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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

彼女、お借りします 第165話 『彼女と涙①』 感想: これ、もはや完全に八重森は「要らない子」扱いすべき展開だよね?

2020-11-18 11:42:19 | かのかり
冒頭、いきなり、前回の引きの千鶴の号泣シーンから一転して、すでに部屋で悶々とあの場面を反芻する和也の場面へ。

まぁ、それはいいのだけど、えーと、やっぱり、あの後、二人は「バラバラに」帰ってたんですか・・・???

いやー、意味不明だな、マジで。

お隣さんだろ? 一緒に帰れよ?

あの状況で、抱きしめもしない、送ってもいかないって、それ、八重森じゃないけど、和也、あんた、ちんちん、ついてんすっか?、ってマジで思うよね?

さすがに21歳の大学生男子として破綻してないか?

・・・って思ってたら、案の定、八重森が和也の部屋に闖入してきた。

で、彼女とのやり取りで、あれでもなお、和也は、千鶴との関係を「レンカノ」の枠組みで捉えようとしているのがわかったのだけど。

いや、これここまできたら、むしろ精神異常だろ?ってレベルだよな、和也は。

で、ここから、また八重森を相手に、この後どうする?ああする?みたいな話をひとしきりして、和也は退散。

で、今度は、その八重森が千鶴と遭遇w・・・ってさぁw

いや、これさぁ、お隣さんどうし、とか、同じ大学に通っている、とか、ほんと、そんな設定にしなければよかったのにね。

単純におかしい。変だよ。これ。

でもまぁ、その変な感じにむしろエッジをかけるために、八重森っていう作者の代弁者キャラが投入されたのだろうなって、思った。

要は、和也の振り付けをする、妹ならぬお姉さんキャラとしてある。

ついでにいえば、八重森が力添えするのはあくまでも「知恵」の部分で、実践経験の担当は墨ちゃん。

そうしてこの先、和也は、八重森と墨ちゃんに両脇を支えながら、なんとか千鶴にアプローチしていく展開になる、ってことなのだろう。

ほんと、大学生とは思えない体たらく。

クズとかヘタレを超えて、もはやアブノーマルのレベルだよね、和也は。

ただまぁ、それも、八重森、なんていう「仲介役キャラ」を出してしまった以上、仕方がないのだろうけど。

和也が、千鶴という高嶺の花を攻略するゲームだと思っていたら、そのゲームの開発者が、シナリオを現場で便利に必要に応じて軌道修正できるよう、降臨する際に使っているのが八重森というキャラ、という位置づけ。

だって、千鶴に向かって「正ヒロイン」とか言っちゃうのって、もう完全にメタ・コメントじゃん。

しかし、だったら、なおさら、あの小百合おばあさんが倒れて亡くなるまでの一連のシーンはなんだったの?ってことになるわけで。

ことここにいたって、八重森は、いらない子、扱いすべきだと思うな。

端的に、八重森は邪魔。

そこで、和也と千鶴の間の仲介役という名の、不必要な壁を作る必要はないよ。

ここまで来たら、もっとストレートにいこうぜ。
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