BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

その着せ替え人形は恋をする 第12話 『その着せ替え人形は恋をする』 感想

2022-03-27 15:34:46 | ビスク・ドール
あー、やっぱり夏祭りで締めてきたかー。

この流れからすると、多分そうなるだろうなぁ、と思っていた通りだった。

しかも、最後をあの、「寝落ち五条くんへの海夢の告白」で終わるところまで。

だって、あのあたりが一番、二人の距離が縮まるところだからね。

というか、海夢のすきぴーw話にひとつの区切りがつくところ。

あのシーンで、読んでいる方も、

もう五条くん、はやく気づけよー、
あ、でも、もう事実上つきあっているようなものだからいいかー!

という気になって、それ以後の読み方がちょっと変わってしまうところではあった。

でもそれが夏休みの最終日、というのもお約束だよねw


ということで、終わってしまったw

当然、2期があることは期待しているので、是非とも、ハロウィンパーティと文化祭のエピソードでやってほしいw

ていうか、この構成だと、2期があったら、多分、文化祭を締めに持ってくる流れだろうなあw

絶対盛り上がるはずだから、2期、はやくよろしく!


しかし、まさか、何の期待もせずに1話を見て、あれ、これもしかして面白いんじゃない?って思って、そこから一気に原作を読んでしまって、むしろ、読み終わってからは、あのシーンはどう描かれるのかなぁ?と思いながら楽しむ感じになってしまうようになるとは思っていなかったw

つまり、原作を読んで展開を知っていても、でも楽しみに映像を見れてしまえる類に作品ってことで。

完全に今季の掘り出し物ナンバーワンw

まぁ、いろいろな意味で、そこかしこに、ご都合主義的な展開が張り巡らされているわけだけど、でもまぁ、幻想ってそういうものだよね、ということまで含めて、優しい幻想譚だと思っている。

とうことで、五条くんは、これで海夢という相棒を得て(まだ恋人ではないからね)、彼女の導きでクラスでも頼れる男になっていくという展開が待っているので。

ホント、文化祭までは是非ともやってほしいなぁ。

こちらは、ものすごく期待しながら待ちたいと思う!


にしても、夏祭り、いいよねぇw

花火を二人で観るの、いいよねぇw

足を痛めた彼女をおぶって二人で帰るの、いいよねぇw

そんな定番の展開を、最後は現代らしくスマフォの寝落ち告白で締めるのって、作者はよくわかっているなぁ、って思っていた。

そして、その展開をスタッフもよく理解しているなぁ、って。

素晴らしかった!

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明日ちゃんのセーラー服 第12話 『ひとりじゃないんだ』 感想: 小路と江利花の共演をここまで物語の総括に絡めた制作陣ってハンパなくない?

2022-03-27 15:17:12 | Weblog
いやー、この最終回は素晴らしい構成だったね。

まさか、後夜祭の小路もダンスシーンに合わせて、体育祭のクラスの善戦ぶりを描いていくとは思わなかった。

しかも、ダンスの伴奏は、江利花による生演奏ときた。

といっても、彼女がピアノを弾くのは前回までにわかっていたことだけど、

途中でヴァイオリンにスイッチするとは思わなかったよw

つまりさ、この最終回はさ、

文化祭での小路のダンスシーン
体育祭で小路たち1年3組の活躍ぶり
小路と江利花による共演

の3つが同時並行で描かれていく、という、どうにも欲張りな構成で。

しかも、すでに体育祭は終了した「想い出」として描かれるから、ダイジェストになってもなんの違和感もない。

むしろ、感動的だったシーンだけが切り取られた感じで、その分、密度が上がっていく。

しかも、それが江利花の生演奏が流れる中で想起されていて、その演奏によって学生生活の大切な想い出であることが強調される。

それだけでなく、その想い出を、今、壇上で踊っている小路も江利花もともに思い出しながら、その想い出の尊さも込めて、踊り、弾いている。

・・・って、これ、もう、感情を盛り上げる上で完全にポジティブフィードバックになっていて、なんだこれ!ってくらい盛り上がっていくw

要するに、江利花による生演奏という「劇伴」の設定が完全に全体のリズムを作っていて、

しかも、ピアノとヴァイオリンによる演奏が、いかにも「女子高生の尊いセピア色の10代の記憶」の定番的イメージをかきたてる、という点で、

この作品のテーマである「フェティッシュ」そのものを描いてしまっているわけでw


いやー、参ったw

単なる足フェチとか指フェチとかだけじゃなくて、そうしたフェチ全般に対するフェティッシュを最後に示してくるのだから。

スタッフのフェチに対する思い入れがすごすぎて、もうドン引きするくらいw

でも、初見のときは、もちろん、見入ってしまったのだから、見事に制作陣のフェチぶりにやられたわけでw

うーん、最後にすごいものを持ってきた!


いまだに、小路たちの、デフォルメが効きすぎた顔には慣れないのだけれど、でも、動きの部分は素晴らしかった。

あと、やっぱり、構成かな。

今回、冒頭でいきなり文化祭になってしまって、あれ、前回、みんなで練習していたバレーボールはどうなったの?とか、

りりたちとの水泳競技はどうなったの?

って思っていたら、それをちゃんと挟み込んでくるしw

しかもバレーボールについては、一番最後にもってきて、しかも最後にあの、小路のコート外から駆け出してのアタック!!!でしょ?

あれはズルい!

ああいうシーンは本当にズルい!

だって、あそこのシーンって、どう見たって、バレー部の鷲尾瞳が小路を認めて、行ってみれば、デレたwってことでしょ?

でなかったら、あそこから、小路に向けてロングトスを上げたりしないわけだから。

ということで、ものすごくダイジェストになっていたけど、でも、すでに想い出シーンとなっているからこそ、最も輝いたところだけ取り出しても、見ている側は納得できてしまうわけでw

ホント、あそこはやられた!


ということで、とにかく動きが凄くて、アニメーションとしては出色の作品になったのは間違いない。

最初はどうなるかとも思ったけど、後半になって、小路をはじめとして、一通りクラスメイトのキャラがわかってきたところからの展開は、とても清々しくてよかった。

ということで、このクオリティが維持できるなら、続きを見てみたい気もするけれど。

でも、今回の最終回のような構成は、2度はないから、続編をやるときは、ハードルが思い切り上がりそうだけどw

期待しないで待ってみるかね?

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