかと思ったら、ただのドンパチのみ。

しかも、何? あのザーツバルムのロボの、緊張感をなくす所業。

最終決戦!って緊迫感溢れるところで、いまさらながらの、ロボの合体シーンに時間をさくのは、さすがにアホなんじゃない?間延びも甚だしい。

いやー、あんなシーン、全然、燃えないよ。

しかも、その結果使ってる技が、今まで戦った火星ロボの能力の全部って、、、どれだけ、単体のロボとしての魅力を下げてるんだよ。

ほんと、ガッガリ。

やっぱり、虚淵が全部シナリオ書かないとダメだな。
よくわかった。

デューカリオンのクルーの生存とかも放っとかれたままだし。

いや、一応、それは、最後にユキ姉によるナレーションによって語られていることにはなっているけど。

あと、いかにも付け足した感のある「アセイラム姫は消息不明」って何?

だって、銃弾に撃たれてたじゃない?
右肺と頭部かな?
心臓を撃たれてないから蘇生も可能なのもしれないけれど、その生存の可能性を「消息不明」という言葉で「説明」しちゃうのは、シナリオ的には、超下手っぴだよね。

それは何らかの形で「描写」すべきところでしょ。
仄めかすところでしょ。

でなければ、あんなどう考えても死んでるでしょ?という場面を描かなければいいのに。

その直後に「消息不明」じゃ、しらけるのも明らかでしょ。

しかも、アセイラムが死ぬ場面は、これでもう三回目なわけだから、いい加減、これで本当に死ななかったら、どうよ?という感じ。

それこそ、前にちょっと想像してた、実はアセイラムは、オリジナルの火星人が残したオーバーテクノロジーの塊で、実は人外でした、という設定でも持ち出さない限り、生存は厳しいんじゃない?でも、それはこの状態で使ったら、あまりにもご都合主義的すぎるよね?

第1話から第3話までの序盤においては、この物語は、ちょっと厳しい現実を突きつけるリアリティ重視の物語だと思っていたのだけど、それが中盤以降、どんどんただのファンタジックな物語に堕してしまった。

ホント、残念。

衝撃的なシーンだけをつなげればいいってもんじゃない。

物語にはカタルシスが必要なはず。

それが、終盤には全くなかった。

ただ登場キャラのまわり、しかもバイプレイヤーの心のいらいらを吐露させただけ。

本当、残念な終わり方。

2期は見るつもりだけど、それにしても、この終わり方はない。

期待してたんだけどな。。。

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