先日びわの皮むきをしながらTVをつけていたら、イタリアプーリア地方の料理の番組をやっていました。
BBCの番組ですが、幸い吹き替え。
ここぞというときには枇杷から顔をあげて画面を。
ひとつ、とってもびっくりしたレシピが。
夏野菜のごった煮、ラタトゥイユは、もはや一般的なレシピですよね。
それを何と、オーブンで作っていたのです。
番組案内人のイギリス人シェフも、全く期待していなかったのに美味しい、と驚いていました。
最初の数十秒は見逃してしまったのですが、何だかとても簡単そう。
オーブン用バットに、ニンニク、タマネギ、その他夏野菜を適当に切って並べて行き、最後にトマトピュレを水で溶いたものをまわしかけ、塩コショウ、オリーブオイル、そしてディルをもっさり盛りつけて、そしてふたをせずにオーブンで焼くだけなのです。
生のディルをオーブンで焼いちゃうなんて!
出来上がりは、随分カサが減って、そしてなんだか黒々と・・・。
焦げてる?と思ったけれどそれは表面だけで、盛りつけてみると、濃いめ(水分少なめ)のラタトゥイユのような感じ。
何だか簡単そうでしょう?
レストランオーナーは、簡単そうに見える料理でも、説明し難いコツがあるのですよ、とは言っていましたが、でも真似してみよう。
■■オーブン焼きラタトゥイユ
■材料
Myニンニク 粗めの微塵切り
Myタマネギ ざく切り
My人参 刻んでから下ゆでし、ゆで湯はトマトピュレを溶くのに使う。
ドライパプリカ 小さめに切る
Myインゲン豆 適当な長さに切る
ピーマン 四角い感じに切る
My茄子 皮を縞目に剥いてぶつ切り(適当に2つや4つに切る)。塩水につけておく
Myズッキーニ 茄子と同様の切り方
トマト缶詰(液体も使用) トマトはぶつ切りにする。
(トマト缶がないときはトマトピュレと水)
生トマト
オレガノ
ディルがないのでバジル
オリーブオイル 少々
塩コショウ
■作り方
(1)ニンニク~ズッキーニの材料を、その順に容器に積み重ねる。
(2)トマト缶の液体をまわしかける。足りなければトマトピュレと水も。
野菜の3分目くらいかな?余り少なすぎない方がよい。
(3)てっぺんに、トマト缶のトマトの輪切り、生トマトなどを乗せる。
(4)オレガノ、塩コショウ等を散らし、バジルも適当に千切って乗せる。オリーブオイル適量をまわしかける。
(5)オーブンで表面がコンガリするまで焼く。
煮え方にむらがあるようであれば、途中混ぜ返して再度焼くとよいと思います。
バジルはやっぱり黒くなるので、気になるようなら取り除くとよいと思います。
(6)途中、数カ所に卵を落として焼くのもよい。
オーブンで、ある意味乾燥させながら加熱するため、濃い目の味わいになります。
●よい点
・放っておける。うっかりガスコンロをつけっぱなしということがない。
・(巨大な中華鍋を使っているため)大量の野菜が片付き、しかも鍋で煮るよりもカサが随分減る。
●悪い点
・オーブンを焚くと暑くなる(なのでほかの部屋で別のことをするのがお勧め)
ダンナさまは忙しいし出張がちで、しかも暑くて何も作る気がせず、ごはんは手抜きになりがちです。
なのに畑からは野菜がコンスタントに供給されます・・・・。
この夏、このレシピには何度もお世話になりそうな予感・・・。