石窟と言っても自然の洞窟ではなく人工のものです。内部の本尊はお釈迦さまです。周りに菩薩像、羅漢さんなどがあります。私たち一般客はこの釈迦如来坐像をガラス越しにしか見ることはできません。そのため写真が少しボケています。
日本民芸運動の柳宗悦はその著「石仏寺(石窟庵)の彫刻について」で以下のように記しています。
「東洋の文化がその高潮に漂ったときに、その霊気に活きた新羅の人によって始創されたのである。***この窟院こそ一国の制作ではなく実に隋唐の仏教の結晶であり、ひいては東洋の宗教ならびに芸術の帰結であった。***この石仏寺(石窟庵)の彫刻が世界に誇るべきに値するから、これを世の中に紹介する最初の一人になるつもりだ」(崔碩義著「韓国歴史紀行」p245からの孫引き)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます