先日スーパーで「秋陽」というりんごを見かけました。
見慣れない名前だなーと思いつつも、家には秋映(あきばえ)が数個あったので、ぐっとがまん。
帰って調べてみると、山形で力を入れている、平成18年度デビューの新品種なのだとか。
晩生種のふじ偏重を是正するために開発された、甘酸っぱくて濃厚な味の中生種だそうです。
あらま。1個だけでも買って来ればよかったわ。
また行ってみなくては。
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りんごの品種を調べる際にお世話になっているサイト(青い森の片隅から)を久しぶりにじっくり眺めていると、気になるりんごをみつけました。
昔から掲載されていたのは知っているのですが、解説文に「果実そのものが食用のために売られることはありません」とあることもあり、市販はされていないだろうなと諦めていたものです。
でも。
このネットビジネス全盛の時代、もしかしたらどこかに売っているかも?
珍しいものは必ず買うひとがいるはず(例えば私とか)。
検索してみると、楽天市場には加工品はあるけれど、果実自体はないようです。 では楽天以外では?
・・・ありました!
青森の特産品を扱うネットショップモールです。(ほかにもあるかもしれませんが)
予約受付中だったので、(ちょっと高価ではありますが)注文してしまいました。
予想外に早く到着。
調理用です、とは書いてありましたが、折角ですし、生食してみました。
酸味がしっかり効いていて、甘さもそれなりにあって、甘酸っぱくて美味しいです。
私は酸っぱいりんごが好きなので、例えば「つがる」などの甘いりんごよりも、こちらの方が好み。
大きさが小ぶりで、甘さがほどほどなので、ひとり1個食べてしまえる程です。
大きく立派で甘いりんごは、二人で1個がやっと、という時もありますが、これは楽々ぺろりでした。
果肉の食感は、「ふじ」などのシャキシャキ系とは違うタイプ。少し時間の経った紅玉のような柔らかい感じです。
樹上で完熟させると赤さが消えてしまうので、9月中旬に収穫して貯蔵しておくそうなのですが、この柔らかさは貯蔵によるのかもしれません。
シャキシャキのりんごが好きな人には物足りないかな?
でも基本的には加工用ということなので、生食の際の食感はどちらでも問題ないのかもしれません。
美味しいので生でどんどん食べてしまいたいところですが、加工もしてみたいのでぐっと我慢中。
何を作ろうかな~。
まずはりんごジャムかな。
のし梅みたいに固めた、コトニャータ(パート・ド・フリュイ)を作ってチョコがけしようかしら。
(チョコをかけてしまうと折角の赤さが見えないかな)
こうやって考えているときが一番楽しいかも。
■参考情報
(1)まごころふるさと便 青森の特産品各種を扱うショッピングモール 御所川原りんごのページはこちら
(2)青い森の片隅から の りんご品種名称順一覧 見慣れない名前のりんごがあったら、まずここで調べることにしています
(3)御所川原は、花も赤っぽいだけでなく、枝の形成層もびっくりするほど赤いのです。写真はこちら。
(青森県弘前市の工藤農園のHP)
(4)たわわに実った御所川原りんご(まごころふるさと便のブログ) 2011年は昨年と違って豊作だそうです