ヤルタの観光名所の一つがこの「ツバメの巣」です。別に特別の歴史的名所ではありませんがこの景観が名所と言うわけです。1912年ドイツの富豪が愛人のために作った中世様式の玩具の町のお城(lonely planet )です。海はもちろん黒海です。海の色が鮮やかでした。
中は法外に高くつまらないイタリアレストランとはlonely planet の酷評です。
文豪チェーホフ(1860~1904)は晩年病気療養のためヤルタに移り住みます。現在そこがチェーホフの家博物館として一般公開されています。白状しますと前回紹介したバルザックと違って彼の小説は読んだこともありませんし、彼の戯曲の芝居も日本ではポピュらーのようですが見たこともありません。写真は屋敷内の彼の像です。
部屋のテーブルにこのような紙が置かれていました。キリル文字、フランス語、英語などの文章です。これは英文に翻訳したもののようです。よく見るとラブレターですね。1836年6月19日の日付がありますね。興味のある方は拡大してお読みください。私も一度でもよいからこんなラブレターを書きたかったなー
その後1850年3月二人は正式に結婚します。バルザックの女たらしは有名ですが正式に結婚したのはこのハンスカ夫人だけでした。しかしバルザックは同年8月死亡します。バルザックは大食いで糖尿病だったと言われています。