満鉄(南満州鉄道株式会社)とは満州国成立(1932)以前の日露戦争(1904~1905)の結果、帝政ロシアから譲渡された鉄道会社に始まります。単に鉄道経営だけでなく撫順炭鉱などの権益を持ち周辺地域の行政権を持つなど日本植民地経営(満州国建国)の尖兵的な役割を果たしました。
従業員39万8000人(内日本人14万人)の巨大企業です。余談ですが私の母方の伯父は満鉄社員でした。したがってその従兄弟は満州生まれです。
その満鉄本社跡が大連にありました。現在も鉄道会社の建物として利用されています。
大連という名前の由来は、1898年ロシアが租借し貿易港にしましたが、その時ロシアから遠いという意味のロシア語ダリニーと呼び、これがその後漢字化されたものです。ちなみに中国語の発音はダーリエンです。