14時というのに「並ぶこと覚悟」(地球の歩き方)でこのような混雑です。「65」の数字は65分待ちということのようです。我々は添乗員のメモによれば「現地ガイドの馬さんの計らい」ですぐに中に入ることが出来ました。
14時というのに「並ぶこと覚悟」(地球の歩き方)でこのような混雑です。「65」の数字は65分待ちということのようです。我々は添乗員のメモによれば「現地ガイドの馬さんの計らい」ですぐに中に入ることが出来ました。
鹿港での媽祖観光を終えて台北へ向かい鼎泰豊での遅い昼食(14時)となりました。小さい店ですが(赤い字の看板で鼎泰豊とありますね)「地球の歩き方」では「最も有名な上海小吃専門店。台湾人の間で、必ず名前の挙がる店」(p123)と紹介されています。
Lonely planetは、かつてNEW YOKE TIMESが世界ベストテンにはいるレストランと紹介したことがあると記述しています。(p90)
これは何でしょうね?
宿題になっている日本での媽祖信仰について簡単に紹介しておきます。ネタは主に天理大学教授藤田明良氏のネット上の「日本の媽祖信仰と南薩摩の媽祖像」によります。
媽祖は南は沖縄から北は青森までに伝わっています、現在、多くは廟になどに祀られてはいなくて個人の家か博物館などにあるようです。(私の推測)ただし、沖縄では久米島と久米村(両者は地理的に別)に媽祖廟があり一族などに信仰されています(沖縄県教育委員会の担当者から教えていただきました。)
私の住む鹿児島は多いようです。日本全国では30例ありそのうち鹿児島では10例あります。南さつま市坊津の揮津館に媽祖像が展示されています。同じ南さつま市笠沙の林家は中国からの渡来人の家系で今も媽祖像が祭られています。(南さつま市の担当者から教えていただきました)
鹿児島市の繁華街天文館に「ボサツ通り」という地名があります。1630年に中国からの渡来人が媽祖を祀る菩薩堂を建立しました。それが火災、廃仏毀釈など経て消滅しその痕が地名として残っているのが「ボサツ通」です。(鹿児島市の担当者から教えていただきました)
中国福建省に宋代に生まれた実在の女性が海の神になり媽祖となりました。「台湾の歓び」(四方田犬彦著)は「東南アジアの沿岸ほぼ全域において、もっとも親しまれ、深く信仰されている女神**」と叙述しています。台湾では約600の媽祖廟があるそうです。台湾において最も古い時期に媽祖廟が建てられたのがここ鹿港でその鹿港で2番目に古いのが我々が出会ったこの「天后廟」でした。ちなみに今年の3月7日にフィリッピンでの媽祖神社を紹介しています。またに日本にその痕跡があります。それについては次回紹介の予定です。
媽祖の顔が少し黒いですね。四方田氏は長年の線香の煤のせいとしながらキリスト教の「黒いマリア像」の例を引きながら何か意味があるのではないかと記述しています(p189~190)。