BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

呪術廻戦 第30巻(最終巻)エピローグ4話 感想4:宿儺の双子の魂って、虎杖の父親じゃなくて祖父から受け継いだものだったんだ・・・ んー、だから???

2024-12-26 21:24:22 | 呪術廻戦
感想1感想2感想3もあります)。

エピローグってわけじゃないけど、例の宿儺の双子の魂が虎杖悠仁に移っていた件、

宿儺は、虎杖の父親に移っていたって推測していたけど、作者によると、真相は、虎杖の爺さんだったらしいw

いや、だからなに?ってことでしかないのだけどw

むしろ、わからないのは、じゃ、なぜ羂索は、虎杖の父、爺さんから見たら息子と交わって虎杖を生むことにしたのか? よくわからない。

新事実を明らかにしたら、むしろ謎が深まった、ってことなのだけど。

ただまぁ、爺さんの顔、そういえば宿儺とにていなくもないかなぁ・・・とも思ったりw

でも、爺さんは、まさに出オチ的に、物語の冒頭で亡くなってしまったから、あんまり細かい顔の造作とか、覚えてなかったし。

なので、宿儺の双子・・・とかは思わないよねw

まぁ、正確には魂の転生?だけどw

ということで、こうした設定は、今後ももしかしたら小出しにされるのかな?

釘崎のスピンオフとかマジで始まったりしたら、そういうネタも増えそうだけどw


ただなぁ、そういう本編で描きそこねた小ネタを続編とかスピンオフで描くのって、あまりいい手とは思えないんだよなぁ。

なんていうか、『ネギま!』の秘密を『UQ Holder』で明かしたような流れ。

前作の読者をつなぎとめるための手管ってのはわかるのだけど、物語自体が、それをあきらかにするために、とってつけたような形のものになりがちだから。

いや、まだスピンオフやるかどうか、わかんないけどさw

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呪術廻戦 第30巻(最終巻)エピローグ4話 感想3:釘崎家の3世代に亘る女性の系譜って、マジでヤバそうなんだけどw これ釘崎野薔薇が主人公のスピンオフの予告だよね?

2024-12-26 21:23:47 | 呪術廻戦
感想1感想2感想4もあります)。

感想2で書いたように、エピローグ4本のうち、最初の小沢(虎杖)と最後の裏梅(宿儺)の間に挟まれたパンダと野薔薇の話。

まぁ、このうちパンダについては、意志のある呪骸であるには3つの魂が必要だったのに、パンダは、ゴリラの兄ちゃんとサイの姉ちゃんの魂を失ってどうなっちゃうんだろう???という疑問に対する、多分簡単な答え。

一応、時々稼働するらしいw(←テキトー!w)

まぁ、このエピソードの核はやっぱり、乙骨家にパンダが引き取られていて、乙骨の孫と話しているから、あー、乙骨そのまま生き残ったんだ、ちゃんと結婚したんだ・・・っていう「裏」のメッセージのほうが重要、ってことで。

小沢編の裏メッセが虎杖のことで、裏梅編の裏メッセが宿儺のことだったのとちゃんと対になっている。


で、そうなると、問題はやっぱり野薔薇編。

こちらでは、いきなりずっと伏せられていた野薔薇のママンが登場したのだけど、どうやらこのいつまでもコドモのフリをするママン、実母が、つまり野薔薇から見たバアちゃんが超苦手で逃げ出していたらしいw

で、野薔薇は、ママンと再会する際、その情報を祖母にも伝えていて、最後に、ママンが怯える祖母とママンが対面したところで終わりw

いや、これ、ここで終わっちゃだめでしょ?

絶対、これ、野薔薇を主人公にしたスピンオフのティザーでしょ?

まぁ、本編の最後を見れば、普通に考えてスピンオフの主役は、心が洗われて善玉サイドに移った宿儺!ってことになりそうだけど。

でもまぁ、いきなり宿儺が主役というのでは、さすがにお腹いっぱいで消化不良になりそうだから、ここはいったん、野薔薇が主役を引き受けてリブートってことにする。

まぁ、無印の本編で主人公の傍らにいたバイプレイヤーが、続編では主役に抜擢されるというのはよくあることだから、結構、野薔薇主役のスピンオフはあるかもw

だいたい、野薔薇って、死滅回游編ではずっと寝てたわけだしw

まだまだ活躍できる余地はある。

読者も飽きてないしw

そういう意味では、この3世代にわたる呪術師一家、しかも名門ではない、傍流の一家、というのはちょっと面白いかもw

そもそも、藁人形に釘を刺すって、スタイルからして野蛮だしw

ということで、野薔薇主人公のスピンオフが再来年あたりスタートすることに千点!って感じかなw

まぁ、野薔薇のバアちゃん、マジでヤバそうだけどw

なんか「もって」そうだしw

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呪術廻戦 第30巻(最終巻)エピローグ4話 感想2:結局作者は虎杖と宿儺の相反する対となる存在として扱いたかったんだな。過剰に利他的な虎杖と過剰に自己的な宿儺。そんな双子が慈しみを覚える話。

2024-12-26 21:23:07 | 呪術廻戦
感想1感想3感想4もあります)。

このエピローグを見ると、最終的に作者は人の情念を描くキャラクター漫画を描きたかったんだな、ってことがよくわかった。

詳しくは感想1にも書いたように、このエピローグはまさにエピローグらしく、主人公たちと関わった「脇役」に焦点を合わせることで、間接的にメインキャラたちの人となりや心情を想像させるものだった。

だって、高校時代の虎杖を知る小沢優子でなければ、呪術師になった前後で、虎杖がどう変わったのか、変わらなかったのか、という見極めはできないから。

で、小沢優子の目から見れば、虎杖の本質は変わらない、ということでしょ?

呪術師としての技量はあがり成長はしたけど、でも成長を後押しした虎杖悠仁の心根は変わっていない、ということをそれとなく示した。

それはやっぱり表現としてはうまいと思う。

ただでさえ虎杖ってわかりにくいキャラだったから。

そういう意味では、やっぱりパートナーって大事だよね。

相手の本質をそれとなく映す鏡として。

で、そんな虎杖と小沢の二人を見ていると、結局、作者が描きたかったことっていうのは、そうした陰影を伴うキャラ漫画だったのだろうな、と痛感した。

だから、「呪術」というのも、人間のネガティブな感情を大々的に語って構わないとする舞台装置でしかなかった、ということで。

でなければ、あんな真人みたいなイタイ願望を平然と語られる変態なキャラは描けなかっただろうしw

そういう意味では、最終決戦の相手が宿儺だった、というのは、逆に働いたのだろうな。

だって、今回の裏梅のエピソードを見る限り、宿儺って、本質は悪ではないから。

宿儺からすればやりたいことをしているだけで、それが世間の基準からすると「悪認定された」だけのことで。

宿儺は宿儺で単にサバイブしたい、そのためにはテクノカルに強くなってないといけない、ということを繰り返してきただけで。

そんな相手がラスボスだと、戦闘狂になる以外は盛り上がりようがないよね。

だって、あんなクズ野郎の真人を粉砕したら、そこにはカタルシスが生まれて、要は気持ちいい!ってなれるけど、宿儺は対しては、もっと冷静に事態を見てしまう。

その結果、高専全員と宿儺の百日手合わせwみたいなオチにするしかなかったのだろけど。。。

その意味でも、このエピローグは、虎杖の影である「小沢」で始まり、宿儺の影である「裏梅」で終わったのはよく考えられている。

要は、過剰に利他主義的な虎杖が自分を慈しむことを覚え、過剰に利己主義的な宿儺が人を慈しむことを覚えるまでの話。

「呪」は、だからまぁ、情念として「愛」の裏返しだった、ということだよね。

執着。

確かに仏教っぽいといえば仏教っぽいんだろうなぁ、いや詳しくはわからないけどw


あ、で、真ん中に挟まれたパンダと釘崎についてもちょっとおもうところはあるのだけど、それはまた別のエントリーでw

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呪術廻戦 第30巻(最終巻)エピローグ4話 感想:このエピローグのために小沢優子は渋谷事変編の直前に登場していたのか! ちょっとスゴイかも!?

2024-12-26 21:22:20 | 呪術廻戦
感想2感想3感想4もあります)

第271話で連載は完結した『呪術廻戦』の最終巻に添えられた4つのエピローグ。

小沢優子
パンダ
釘崎野薔薇
裏梅

の4つ。

このうち、なんだかんだ言って一番ホッとしたのは、やっぱり最初の「小沢優子」のエピソード。

まぁ、地元で小沢と虎杖が再会して、釘崎の霊感によれば、うーん、なんか今更、虎杖にアオハル始まっちゃう?・・・的な予感を感じさせるものだった。

とにかく、二人が再会できたことが、作中なら、小沢にとってだけでなく虎杖にもとっても心温まる話に見えたのが大きい。

だって、虎杖は、宿儺との決戦でいろんなものを失ったから。

その喪失感を埋めるためのきっかけとして、かつての思い出を共有できる小沢がいた、という話。

まぁ、だから、この小沢優子が、渋谷事変の直前に唐突に物語に割って入ってきたのだろうな、と今更思って、ちょっとだけ、これは、おー!作者、狙ってた? と思ったりw

まぁ、後付けの再登場場面って方が正しいのだろうけどw

なんたって、宿儺との最終決戦もノリとライブ感だけで駆け抜けた作者だからw

でも、そう思ってでも、やっぱり小沢の存在は虎杖にとって救いになるのだろうな、と思うのは、本編の最後がやっぱり過酷だったから。


で、その過酷さを忘れるために盛られてきたのが、パンダと野薔薇。

さすがは呪骸のパンダ。

乙骨の家に引き取られて2080年でも稼働中(ただし時々w)らしい。

そこで乙骨の孫がいるということは、じゃあ、乙骨の相手はだれだったの?って邪推は働くわけでw

まぁ、それはやっぱり真希だったんだろうなーとかw

一方、野薔薇は、前から疑問だった実母がようやく登場。

まぁ、野薔薇的に決着をつけた、って感じだが、しかし、この家族、祖母、母、娘の三代にわたって、実は呪術師の才能がある家系だったってことで。。。

あれ、もしかして、野薔薇って、実はサラブレッド?・・・とか思ったりw

なんかこのまま野薔薇を主人公にしたスピンオフができそうな雰囲気だった。


で、最後が、裏梅。

懸案の宿儺との出会いだけど、確かに裏梅って男の子、だったのね。

この二人は実は出会ったときから実はいい感じだったのね、と。

そういう意味では、宿儺にとってもかけがえのない存在だったんだな、裏梅って。

その二人の親しさを、「氷魔法」の術のかかり方で暗示するなんて、ちょっとズルいよね。

しかし、宿儺って、どうやらこれ、ほんとに生まれつき、目が4つ、腕が4本だったんだな。

双子の片割れを食った、というのも納得。


・・・ということで、最終巻のエピローグとしては、正直、悪くなかった。

それでも、本編の、とりわけ最終3話の迷走ぶりには、やっぱりちょっと納得はできないけど。

しかし、連載が終わってから、概ね1クール後wにエピローグが来ると、まさに喪に服していた、という感じがして、不思議だな。

要は、熱量がちゃんと冷めたところで、ようやくほっこりとして読めるお話もあるっことだなw


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