巻き柿を作り始めたのは、5年ほど前だったでしょうか。
買ったものに比べとっても小さなMy柿は、数だけは沢山あり、何とかコンパクトに出来ないかしらと悩んでいるときに、母が思いついてくれました。
最初の頃に比べると、作り方や出来映えは随分進化してきました。
(味はまあ、基本的には干し柿ですのであまり変わりないかも)
~~ここ数年の巻き柿のあゆみ~~
(年号は、「年度」になります。例えば2006だと、2006年秋収穫の柿で2010年1月頃に作成してます)
●巻き柿2005
この年、はたと思い立って沢山の品種の柿を取り寄せて干し柿の比較研究をしてみました。
巻き柿づくりは、初めてではなかったはずだけど、何年目だったかな。まだあまり慣れていなかったと思います。
巻き柿をテーマにした記事はないのですが、取り寄せた法蓮坊柿の記事のところに制作中のひとこまがあります。
●巻き柿2006
この年は、お正月に実家で種をとるところまでしか作業する時間がなく、家に持ち帰ってひとりで作りました。何だか寂しくて辛かった・・・。
●巻き柿2007
並べた柿を、オーブンペーパーを敷いた上からぎゅっと押しつける方法を母が考案。
これにより格段に巻きやすくなりました。
この年は実家にヒモを持って行き忘れましたので、ラップ巻きのまま自宅に持ち帰り、家でヒモ巻き。
●巻き柿2008
この年は実家に刷毛を持って行き忘れました。
これに懲りて実家にも刷毛を買い置きしておくことに(100円)。
●巻き柿2009
この年から、柚子ピールを平らな長方形に出来ることに気づき、柚子ピールがまっすぐになりました。くりんくりんとねじれ曲がっている柚子ピールより、まっすぐなものの方が巻く際に作業性がいいです。
また、一旦巻いたあと、巻き簀をもう一度使って「整形」することにも気づき、ヒモを巻いた姿が飛躍的(?)に綺麗に。
両端のラップをヒモと一緒にしまい込むのも、この年の後半に気づきました。はしっこが綺麗だと随分こざっぱりした印象になります。
そして今年(2010)。
お正月にとりあえずラップで巻いて(母担当)、巻き簀できっちり締め直す(私担当)ところまで実家でやり、そのまま持って帰ってきました。
今年の向上点は次の通り。
・柿を巻く作業をする人のそばに、大きめのザルなどを置き、大きさ別に柿を広げておくとよい。
母によると、同じ大きさの柿を探すのに結構時間がかかるらしいのです。
柿を広げておくと、ぱっぱと同じ大きさの柿を選んで並べることが出来、時間短縮になりました。
・柿の干し加減が丁度よいと作業性もよい。
切れ目から開いておいたときに、自然に閉じてしまうと乾きすぎ(ブランデーを塗って戻しておく)。
触って果肉が手に沢山つくようならば湿りすぎ(切り開いて再度乾かす)。
(作業性はよくなったのに、ヒモ巻き作業まで終わらなかったのはなんでだろう。)
正月あけ帰宅早々風邪をひいて家にいたため、結構ひまな時間がありました。
ひとしきり寝て本を読むのにも飽きてきたら、むっくり起きあがってヒモ巻き作業。
(風邪のウイルスで汚染しないように、ちゃんと手を洗ってマスクして)
2,3本巻いてはまた休憩、という感じでコツコツ作業して、ようやく終わりました。
すっかりラッピングが終わってハタと部屋の片隅を見ると、去年の紙の残りが出てきました。
まぬけだー。