採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

有利な展開のはず

2007-01-11 | +お客さんの日
年末のごちそうとして、鳥取からカニを送って頂きました。
ダンナサマが鳥取の友人に会った際カニカニカニとつぶやいていたようで、そんなに食べたいなんてと可哀想に思ったお友達が送って下さったのでした。

私がもう実家に帰った段階でダンナサマのいる家に届きました(29日)。
「なんかすごくいっぱいいるし動いてる」とおろおろした様子。
とりあえず一匹食べるね、との電話。しばらくして、タワシある?、とかネギある?とかまた電話が。こんなことになろうとは知らず、ネギも白菜も実家に持ってきたのでした。
結局ダンナサマはタワシと野菜を自分で買い物に行ったようです。
カニを茹で、カニはそのまま食べて、ゆで汁には白菜とネギ、ホタテを入れて鍋にしたそう。

本当は31日に私の実家に来る予定が、生きガニがいるので一日繰り上げて出発することに。でも家を出たのが30日の6時くらい。晩ごはんに間に合わないじゃんねえ。ぷんぷん。
宅急便の関東当日便なら30日の朝出せば夜に届くよ、と教えてあげたのだけれど、どうも早起きはしたくなかった模様。ん?もしやカニを自分で持って行くことで株を上げたかったのかな?

カニは30日の遅くに到着しました。あ、それとダンナサマも。
トロ箱から取り出しても取り出してもわさわさ出てきます。


2006/12/30 オス(松葉ガニ)1匹。メス(鳥取では親ガニ、福井ではコッペガニと呼ぶそう)6匹。


まだほとんどのカニが動くのです。
急いでインターネットで調べました(こちらも準備が悪いですね)。海水くらいの塩水でゆで時間は20~25分。蒸してもよい。ふむふむ。では明日蒸すかな? あ、生きているカニはなるべく早くゆでてしまった方がよいですって!
夜の10時過ぎにカニを蒸し始めました。


2006/12/30 蒸されて真っ赤
(要注意:この蒸し方は間違いなのです)


最初の3匹を蒸した後、どうやらカニは裏返して(甲羅を下にして)加熱しないといけない、ということが分かりました。美味しい汁が流れ落ちてしまうとか。次の4匹はちゃんと裏返して蒸しました。


2006/12/30 カニの山



とてもいい香り! 夜ごはん終わっているにも関わらず、メス1匹、4人がかりでつついて食べてしまいました。ほんのり温かく甘いのです。

残りのカニは冷ましてから冷蔵庫に入れておいて、翌日の夕食になりました。メス2匹を弟夫妻にあげたので、のこりオス1匹、メス3匹。一人あて1匹相当。
とはいっても母は福井育ちで、子供の頃沢山食べ過ぎたせいでカニアレルギーの気があるし、父は魚介よりお肉派だし、夫は前日丸1匹食べてるし、断然私に有利な展開だわ☆と密かに期待。

が。みんな食べること食べること。
親ガニの内子はねっちりとしているし、オスのミソもとろりん。身肉は大変ジューシーで味が濃いのです。生きているカニをすぐ茹でて(残念ながら翌日になってしまいましたが)食べるという新鮮さですからね。
母も「カニっておいしいわね」と久しぶりに堪能したようでした(アレルギーは治っちゃったのかな?)。

その日は鍋もやったのですが、ダシとして脚の細いところをふんだんに放り込んだせいでこちらも抜群。そして鍋のダシがうまい具合にお雑煮のダシになったのでした。


カニを食べながらのおしゃべりで、父の「心のカニ」が毛ガニだということが判明。学生時代北海道に行って初めて食べたそうで、ずっしり入ったカニミソのうまさに感激したそうです。あと青函連絡船の中で食べたぶ厚いロースハム、北海道で食べたジンギスカンも心に残るおいしさだったそう。

来年は活き毛ガニ買ってみようかしら?
でも、舌が肥えて、学生時代ほど空腹でもなくなったいま、同じ感動が味わえるかどうか。「心のカニ」はそのままにしておくべきかなあ。
コメント (4)
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