採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ナポリ2018:市場~魚介系

2018-09-20 | +海外

ナポリの旅行記の続きです。

トッレ・デル・グレコでは、広場に市が立つのではなく、細い道の両側にぎっしり露店が立ち並びます。
朝8時頃から13時頃、そして必ず昼休みを挟み、15時頃~夕方 というような開店状況です。
(お店によっては午後やらないところもあるかも)
基本的には月曜から土曜まで開店。日曜は露店は出ず、開いているのは限られたお店のみ、スーパーマーケットも開店時間が短くなります。

野菜、果物などの生鮮食品だけでなく、袋入り既製品のお菓子、調味料、洗剤、鍋釜、電球などあらゆるものが露店に並びます。
(その背後にお店があったとしても、台を出して商品を並べます)
特に午前中は、細い道の両脇にぎっしり商品がならび、お客さんも多くてワクワクします。
ですが、昼休みには一旦すべて片付けられて、さっきまでの賑わいが夢のよう(道を間違えたかと思うほど)。

日中は日本並みに暑いのに、屋外に生鮮食品を並べておくのは、鮮度保持的にどうなのかしら(野菜が傷みやすくてお店にとっては損ではないか?)、とも思いますが、長い間の習慣なのでしょうね。
買い物客としては、にぎやかで楽しい限りなのですが。

毎日のようにぶらぶらしていると、今日入荷したての商品はコレだな、とか、このお店はだいぶ古い傷みかけの野菜も並べているな、とか分かってきます。

対面販売は、口頭で注文しなければならないので、買う時はたいへんです。
英語はあまり通じないので、身振り手振りと、簡単な数字のイタリア語でがんばってコミュニケーション。大汗です。

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今回は魚介系の市場をご紹介します。
魚介のお店は、鮮魚、貝類、そして干しタラ&冷凍食品の3タイプに分かれています。
鮮魚、貝類は、日曜日に加え、月曜もお休みなので要注意。


■貝類のお店

トッレデルグレコの貝屋さん

黒っぽい浅利、白っぽい浅利、赤貝

宿のすぐ裏の貝屋さん。ここは四角いトレイに貝を入れています。
同じ貝でも、大きさによって値段が違ってきます。
貝の生簀用に海水をタンクで運び込んでいる車を見ました。業者なのか、お店の関係者なのかは不明です。
黒いのと白いの、買ってみましたよ。

 

トッレデルグレコの貝屋さん

牡蠣など

牡蠣もありました。みんなどうやって食べるのかなあ。暑い時期だし、加熱調理でしょうか。
あと、写真にはありませんが、ムール貝も。ムール貝がいちばん割安のようでした。
牡蠣の奥の、キロ30ユーロのものは、まるまるとしたハマグリ的なもの。

 

トッレデルグレコの貝屋さん

丸いトレイに巻貝

このお店は丸いトレイに商品を入れています。
のたのた歩くちいさな巻貝が売っていました。どうやって食べるんだろう?

 

トッレデルグレコの貝屋さん

骨貝

これも食べちゃうんだ!
ホネ貝の一種ですよね?
子供の頃海辺に住んでいて、この仲間の貝殻を砂浜で拾ったことがあります(もっとトゲトゲが多いやつ)。
なかなか見つからないので宝物扱いでした。
そうかー、食べられるのかー。どんな味なんだろう。

 

トッレデルグレコの貝屋さん

カメノテ?牡蠣?

海藻やらフジツボやらいろいろついていて、不明な物体。
カメノテかなあ、と思ったけれど、ちがうかなあ。何だろう。

 

トッレデルグレコの貝屋さん

マテガイ

マテガイ!
この日新入荷していました。キロ20ユーロと、比較的高価。
買ってみたかったけれど、この日のおかずはもう決まっていたので、買えませんでした・・・。
以前お友達に頂いて、すごく美味しくて、また食べてみたいと思っているものです。
日本でも、海辺の町に行けば売っているのかなあ。うちのあたりでは見たことありません。

 



■鮮魚のお店

トッレデルグレコの鮮魚店

お魚屋さん(右手前にシイラ)

小さい魚から大きいものまで、いろいろな商品が並んでいます。
この店じゃなかったかもしれませんが、タコは生きたまま入荷していました。
 

トッレデルグレコの鮮魚店

カタクチイワシ

カタクチイワシは、どの店でも沢山売っていました。
サイズ別に丸いたらいに入っています。
確か別の店でしたが、一度買ってみました。

 

トッレデルグレコの鮮魚店

三枚おろしも販売

中には、こんな感じで三枚におろしたフィレを売っている店も。
フライなどがすぐに作れますよね。

 

トッレデルグレコの鮮魚店

ピンクのお魚

いくつか混ざってますが、沢山あるほうは、ヒメジ系?違うかな。

 

トッレデルグレコの鮮魚店

シャコ

わ~、シャコだ~。
結構安いですが、食べるところすごく少ないですものね。

 

トッレデルグレコの鮮魚店

マイワシ系

カタクチイワシが主流のようでしたが、この右は、マイワシでしょうか。

 

トッレデルグレコの鮮魚店

コウイカ

ほどよいサイズのコウイカ(スミイカ)。
コウイカは、墨まみれのものと、洗ってあるもの、両方みかけました。
墨まみれの方を買って調理してみました。

手前左にちらりとエビがうつっています。地元のスーパーでは、エビといえば絶対に冷凍食品なので、生のエビにはすごく心を惹かれましたが、今回は買うチャンスがありませんでした。残念。

 

トッレデルグレコの鮮魚店

カジキマグロ

おそらくカジキマグロ。
筒切りにして量り売りされています。
何日くらいで売り切れるのでしょう・・。

 


海のすぐそばで、こんな感じで鮮魚が沢山売られているのですが、何故か干しタラも買うひとがいるようなのです。
干しタラは戻して売られていました。 

■干しタラのお店

トッレデルグレコの干しタラ屋さん

干しタラ屋さん

きれいな切り身、ほぐし身など各種の干しタラが。
鮮魚とはまた別に、これも需要があるのでしょうか。

 



火曜から土曜まで、こんな感じで鮮魚店が商品を並べています。
エビやイカ(←なんとか調理できるモノ)が沢山あってワクワク。
でも、ふだんあまり魚料理をしないため、どう加工したらそれっぽい料理に変身するのか、よく分からないものも多かったです。

自宅からちょっと離れたところには、そこそこ魚をおいているスーパーもあるし(日本の魚の鮮度管理は世界レベルでも上位だと思うし)、たまには買いにいって、もう少し調理し慣れたいものだと思いました。

コメント
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