採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

栗の渋皮煮(作り方)

2010-09-29 | +干し柿・干し芋・栗

渋皮煮 作り方 拾った栗 柴栗 山栗
(以前作成していたものですが、もう一度最新記事として載せさせて頂きます。今年はまだ栗作業は始まっていませんが、イメージトレーニングをしておこうかな・・・)

栗(柴栗・山栗)の渋皮煮の作り方。「和菓子の宇治駿河屋」さんのHPを参考にしました。
夕方~夜の数時間を使って、何日かに分けて作業するプロセスを考えてみました。
色つき文字は、私のメモです。2004年秋はこの方法で柴栗の渋皮煮を4回煮ました。

柴栗は、ぎんなん位の大きさのもあって、要するに比表面積が大きいわけで、渋皮をこすりとる作業が本当に大変。いくらこすっても終わらない感じ。
買った栗だったらもっとおいしく(拾ったものより品質がそろっているし糖度も高いだろうし)、短時間でできるのに、という悲しい気分をふりはらって作業に集中するのが一番大変。

■(0)
栗拾いおよび全行程に関する注意
・小さい栗は拾わない
・古い栗も拾わない(渋皮煮全体がカビ臭くなることもあります)
・虫食いもなるべく拾わない
・指にけがなどしないようにする。不衛生だし非効率的。
・爪は右手親指(私はむくとき使うので)以外は短く切っておく。
 柔らかい渋皮に傷をつけないため。勿論衛生面からも。
・大きめの鍋がよい。あくを抜くための十分な水量、栗が表面にでないための十分な水位を確保する。
・下ゆで段階の渋皮はなべにひっつきやすい。ステンレス鍋は特に。
 鍋底に万能蒸し皿、またはざる、またはハトロン紙を敷くのがよい。
 なお鍋が大きいと(水が多いと)沸騰まで時間がかかるため加熱時間が長くなるせいか、渋皮でなく実が煮えすぎになる傾向があるので注意する。
毎年同じ鍋を使う方がよい。鍋を変えると予想とは違うことが起こる。
 煮え具合やあくの抜け方など。
・シロップ煮の段階では丁度良い大きさの厚手テフロンなべがよいと思う(私は壊れた電気釜の内釜を使っています)。雑菌混入を防ぐためザルを敷いたりせず、時々まぜるようにする。
・勿体ないと思わず、各段階で味見は必ずした方がよい。その分も見越して多めに仕込む。

■ (1) 
鬼皮をむく。大きくて堅い繊維(筋)はあらかじめ取っておくと、アクが出にくい。
2006年追記:固い繊維のついたところ(おしり側)とそうでないところ(とんがりの側)で重曹のしみこみ方が違う。ケバが少ない方が、重曹ゆで1回目での煮え方の不均一が防げるのではないか。

★むき方
 ☆2005年以降はこちらのやり方。栗むきばさみ1つで出来るし、こっちの方が早いんじゃないかな。

★むいたとき、渋皮の色が薄く、ケバが張り付いていない、みずみずしくみえる 栗(多分新しい栗だと思う)を使うのがきれいに仕上がります。
虫に喰われているとわかったものや、渋皮を大幅にけずってしまったものは、ここでくりごはん用か、甘露煮用にとりわける。
ここでむいた栗は24時間、重曹少々を溶かした水につけておいてもよい。

☆(2006追記)選別は2回目の重曹ゆでが終わった段階でするのがよいのでは。
そうすると、ここでは渋皮がやわらかくなっており、電気釜に放り込んで、渋皮つきのくりごはんとして炊くことができる。
重曹でゆで足りず電気釜で炊くと、渋皮は固いまま。

☆最終的に一度に瓶詰めする量が適量になるように調整して皮をむく。
多すぎると煮沸用蒸し器に入りきらず面倒。


---------------以上1日目の作業(引き続き次の工程に移ってもよい)

■ (2)
(1)栗が頭を出さない位に水を入れ、栗1kgにつき重曹大さじ山盛り一杯をいれる。必ず水から煮始めること、お湯から煮はじめると重曹の効果がありません。

★この重曹の量は、その他のレシピに比べると多めです。 私は栗の重さも量らずとりかかってしまったので、重曹の量は適当でした。 多分この比率より少なかったと思いますが、まあ大丈夫でした。 ただ、少なすぎない方がよいと思います。 ここで、水はひたひた、と書いてあるが、沸騰させている間に絶対に栗が水から出ないよう、また渋が溶け出し易いよう、多めがよいと思う。山栗の場合、比表面積が大きく渋が大量に出る。

☆(2011追記)渋抜きのためにはきっちり沸騰させることが重要。栗のひび割れを恐れて弱火でぐずぐず煮ていると、なかなか煮立たず、渋も抜けない。
そこで、まずお湯を沸騰させ、そこに水をきった冷たい栗を投入(これでだいぶ温度が下がる)、更に水で溶いた重曹を加えて混ぜる、という方法を試してみた。水からでないと重曹の効果がないというが、栗を入れることで温度も下がりそこに重曹を入れるので大丈夫のように思う。  


■ (3)
一煮すると火を弱め、栗が踊らないようにコトコトと煮る。(約10分間)この間、出てきたアクをこまめに取り除くこと。エグ味を取り除き美味しく仕上げるためです。


☆1回目の重曹ゆでは、気持ち重曹多め、時間は短めがよいのでは。
ここでは大きなケバを落とすのが目的で、渋皮はそれほど柔らかくなっていなくてもよい。(ケバがあると渋皮の煮え具合が不均一になるので)

★特に小さい栗で個数が多い場合、何回もこすっていると大変時間がかかるので、この1回ゆでで、筋をきれいにとってしまうと楽です。
煮汁が真っ黒になってきたら、1個とりだし、水に漬けてこすってみます。
ここでつるりん、とした栗になれば、よいと思います。

☆山栗を拾った場合、木によっておよび鮮度によって渋皮などの状態が異なる。
薄かったり、厚かったり、煮えやすかったり、固めだったり、いろいろ。
毎年同じ木で拾うようにすると、段々個性がつかめてきてよいのでは。

☆(2011追記)渋の出たお湯でコトコト長時間煮ると、渋皮に渋が再付着したようにザラザラになってしまうことがある。
10分煮るのではなく、沸騰したら数分程度で火を止めて煮汁を捨てた方がよいような気がする。


■ (4) 
1回目の煮汁捨て。10分ほど煮れば1回目の煮汁を全量捨てる。すぐに栗を流水中に漬けて充分に晒す。(コツ:栗を乾燥させてはダメ)ある程度冷めれば、栗を水から1個ずつ取りだして、タワシで渋皮を軽くこすり繊維(筋)を取り除く。

■ (5)
タワシで堅い渋皮繊維を丁寧に取り除き、きれいに洗う。この段階で栗が柔らかくなっていれば、(6)(7)(8)の工程で割れる恐れもありますので、この工程の時間を短縮して進めて下さい。

★タワシと書いてありますが、指でこするだけできれいになる。ちょっとぬめるような、つるりんとした、ピンクがかった栗はとてもきれい。
ここで、虫の穴など発見されたものはそこをけずる。小さめならば渋皮煮になりますので鍋にもどす。
妙に固い栗や黒ずんだものは、駄目になっている可能性があるので、安全側をみてよけます。
なお渋皮をむいてみて、状態を確かめると眼力が養われるでしょう。虫部分を取り除いたら使える栗であれば、栗ご飯や栗きんとんなどに。 
この段階で水につけて24時間おいてもよい


---------------以上2日目の作業(引き続き次の工程に移ってもよい)



★1日おくと、栗の小さな亀裂や虫食いの削ったところからデンプンが溶け出して、水が濁ります。なので水をかえて煮ます。


■ (6)
再び、栗が頭を出さない位に水を入れ、冷水と重曹大さじ山盛り一杯を入れ煮始める。栗が頭を出さないように・・・一煮えすると火を弱め、栗が踊らないようにコトコトと煮る。この間に出てきたアクをこまめに取り除く。

★(4)が終わった時点で、渋皮がぬるり、として、ちょっと分厚く感じたら、渋皮がやわらかい、ということなので、ここでの重曹の量は減らし気味にする。
ただ重曹なしでゆでると、表面に渋がつくのか、渋皮がざらざらになって、さっきまでやわらかだったはずがちょっと固くなるようなので、重曹ゆでは2回やっていいのではないかなと思います。


■ (7)
2回目の煮汁捨て。10~15分ほど煮ればアクが出てきますので煮汁を全量捨てる。このときも熱くなっている栗が空気に触れて乾かないように(割れてしまわないように)素早く流水につけること。

☆1回目でケバを落としきれなかった場合、ここでもう一度こする。
そしてここで栗をよく見て、虫喰い部分があれば包丁で削る。
更に最終的な選別をするとよい。
 (A)無傷のもの
 (B)小さめの亀裂、または虫をけずったあとのもの
 (C)大きく破れてしまったもの、虫の被害がおおきく、大幅にけずったもの
ここで、①と②は別の鍋で渋皮煮にする。③は、作業中のおやつとしてぱくりと食べるほか、渋皮つきのまま栗ごはんとして炊き込む(②もそうしてもよい)。
沢山やぶれてしまうと結構ショックです。
でも渋皮がやぶれる位の栗のほうが、柔らかくておいしい気がするので、おいしい栗ごはんになると思って自分をはげましましょう。
2007年追記:(C)の栗は、栗ペーストにするという手もあります。シロップで煮た後、スティックミキサーでペースト状にします。砂糖をかなり多くすれば煮沸して常温保存出来るようですが、私は砂糖控えめで瓶に入れ冷凍してしまいます。瓶に入れると臭い移りがなくてよいと思います。


■ (8)
この時点で、渋皮、および栗自体が充分に柔らかくなっているかを確認する。まだ渋皮が堅いようだと更に重曹(大さじ山盛り1杯)を入れて煮る。(渋皮が柔らかければ重曹は入れない)たっぷり目の水で煮始めます、沸騰すれば弱火にしてコトコトと煮る。

☆A品とB品のふたつの鍋で煮ることになるが、渋皮に傷のあるものは概してかなり柔らかめになっていることが多いので、重曹の量、煮る時間などを調節する。場合によっては3回目煮は不要かも。

■ (9)
3回目ともなれば出てくるアクは少ないが、それでも丁寧にアクを取り除くこと。
柔らかくなったかどうかをみるために栗を一個取り試食してみましょう。栗の芯まで十分に柔らかくなった事を確認すれば、火加減を極弱火にしてさらに10分間の蒸らし煮をする。(大切なことです)

★書いてあるとおり、ごく柔らかくしたほうがいいです。というのは、砂糖を入れて煮るとぐっと固くなるので。このみきわめが、私にはむずかしかった。試食をこまめにするといい。 

■ (10)
3回目の煮汁捨て10分間の蒸らし煮が完了すれば鍋を火床から降ろし、煮汁を追い出す要領で冷水を注ぎアク汁を完全に流しきる。出来たての熱い栗は空気に触れると簡単に割れてしまうので、このような冷却作業を行います。

■ (11)
流水(冷水)で栗の熱が抜けてから(40度以下になってから)、一個ずつ取り出し水洗いしながら、余分な渋皮を取り除く。作業が終えれば栗だけを鍋に入れる。

★このきれいにした栗を、砂糖なしの水につけて、24時間冷蔵庫においておいてもよい

---------------以上3日目の作業(引き続き次の工程に移ってもよい)

★1日おいた場合、デンプンが溶け出しているので、水を換える

■ (12)
前もってシロップ状にしたものを用いる場合は、(11)の行程が終了した栗を鍋に入れて、栗がちょっと頭を出すくらいに水(湯)を入れます。
次に栗だけを取り出し、残った水(湯)を計量し同じ分量(重量)の砂糖を加えて火に掛け一煮えさせ、シロップを作ります。先ほど取りだしておいた栗をこのシロップの中に丁寧に入れ、軽く一煮えさせそのまま放置します。(冷蔵庫に入れないで下さい)

★私は保存を考えたので、シロップで煮ています。
鍋に栗を入れ、水位が栗より上4cm程度あるような水位の水を用意すれば瓶づめするのに十分なシロップがあります。なお、栗が大きいほど、そして詰める瓶が小さいほどシロップが沢山必要になるので、多めに用意するとよいと思います。

★水:砂糖は1:1とこのレシピにありますが、私は適当にしてしまいました。 水:砂糖が、1:0.4くらいの砂糖液(甘いなーと感じるくらい)をまず作り、そこに水を切った栗を入れます。
砂糖液に入れると、不思議なことに多少の穴あき栗でもシロップは濁らないです。これでことこと煮て、冷蔵庫に入れず、1日おきます。

☆果糖を使うと栗への甘みの浸透がよいような気がする。蔗糖に比べて分子量が小さいせいだろうか?


---------------以上4日目の作業

■ (13) 
次の日に、シロップに漬かった栗のまま火に掛け軽く沸騰させ、栗の芯まで熱くなるまで煮ます。(煮続けないこと)栗の芯まで熱くなれば、火をとめて蓋をせずに鍋のまま、更に一日放置します。(水分をとばし糖度を上げる訳ですので、冷蔵庫には入れないこと)
これで一応仕上がった事になりますが、甘さが足りないと思えば、砂糖を好みの量を加えて、2の方法を繰り返して下さい。

■ (14) 
あっさりした甘さの渋皮煮が完成。保存は冷蔵庫でお願いします。賞味期限は数日です。長期保存(瓶詰め)の場合は、瓶に入れるタイミングは、仕上がった直後の栗がまた熱い間にシロップと共に入れ、素早く密封して下さい。また出来るだけ瓶の口一杯にまで入れ、空気を瓶中に残さないことも必要です。

★私は、1日おいた栗の味をみて、適当に砂糖を足し、また煮ました。(浸透圧を徐々に上げるため)
もしA品の鍋でひどく破裂した栗をみつけたら、すぐ食べるか、B品の鍋に移します。
このとき、バニラ棒や、ブランデー、ウイスキーを入れてもよい。バニラは栗ととてもあう気がするが、和菓子に使う場合はどうかな?

★熱い栗とシロップをオーブンで熱くした瓶に詰め(栗が水面より上にでないようにシロップ多めがよい。冷めるとぐっと水位が下がってしまいます)、ふたを軽く閉めます。
この瓶を蒸し器にかけ、更に15分か20分くらい蒸します。
びんの中で気泡がぷつぷつあがってきたら、適当なところで蒸し器から取り出し、ふたをぎゅっとします。
常温でしばらく(何日か)おいて甘さをしみこませる。冷蔵庫に保存していたこともあったが、最近は常温保存。
1年ものは中まで味が染みこんで美味しいです。

☆ブランデーやバニラ棒での香り付けは、保存びんにお酒を入れるのではなく、鍋に入れて行うという手もある。この方が全てのびんの香りが平均的になると思う。


---------------以上5日目の作業。できあがりだー


■脱気の失敗
2004年から渋皮煮作成していますが、2006年、初めて脱気に失敗したびんがいくつかありました。(涙)
●WECKのモールド口径中のもの。シロップは透明だけれどあぶくが立っていました。当然ふたは開いてしまった。
考えられる理由
・脱気中、ゴムがガラスのふちからはみ出してしまって、これはまずい、と一旦ふたをあけて再度やりなおした。この際雑菌が入ったかも。
・または再度脱気した際の時間が不足だったか。
・栗のなかに傷んだものが混ざっていた?(でもこれはA品だったんだけどなあ)
●10月1日にびんづめしたもの。ふたはへこんでいるもののシロップが濁ってきた。
これはどうやら、香り付けに使ったウィスキーに問題があったと思う。
開封してかなり時間が経っており、かつ残り少ない(瓶の底から4cmくらいかな)ものを使ったのだ。
アルコール度数の高い洋酒とはいえ開封して時間が経つと気が抜ける。更に、水位が低いと、瓶の内壁に糖分が付着し乾き、カビなどの雑菌が住み着いている。
飲むには問題ないが、保存食には不向きだ。
教訓:古い(残り少なになっている)洋酒は使わない。できれば新品を買ってくる

失敗はショックだけれど、今後に生かすことにしよう。



●関連記事
2006栗渋皮煮 このときは49個作ったのでした。
栗渋皮煮作業覚書(作り方)
栗の皮のむき方(栗剥きバサミ使用)
2007栗渋皮煮30個作成。
2008栗渋皮煮この年は圧力鍋も使ってみました。107個作成。
2011栗渋皮煮 大粒栗が拾えたのでそれで作成。
栗渋皮煮Q&A  渋皮煮作りのコツ(失敗と対策)をQ&A形式でまとめてみました 




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20 コメント

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Unknown (aiwhas)
2006-10-24 09:20:25
おはようございます♪

改めてじっくり読ませていただいたんですが私の今までの渋皮煮の失敗に対する解決法がここに凝縮されている感じで思わず印刷してしまいました。

私、ブログでお分かりかと思うんですがすごくいい加減なんですよ。

おまけに「超」が付くせっかちなのでよく失敗するんです。(保存食作りにせっかちは厳禁なんですけどね)

栗の煮方とっても参考になりました。

よくうっかり沸騰させてしまってせっかくうまく皮むきした栗まで爆発させちゃうんですσ(^_^;)

だいたい他のことしながら作ってるのもいけないんですけどね(゜-゜;)ウーン

来年はFujikaさんみたいにじっくり手も愛情もかけて作ってみようかな。



それと、リンクの件ありがとうございました!

わからないことがいっぱいなのでいろいろ教えてもらえる方と知り合いになれてとてもうれしいです!!

時々突拍子もない質問をするかもしれませんがこれからもどうぞよろしくお願いします♪

返信する
●aiwhasさま (Fujika)
2006-10-24 10:43:30
私も沢山失敗しています(涙涙)。

そして1年もたつと何で失敗したか忘れてまた同じことを・・。

この記録が参考になってとても嬉しいです。



1回目ゆでるときって何故か爆発しやすいですよね。重曹多め、ゆで時間短めがいいのかな、と考えているところですが、まだ確信はもてません・・・。

いい方法をみつけたら、ブログに書いて下さいね!



そう、aiwhasさんの甘露煮、煮くずれていなくて、しかも色が良くてすばらしいです。(前作ったら煮くずれて色が悪くなりました)

しかも長期保存できるのですよね!

作り方、そのうちアップして下さい~。
返信する
丁寧ですね。 (ポメマル)
2007-10-03 01:08:17
ここ2,3年渋皮煮たくさんつくりましたがこんなに日数かけて作ってたかなと考えてしまいました。
とっても丁寧ですね。私なんか2日かせいぜい3日しかかけません。
いただいた渋皮煮の汁が透明だったのがわかりました。
私が作ったものは濁ってました。反省事項です。

渋皮煮って一番最初に作ったものが一番美味しかったです。この時はお砂糖もラム酒もたっぷり使ってとっても栗にもよるのかもしれませんがリッチな味に仕上がりました。お砂糖たっぷりでこわ~~と思いましたが食べるのはせいぜい1個なので許されるかもとおもってました。
その後なかなか同じような味にできないでいます。
今年はまだ栗に手をだしてません。今日スーパーで利平栗があったのでこれで作ったら美味しいのができるかも。
返信する
今年の栗は (●ポメマルさま~Fujika)
2007-10-03 17:22:37
夕方だけ使ってのろのろと作業するとこんな感じですが、てきぱきすれば2日くらいで出来ると思います。
何日も冷蔵庫で場所をとるのは私も本当は避けたいのです・・・。
今年の山栗は虫が多くて不作気味です。クリタマバチにやられて樹勢が落ちたところにつけこまれて、栗の実をかじる虫が沢山です。そのせいか、渋皮にアクが多いような・・・。何度も重曹で煮ているせいか赤紫色になってきました。重曹が多すぎなのかなあ。数年目になるけれど悩みは尽きません・・・。
返信する
初渋皮煮 (nao)
2008-09-27 20:35:45
多くの方が渋皮煮を作られているのを見て、Fujikaさんのレシピを参考に私も初挑戦してみました!
今まで難しくて手間がかかりそうって敬遠していたのにやってみようと思った大きな動機は、
「渋皮を剥いた後のピンクっぽい実の色」が見てみたいって事でした。
今は下茹でが済んだ所ですが、ほんのりピンクになっていて嬉しい!
栗って茶色か黄色のイメージしかなかったけど渋皮の下にこんなピンクを隠していたなんて…
自分で作らないとできない発見ですよね。

渋皮を取るのに竹串を使っていたら細かい傷ができてしまったらしく、
シロップ煮にはできないものが大分出てきましたが、これは鶏肉との煮物にしようと思います。
やっぱり手で取るのが一番の様ですね。

ところで栗の煮汁ですが、栗の使用後はどんな利用法がありますか。
リンゴやナシのコンポートだとゼラチンを入れてゼリーにしたりすると聞きましたが、栗のゼリーは…?
甘味料として煮物等に使うくらいでしょうか?
返信する
シロップ利用法 (●naoさま~Fujika)
2008-09-29 16:22:02
初渋皮煮、お疲れさまでした~。
可愛さもおいしさもひとしおだったのではないでしょうか。
栗の性質によるのかもしれませんが、渋皮がとても破れやすい場合もあるし難しいですよね。渋皮表面のモロモロは、栗が新しい場合は指でこするだけでもツルリと綺麗になると思います。
そうでない場合は、栗が少し古いということも考えられると思います。

渋皮も剥いた栗甘露煮もおいしそうなのですが、必ず粉々に割れてしまうので、最近は渋皮煮ばかりです。

栗のシロップは、もっぱらコーヒーに入れています。
バニラやブランデーの香りがしておいしいです。
他には・・・、プリンの卵液に加えるというのはどうでしょうか?そうだ、コーヒーゼリーという手も!
ダンナがコーヒーゼリー好きなので、今度作ってみますね。
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すごい~ (patako)
2008-09-29 21:58:05
とても手間ひまかけて作られてますね~。
私も先日大きな栗をいただいたので、2年ぶりに作りました。
でも夜に茹で始めて翌日には完成です・・・(反省)
柴栗は味も濃くて美味しいのでしょうね。渋も強いんでしょうか? 
買ってきた栗の場合、重曹で茹でるのは最初の一回だけでほとんど渋が抜けている感じがします。時期にも(早生とか晩生とか)よるのかもしれませんが・・・
返信する
Unknown (●patakoさま~Fujika)
2008-10-01 17:29:40
手間暇、というより、昼間出かけていたりして夜だけの時間を使って作業するとしたら、という工程なのですよ~。
本当はもっとまとまった時間を使ってさっさと作業したいです・・・。

1回で渋が抜けるとは、やはり柴栗よりアクが弱いかもしれませんね。
柴栗も、木によって品種が違うようでアクの強さも様々な気がします。
味は、やっぱり品種改良されたものの方がおいしいかも・・・。でも柴栗は小粒なので、ビンにぎっしり沢山はいるところが好きです。

小さい栗を見慣れているので、店先で栗を見かけると、その大きさにビックリします。
ビワの時もそうでした・・・。
返信する
今年の栗はまだ落ちていません (姫ちゃんのリボン)
2010-09-29 22:16:10
栗の木が5本あります。
普通、いがのなかに3ケ栗が入っていますが
うちの栗はほとんど1ケだけです。
真ん中の1ケだけで両側はぺったんこになっています。
とっても大きい栗です。
毎年渋川煮やペースト
皮をむいて冷凍保存(栗おこわ用)にします。
今年は猛暑のためずいぶん落ちるのが
遅れているみたいです。
今週末はお祭りなので少し拾えるかな?
栗ごはんか栗いりのバラ寿司をする予定です。
拾ってすぐは水分が多いので
シロップ煮にするのは無理です。
つぶれてしまうから。
渋川煮も数日経ったものをつかわないと
表面がはじけてしまう時があります。
返信する
1個入り (●姫ちゃんのリボンさま~Fujika)
2010-10-05 16:52:09
お返事遅くなりました!
そうこうするうちに、そちらの栗は落ち始めた頃でしょうか?
イガに1個入りで大きな栗なんて、夢のようです。ううううう。いいなああああ。
そういう品種なのですよね。品種名はご存知ですか?
柴栗は、すごく小さなイガなのに、4個とか入っていることがありますよね。あれがせめて1個入りだったら全然違う大きさなのに。

栗は新鮮すぎると渋皮がはじけ易いのですね。でも古くてもまたあまり綺麗にできないですよね。加減が難しいですね。
栗の続報、お待ちしてます~。
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