実家に行った際に、母が炊いたあんこを分けてもらいました。
(どら焼きを作ってくれていて、どら焼き用のあんこの余り、という訳。)
お彼岸も近いことだし、あずきでっちを作ろう!
小豆でっち、ご存知ですか?
秋田の郷土料理のひとつで、成分はおはぎと一緒。
おはぎは、もち米とうるち米半々のものを炊いて搗き混ぜ、あんこでそれを包みます。
あずきでっちは、もち米とうるち米半々のものを炊いて、あんこも一緒に搗き混ぜてしまいます。
ぺたぺたと搗くことを秋田の方言で「でっちる」、ということからついた名前だとか。
(でっち羊羹の丁稚(でっち)とは関係ないと思う)
全体がもちもちして、薄甘く、エンドレスで食べてしまえそう・・・。
おはぎのお米部分がとても好きなので、おはぎより好みです。もっと有名にならないのが不思議なほど。
(でも母はおはぎ派だというし、こちらの方が好きなのは少数派なのかしら)
ご飯部分に砂糖が浸透しているため固くなりにくいし、冷凍も出来る、というのもいいところ。
あんこさえ出来ていれば、あとは簡単。
![]() |
うるち米ともち米を半々にして炊飯器で炊き、小豆を混ぜて、搗き混ぜるだけ。 |
![]() |
ラップ包みにして、すぐ食べない分は冷凍します。 |
![]() |
今回は、Myゴマを摺って、ゴマまぶしにしてみました。 |
ゴマをまぶさない場合は、紫蘇の実塩漬けをちょっとトッピング(混ぜる)するのもお勧めです。
塩味と紫蘇の香りで味がひきしまります。
ポメマルさんが素敵に作っていらしたように、桜の葉や桜の花の塩漬けともよく合うと思います。
バットに流して後から竿状に切り分けるスタイルが本場風なのかもしれませんが、家庭ではどんな形状でもいいと思います。
■参考情報
あずきでっち 秋田の郷土料理のページ
■あずきでっち関連記事
とても簡単なので、(記事にしていなくても)ちょくちょく作っています。
たまに、小豆でっちの要領で、バリエーションの実験を。
もち米好きなので、どれも好きでした。
今度は緑豆あんでっちとか、どうかな?
こしあんぽいものは、おはぎ風に包み込んだ方がいいかな。
2007年4月 あずきでっち
2007年4月 柚子餅でっち
2010年5月 紫花豆でっち
2014年9月 甘酒でっち