高雄から台南に向かいました。台湾(島)には2千数百年前にオーストロネシア語族が住み始め約400年前まで近代的意味での国家は形成されていませんでした。そこに国家権力を背景にしたオランダ人が來島し、中国大陸からは漢民族の移住が始まります。そこで両者の争いが始まり、その主要な舞台が台南でした。それ故この地には両者の争いのあとが残っています。その代表的建物が赤嵌楼です。1653年にオランダ軍が建てプロビデンシャル城(紅毛城)と呼ばれていました。1661年日本でも有名な日本人を母に持ち浄瑠璃「国姓爺合戦」のモデルになった鄭成功がオランダを駆逐します。そしてこの赤嵌楼は台湾全党の中央機関になります。清王朝と対立していた鄭成功は病死しこの地は清王朝の支配下になります。その後は略。
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