(感想1、感想2、感想4、感想5、感想6もあります)。
乙骨センパイを救わなくちゃ、という虎杖の発言だけど、「憂太、テメェ、コノヤロー!」という罵倒から、十中八九、リカ絡み・・・だと思うわけだが。
前の感想2では、乙骨の五条ボディの操作が、羂索の術式で実現したと思っていたのだけど、実はそれが読者を、そして乙骨自身をもミスリードするものだったとしたらどうだろう?
つまり、乙骨は、羂索の術式で五条のボディに移ったと思っていたけど、実はそうではなく、何度も訓練で使った、憂憂の術式で実現されていたとしたらどうなるか?
どうしてそう思うかと言うと、それは262話のあたりの、乙骨五条vs宿儺の戦いの際に、五条の戦闘記憶が乙骨の意識に流れ込んでこなかった描写が確かあったから。
あと、前回の267話の頭で、わざわざ五条と乙骨が入れ替えの訓練シーンが描かれていて、そこで、憂憂の術式による「入れ替え」では、これもまたわざわざ「入れ替わっても脳の記憶が読めない」という事実を伝えていたから。
裏返すと、宿儺と戦っていたときの乙骨五条は、乙骨の魂だけが移って、乙骨の脳が移植されたわけではなかった。
じゃあ、なんで乙骨五条の頭に、羂索のような縫合糸の跡があったかと言うと、あれは、第一に宿儺に羂索の術式を使わせたと思わせるためのブラフだった。
それはきっと宿儺なら、憂憂の術式のような「入れ替え」の術式に関する知識をもっていただろうから。
その知識を思い出させるまでもなく、羂索の術式を使ったと思わせる必要があった。
ただ、それは同時に、乙骨自身にも、自分が羂索の術式で入れ替わったと信じさせるためのものだった。
で、そう考えると、乙骨の術式が直接書き込まれている「脳」が乙骨の頭部に残ったままなのだから、リカが乙骨五条についてこずに、乙骨の身体を抱きしめていたことも納得できる。
で、この場合、重要なのは、五条の脳も生体としては生きていた、ということ。
厳密に言うと違うかもしれないけれど、五条は失血からの脳死状態にあって、それゆえ家入の反転術式でも直せなかったのかもしれない。
(あるいは、すでに一度、死の淵から脳を守って反転術式で生還したことのある五条からしたら、宿儺に両断されたときも、とにかく脳を守ることだけに専念したのかもしれない。体の方の修復は家入がしてくれると信じることで)。
でも、家入の指導では、乙骨に、五条の体に移ったあと、反転術式を使って五条の体を直せと言っていた。
だとすると、これ、内部から五条の脳組織の修復を狙ったのかもしれない。
一種の賭けとして。
で、そうなると、乙骨がリカの術式の限界時間の5分を待たずして倒れてしまったのも、多分、術式の主の憂憂の方が倒れたから、ということかもしれない。
なので、最悪のケースは、五条も乙骨も死んでしまったケースは変わらないけど、
最善のケースでは、五条も乙骨も生存している可能性がある。
五条の場合は、相変わらず脳死状態が続いているかもしれないけれど、しかし、一度乙骨が乗り移って内部から反転術式をかけたから、脳組織の再生も遅々ながら進んだのかもしれない。
乙骨の場合は、憂憂の術式が切れたら自分の身体に戻るしかないわけだけど、そこは今度は、物理的に治療が進められていた可能性もある。
ただ、これは最善の場合であって、リカが嘆いているところからすると、もしかして、魂としては五条の体に移ったまま、乙骨の脳を含む身体の方は死んでしまった場合。
この場合、リカは乙骨が死んだから消えても良さそうだけど、乙骨の魂は五条の体に残っているから、消えることができず、だから「憂太、テメェ、コノヤロー!!」ということになるw
いや、わからないけどね。
ただ、一応、最善のケースとして、乙骨と五条の双方が生きていることもあり得ると思っているのは、これも前回、釘崎が復活したそばに、楽巌寺と歌姫がいたこと。
この二人がセットでいると、どうしても、あのVS宿儺戦の冒頭で五条に対して行った「超バフ」のことが思い出されて。
多分、その「超バフ」を家入にかけて反転術式の効果を上げたから釘崎がタイミングよく復活したのかな、と。
同様に、宿儺に真っ二つにされた五条に対しても、二人の超バフがかけられた家入の超・反転術式が使われたんじゃないかなと。
ただ、それでも、すでにVS宿儺戦によって焼き切れた術式を含めて五条を短時間で完全復活させることは不可能で、それくらいなら、乙骨によって五条の脳の修復も新体同様進めてもらうほうがいいと判断したからじゃないかな、と。
あと、これも読者に対するミスリードとして、ここまで合間合間で、宿儺戦に備えて用意した戦略が開陳してきたことで、いかにも合議の上で戦略が練られていったように見えるけれど、実は、その統括者として、楽巌寺と歌姫、それに家入といった教師陣がいたのではないかと。
日下部もその一人かもしれないけれど。
彼らだけが知り、学生には秘匿されていた情報もきっとある。
それは、宿儺との戦闘を速やかに進めるために。
なので、すべての事情を乙骨が知っていたわけでもないこともきっと確かで。
実際、虎杖も、主観的には釘崎はもう死んだと思っていたけど、実際には復活の一歩手前にあったわけだから。
そういう意味では、265話で虎杖が死んだと思っていた中に釘崎の他に五条もいたことが、逆に五条も生存している「サプライズ」が控えているように思ったことでもある。
ということで、乙骨が死んだと思ったら、実は生き返っていたことに、リカがブチ切れているという、幸せな騒動が繰り広げられていたことが、次回明かされる・・・ってことにちょっと賭けてみたい気がしているw
乙骨センパイを救わなくちゃ、という虎杖の発言だけど、「憂太、テメェ、コノヤロー!」という罵倒から、十中八九、リカ絡み・・・だと思うわけだが。
前の感想2では、乙骨の五条ボディの操作が、羂索の術式で実現したと思っていたのだけど、実はそれが読者を、そして乙骨自身をもミスリードするものだったとしたらどうだろう?
つまり、乙骨は、羂索の術式で五条のボディに移ったと思っていたけど、実はそうではなく、何度も訓練で使った、憂憂の術式で実現されていたとしたらどうなるか?
どうしてそう思うかと言うと、それは262話のあたりの、乙骨五条vs宿儺の戦いの際に、五条の戦闘記憶が乙骨の意識に流れ込んでこなかった描写が確かあったから。
あと、前回の267話の頭で、わざわざ五条と乙骨が入れ替えの訓練シーンが描かれていて、そこで、憂憂の術式による「入れ替え」では、これもまたわざわざ「入れ替わっても脳の記憶が読めない」という事実を伝えていたから。
裏返すと、宿儺と戦っていたときの乙骨五条は、乙骨の魂だけが移って、乙骨の脳が移植されたわけではなかった。
じゃあ、なんで乙骨五条の頭に、羂索のような縫合糸の跡があったかと言うと、あれは、第一に宿儺に羂索の術式を使わせたと思わせるためのブラフだった。
それはきっと宿儺なら、憂憂の術式のような「入れ替え」の術式に関する知識をもっていただろうから。
その知識を思い出させるまでもなく、羂索の術式を使ったと思わせる必要があった。
ただ、それは同時に、乙骨自身にも、自分が羂索の術式で入れ替わったと信じさせるためのものだった。
で、そう考えると、乙骨の術式が直接書き込まれている「脳」が乙骨の頭部に残ったままなのだから、リカが乙骨五条についてこずに、乙骨の身体を抱きしめていたことも納得できる。
で、この場合、重要なのは、五条の脳も生体としては生きていた、ということ。
厳密に言うと違うかもしれないけれど、五条は失血からの脳死状態にあって、それゆえ家入の反転術式でも直せなかったのかもしれない。
(あるいは、すでに一度、死の淵から脳を守って反転術式で生還したことのある五条からしたら、宿儺に両断されたときも、とにかく脳を守ることだけに専念したのかもしれない。体の方の修復は家入がしてくれると信じることで)。
でも、家入の指導では、乙骨に、五条の体に移ったあと、反転術式を使って五条の体を直せと言っていた。
だとすると、これ、内部から五条の脳組織の修復を狙ったのかもしれない。
一種の賭けとして。
で、そうなると、乙骨がリカの術式の限界時間の5分を待たずして倒れてしまったのも、多分、術式の主の憂憂の方が倒れたから、ということかもしれない。
なので、最悪のケースは、五条も乙骨も死んでしまったケースは変わらないけど、
最善のケースでは、五条も乙骨も生存している可能性がある。
五条の場合は、相変わらず脳死状態が続いているかもしれないけれど、しかし、一度乙骨が乗り移って内部から反転術式をかけたから、脳組織の再生も遅々ながら進んだのかもしれない。
乙骨の場合は、憂憂の術式が切れたら自分の身体に戻るしかないわけだけど、そこは今度は、物理的に治療が進められていた可能性もある。
ただ、これは最善の場合であって、リカが嘆いているところからすると、もしかして、魂としては五条の体に移ったまま、乙骨の脳を含む身体の方は死んでしまった場合。
この場合、リカは乙骨が死んだから消えても良さそうだけど、乙骨の魂は五条の体に残っているから、消えることができず、だから「憂太、テメェ、コノヤロー!!」ということになるw
いや、わからないけどね。
ただ、一応、最善のケースとして、乙骨と五条の双方が生きていることもあり得ると思っているのは、これも前回、釘崎が復活したそばに、楽巌寺と歌姫がいたこと。
この二人がセットでいると、どうしても、あのVS宿儺戦の冒頭で五条に対して行った「超バフ」のことが思い出されて。
多分、その「超バフ」を家入にかけて反転術式の効果を上げたから釘崎がタイミングよく復活したのかな、と。
同様に、宿儺に真っ二つにされた五条に対しても、二人の超バフがかけられた家入の超・反転術式が使われたんじゃないかなと。
ただ、それでも、すでにVS宿儺戦によって焼き切れた術式を含めて五条を短時間で完全復活させることは不可能で、それくらいなら、乙骨によって五条の脳の修復も新体同様進めてもらうほうがいいと判断したからじゃないかな、と。
あと、これも読者に対するミスリードとして、ここまで合間合間で、宿儺戦に備えて用意した戦略が開陳してきたことで、いかにも合議の上で戦略が練られていったように見えるけれど、実は、その統括者として、楽巌寺と歌姫、それに家入といった教師陣がいたのではないかと。
日下部もその一人かもしれないけれど。
彼らだけが知り、学生には秘匿されていた情報もきっとある。
それは、宿儺との戦闘を速やかに進めるために。
なので、すべての事情を乙骨が知っていたわけでもないこともきっと確かで。
実際、虎杖も、主観的には釘崎はもう死んだと思っていたけど、実際には復活の一歩手前にあったわけだから。
そういう意味では、265話で虎杖が死んだと思っていた中に釘崎の他に五条もいたことが、逆に五条も生存している「サプライズ」が控えているように思ったことでもある。
ということで、乙骨が死んだと思ったら、実は生き返っていたことに、リカがブチ切れているという、幸せな騒動が繰り広げられていたことが、次回明かされる・・・ってことにちょっと賭けてみたい気がしているw