採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

お呼ばれ

2009-08-06 | +お客さんの日
先日、「お魚を取り寄せたからランチにいらっしゃいませんか~」という嬉しいお誘いがありました。
でも、ダンナサマは忙しいみたい。
なので私だけ、お邪魔することにしました。

ダンナサマの「あ、Fujikaちゃん起きなきゃ」という声で目が覚めて、シャワーを浴びて荷物を詰めて、などなど、1時間でタッタカ準備して、駅に向かって出発。
駅の階段で、私が目覚まし用にセットした携帯アラームが鳴りました。
あれ?今ごろ?1時間遅く間違えてセットしてしまったのかな?

電車に乗って乗り換え駅と時刻のメモを見て、はっ、と気づきました。
1時間早い電車に乗ってるじゃん!

そういえば朝、こんな会話があったような。
ダンナサマ:「朝ごはんでもたべる?まだ時間あるよ」
Fujika:「そんなには時間ないんじゃない?」

帰ってから確認したら、ダンナサマはこう言ったつもりだったとか
「朝ごはんでも食べる?まだ一時間あるよ」

「いち」が聞こえてなかったよ。
思いこみとは恐ろしいもの。

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途中乗り換え駅で休憩したりしつつも、予定より30分ほど早めに到着。駅まで迎えにきて頂きました。お宅でお茶を頂いたあと、農産物直売所に連れて行って頂きました。
川崎市内唯一のJA直営の農産物直売所「ファーマーズマーケット セレサモス」です。
1年前に開店したとのことで、大変な盛況でした(グーグルマップのストリートビューで見てみると、建物は出来ているけれど駐車場がまさに工事中です)。
お客さんの車は、駐車場からはみ出して近くの路上にもびっしり、巨大な売り場には沢山の商品、レジは5台くらいあるけれど、店内を一周してさらに店の外にも何メートルも伸びる程の行列です。

私の地元の直売所と値段や品揃えを比べてみましたが。野菜類は、うーむ、10円くらい高いかな?でもカボチャは、こちらよりも何百円か、安いような気がしました。・・・負けたわ。
真っ白や緑の茄子、黄色やオレンジ、ゼブラ模様のトマトなど、変わった品種も置いてありました。
産直はどこもそうですが、どれも鮮度抜群です。
お客さんが集まるのも分かるなーと思いました。

(畑からの収穫があるため)最近直売所に行っていなかったので、ワクワクしてしまいます。理性を働かせ、ぐぐぐっとこらえましたが、色々買いたくなってしまいました。

直売所から帰ってから、みんなでお料理しました。
お魚はわらびさんがテキパキ捌いて下さいました。ふみえさんはあっというまに沢山のお料理を作成。私は、あまり手際がよくなくて、刺身のツマを切ったり、など少しだけ・・・。

素敵なお料理の数々をご紹介しますね(撮り忘れたものもありますが)。

2009/7/26 こちらがメインのお魚です。
鯛、スズキ(少し小さいので別の名前になるのかな?)、クロソイ、ホウボウです。
2009/7/26

新鮮なお魚があったら、やっぱりお刺身ですよね!
上から、クロソイ、鯛、(紫蘇とミョウガの千切り)、ホウボウ、スズキ。

それぞれ微妙に味が違いますが、どれも美味しいです。夏のお魚は、冬よりさっぱりしているような気もします。
ガラスのお皿はふみえさんの作品です。

2009/7/26

ふみえさん作ガスパチョ。
材料はトマト(湯むきして皮を剥き、種を取り出して種の周りの果汁と果肉を使用)、パプリカ、タマネギ、キュウリ、セロリ。パンを入れなくてもとっても濃厚です。
トッピングにしたキュウリが、カリカリ感があってピッタリでした。

2009/7/26

酢で締めておいたスズキのマリネ。
上等のバルサミコ、柚子胡椒少々を使ったマリネソースが絶品でした。パンにつけて吸い取って頂きました。

2009/7/26

トマトとオレンジのサラダ(Fujika作)(切っただけ)。
ゼブラ模様のトマトほか3種類のトマトを使っています。
お庭の「芳香性ブッシュバジル」というものを散らしてみました。よくあるスイートバジルとはまた少し違う、香水のようないい香りです。

2009/7/26

ふみえさん作ポテトサラダ。
ジャガイモの皮を剥いて切ってから茹でるので、とても手早いです!
私はいつも、じゃがいもを丸ごと蒸かしていたのでポテトサラダはひどく時間がかかるもの、という印象でしたが、これならさっと作れそうです。今度練習してみなくては。

2009/7/26

茄子サラダ(Fujika作)
電子レンジで蒸した茄子、タマネギ、パプリカ、香菜、青唐辛子適量に、ナンプラーとじゃばら果汁を混ぜたものをかけただけです。

2009/7/26

わらびさん作キュウリの和え物。
表面にモロモロと見えるのは、生姜かな?と思ったら、なんとわさび。
塩もみしたキュウリとわさび、あと柚子の皮少々で香り付けしているそうです。
日本酒がすすみそう☆

2009/7/26

茹でたオクラ、紫蘇、ミョウガにだし醤油をかけだだけ(Fujika作)

2009/7/26

直売所で見かけた、断面が丸いオクラ。確か丸子ちゃん、という名前だったような。

ゆでただけでひとまず味見。甘みがあってマイルドな味だったように思います。

2009/7/26

バジルではなく、紫蘇と胡桃のペースト。名付けて紫蘇ベーゼ。

お素麺を茹でて冷やし、紫蘇ベーゼで和えて下さいました。
麺が冷たくてシコシコして、ソースは白和えのミント風味のような、コクがありつつもさわやかな味。とても美味しかったです。

2009/7/26

半分食べてようやく写真を撮らねばと思い出しました。丸魚の一番の楽しみともいえる、あら汁です。
ローリエ、トマト、オレガノ、ニンニクで、洋風あら汁になりました。
ものすごく美味!


この後、「何か」お菓子を作って見せて~、ということになり、心の準備が出来ていなかった私はおたおたしてしまいました。
材料や分量がシンプルで、比較的失敗の少ないパウンドケーキにしてしまったのだけれど、後から考えてみたら、ネットでもっと美味しそうなレシピを探せばよかったな・・・・。

突然のテストのようで、とってもあせってしまい、トースターで空焼きしていた胡桃を入れ忘れるという失態まで。
でもなんとか膨らんで、こんがり色よく焼き上がりました。
でも、もう少し焼いてもよかったかな・・・。
いつも焼き加減には迷い、気持ち焼き足りなくなってしまいます。
多少コンガリ乾燥してしまっても、後からラム酒などを染みこませれば言い訳だし、もっと思い切りよく焼かないと・・・。



2009/7/26

ケーキが焼けるのを待っている間、お肉料理まで作って下さいました。
バスク豚のバラ肉のソテーと、ラムもも肉のパセリ・パン粉・チーズ焼き。
パン粉にチーズを混ぜると、フライパンで焼いても揚げたかのようにサクサクに焼き上がります。これは真似してみなくては。

2009/7/26

キュウリ、トマト、オクラ、紫蘇の実を和えてつけあわせに。

写真を撮り忘れてしまいましたが、美味しいワインも頂いて、素晴らしいランチでした。



帰りは、ダンナサマにおみやげ、と、かばんいっぱいに美味しいものを持たせて下さって、何だか帰省した学生のような気分です。
でも、調理済みのお料理を持って帰る嬉しさは、学生ではなく主婦の方が、よほど大きいです。
お魚、お肉、おから、鯛飯、まだか漬け、かぼちゃ煮物などなど・・・。
どれも美味しく頂きました。
ダンナサマは、Fujikaを派遣してよかったかも☆とホクホク顔でした。
わらびさん、ふみえさん、本当にご馳走様でした!
コメント (2)
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へっちょこだんご

2009-08-06 | +お菓子(各国)
昨晩は、思い出すのも恐ろしい出来事がありました。

夕方畑の草むしりなどを少しやってから家に帰りました。洗濯物を取りこんだりしたあと、ちょっと休憩。
ベッドに転がって、本を読んでいたところ、裸足の足の甲がもぞもぞっと。
ぎょっとして見ると視界の端に茶色くて毛羽立ったものが。まさか!
慌てて飛び起きると、ベッドの上に
でっかい毛虫!

思い出したくないのですが、一応書くと、4-5cmくらいの長さで、茶色くて、毛が長くて、背中には焦げ茶の密生した毛をしょっているみたいな感じで、先端にコブのあるツノが2本生えていました。
かなりのスピードで動きます。

近所の人に警察を呼ばれるかもというくらいの悲鳴をあげてしまいました。(でもその最中も、見失うと困るので、というか怖くて目を離せません)。

誰もいないので一人で闘うしかありません。

とりあえずガムテープで動きを封じようかとおもいましたが、毛がはえているせいか、テープが効きません。
近くにあった大きな紙(カレンダーの古いの)ですくい上げ、さっと丸めてゴミ袋に。口をぎゅっと結びました。

45リットルの大きな袋で、まだほとんど空で勿体なかったけれど、もうこのまま捨ててしまうもん。
ビニール袋を食い破る毛虫もいるようなので、玄関の外に出しておきました。
もし食い破って出てきたら、玄関に干してあるタマネギに身を寄せるかも・・・。すぐ捨てに行くべきだとも思いましたが、もう疲れ切ってしまい翌朝にすることに(今朝確認したら、袋は破れていなかったみたい)。

もう畑、いやー。えーん。
(私の唯一の苦手なものが、芋虫毛虫類です。ヘビなんか全然OK。だって脊椎動物だし。今回のアレが一体何か知りたいけれど、怖くて図鑑を見ることも出来ません)

でも可愛いトマトやナスを見捨てる訳にもいかないわ。

■対策
・スニーカーのまま畑作業をしていたので、ズボンの裾に毛虫をつけて帰ってきてしまったのではなかろうか。今後は面倒でも長靴を必ず履く。
・もし車の中で毛虫に気づいたら、交通事故にもつながりかねない。車に乗る前に、全身チェックした方がいい。
・あまり暗くなるまで畑にいない。

ものごとのいい面を考えてみると、毒のある毛虫もいるから、今回は刺されなくてよかったともいえる。それに容易に身動きのとれない運転中の車の中でこんなことが起こらなくて本当によかった。


====だいぶ話はかわりますが=================


いつからか冷蔵庫にあるたかきび粉を使って、「へっちょこだんご」を作ってみることにしました。
「へっちょこ」は、岩手の方言でへそという意味。
白玉だんご(もしくは赤血球)のように真ん中を窪ませたかたちからきているようです。煮えると浮き上がってくるから、「うきうきだんご(浮き浮きだんご)」とも言われるようです。

岩手県の県北(二戸地方)は、厳しい気象条件のせいで米の栽培が難しく、そのため雑穀の利活用が盛んで、このへっちょこだんごはたかきび粉で作ることが多いようです。でも必ずしもへっちょこ団子=たかきび粉とは限らなくて、地域(家庭?)によっては、米粉で作ることもあるとか。
お米バージョンの方が上等、なのかな?

私は、数年前、農文協の「日本の食生活全集 聞き書岩手の食事」で知ったのが最初でした。まったく知らない食べ物だったので、とても驚きました。
当時検索してみたかどうか記憶にありませんが、いま「へっちょこだんご」で検索すると、とても沢山出てきます。実は有名なものだったのかな。ブログを書く人が増えてきたからでしょうか。


■■へっちょこだんご
■材料
たかきび粉
熱湯
茹でて冷凍しておいた小豆(味なし)
砂糖

■作り方
(1)たかきび粉に熱湯を少しずつ注ぎ、耳たぶくらいのかたさにこねる。
(2)白玉団子の形に丸める。
(3)小豆、水、砂糖を煮立て、お汁粉のような味にする。そこに団子を落として煮る。おだんごが浮き上がってきたら出来上がり。


この、小豆汁のなかで茹でる、というのが白玉粉などとは違いますよね。
作ってみて理由が分かったような気がしました。


2009/7/16トーチナン

北海道産なのになぜか沖縄ブランドのたかきび粉。
薄赤いような色です。

沖縄では、餅粉4:タカキビ粉1の割合で混ぜて、月桃餅にするようです。

2009/7/16タカキビ

お湯を入れて練ったところ。

タカキビ粉の食感は、かなりざらざらした感じです。とても乾燥しやすいです。

2009/7/16うきうきだんご

あずき汁の中で茹でて、出来上がり。

もくもくした食感と、少し苦味のある味が特徴的だと思いました。

このお団子は、茹でたあともとても乾燥しやすく、ヒビが入ってくるような感じです。
それを防ぐために、濃度のある小豆汁のなかで茹でるのではないかと思いました。



今回、吸水が足りなかったのか、やや固くなるのが早かったかも。
もう少し多めの水を練り込み、少し寝かせるとよかったかな?

タカキビ粉100%のこのだんごのほか、上新粉も使ったお餅も作ってみました。
タカキビ粉と上新粉適量に、熱湯を入れて練り、小判型にしてオーブンペーパーに挟んで蒸してみました。
米粉が入った方が、もちもちして、普通のお団子に近くなります(当然ですが)。


タカキビ粉は、米粉や小麦粉などに少量混ぜると綺麗なピンクになります。
クッキーなどに使ってもよさそうです。

冷蔵庫内片付けキャンペーンが終わったら、また買ってみたい粉です。

■参考情報
いわての文化情報大辞典>生活文化>郷土料理>おやつ類>へっちょこだんご
 こちらのHPには沢山の郷土料理や郷土の食材を使った新郷土料理があり、とても興味深いです。
コメント (4)
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