一見トレヴィアの様で深い意味のあるもの4つ目
この写真はアフリカのベナン共和国(以前ダメホー王国)のギガ要塞博物館で見たものです。
この文章の意味は「アフリカの王たちは奴隷交易を初めから積極的に行ったのではないが、結果的には莫大な利益を上げた」ということのようです。この弁解は事実と異なるものです。実際は当時のアフリカ諸国の王たちが積極的に奴隷狩りをしてヨーロッパ諸国の商人に売り鉄砲などの武器を手に入れていたのです。しかしこのような言いわけが書かれているところをみると一定の説得力を持っているのでしょうかね。そのためこの地のダホメー王の末裔が現在も一定の権力を持っているのかも。
奴隷狩りの跡をベナンの人口2万人の湖上村ガンヴィエ(写真下)に見ることができます。
このような湖上の不便なところに2万もの人が生活している理由は、この地の奴隷交易国家ダホメー王国の奴隷狩りから逃れるためでした。それではなぜ湖上なら安全だったのでしょうか。それはダホメー王国の宗教(ヴードゥー教?)には戦士が水の上で闘うことを禁止するというタブーがあったからでした。
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