BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

逃げ上手の若君 第170話『吉野1338』 感想:時行がついに後醍醐天皇に謁見。

2024-09-02 20:47:32 | 逃若党
北畠顕家の死を経ての、南朝・吉野への逃走経路。

南朝のために尽くしてくれた武士たちを無下にもできず、恩賞を与えるところはちゃんと行う後醍醐天皇。

とはいえ、時行は、顕家からの上奏文を届ける役もあり、結果、帝の機嫌を損ねてしまった。

・・・からの、まさかの、ジュンサイを料理せよ、の命、しかも帝が所望しないものを用意すれば、即、死罪!という無茶振りw

まぁ、毎度、新たに慕うべき年長者が現れたときは、時行の場合、しばらくの間はいろいろともめてはきたので、今回もその一環だとは思うけどw

さてはて、どう転ぶのか。

とりあえず、顕家配下の残党武士たちからの時行への羨望の眼差しは増したようだけどw

それはそうと、殺人狂シイナはついに弧次郎とのフラグが立ったのかな?


ところで、この間、169話まで読んだので、その続きとして今回、感想を書いてみたけど、このまま継続するかはちょっと思案中。

ひとつには、やはり歴史改変モノなので、ツッコミが難しいところがあるなぁと思ったから。

戦国武将を中心とした歴ヲタには全くかなわないので、一応、要所要者で史実に忠実なこの作品は、自由にストーリーを楽しむのが難しいところがあるのは否めないので。

で、だから、でもあるのだけど、ふたつめの難しさは、物語展開への言及が難しいとなると、結局、書くとしたらキャラへのツッコミが中心になると思うのだけど、漫画オリジナルの人物としては、結局、時行の郎党に集約されてしまうところがあり、それはそれで小さな話になるかなぁ、と。

たとえば、今アニメの方は第9話で、初期の逃若党の最後のメンバーとして吹雪が加わるところだけど、まさか、彼の武芸や戦略眼が(足利尊氏もその一人である足利家が設立した)足利学校で学んだ者であり、後日、足利尊氏の神力に当てられて、足利側に寝返るなんて思わないじゃない。

で、吹雪が寝返ったあと、ただの吹雪として時行たちに対峙するならわかりやすいのだけど、寝返ったあと吹雪は、実在した人物である「高師冬」を名乗るわけで、そうなると今後の吹雪の言動も、大なり小なり史実の制約を受けることになる、と思わないわけには行かない。

要するに、なんか、窮屈なんだよね、物語の展開を自由に想像しながら楽しもうとする立場からするとw

ということで、悩み中。

お話としては面白いと思うけど、要は、語りにくいなぁ、と思わせる作品だということかな。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 呪術廻戦 第268話 『決着』 ... | トップ | トニカクカワイイ 第286話 ... »

逃若党」カテゴリの最新記事