実家の庭に、ずいぶん前から山椒の木が生えています。
もとは、自然に生えてきたもの。
|
もうずいぶんと立派な木になっていて、背の高さは1.2mほどですが、幹はすりこぎにするには太すぎるほどです。 この木は雄株なので、実はつきません。 葉っぱを摘んで山椒味噌にしたりして使っているようです(以前成果品をうちにもらいました。美味しかった!) あと、今年初めて「山椒の花の佃煮」を作ってみたそうです。 私は2度しか買ったことのない、幻の逸品なのですが、母の感想は、「何か粉っぽかった」ですって。 粉・・・? 花が成熟して花粉が出来てしまっていたのかしら? 来シーズンはもう少し早めに摘むとか・・・。
で、そのそばに、もう一本山椒の若木が生えてきました。 (上の写真、〇で囲んだところ)
もとからある木は雄株なので、これから種がこぼれたのではなく、鳥のフンか何かでしょうか。
|
|
こちらがその若木。 山椒の木、2本もいらないし、抜いちゃってもいいかな~と思いつつ、それほど邪魔になる場所でもないのでひとまず置いておいたとのこと。
で、この春、若木をよくよく見てみたところ、おお! 実が!!
|
|
上の写真の〇の中、山椒の実がついています。 ということは、この木はメスの木。
山椒界では圧倒的にメスの木の方が貴重とされます。
メスが生えてきたということは、オスの木はもはや・・・? 横目でちろ~ん、とオスを眺めたら、心なしか「冷汗たらりん」って感じだったような。
母はこのオスも長年大事に育ててきたので「大丈夫、抜かないからね」と声をかけてあげていました。
こちらが貴重な初・山椒の実。私がもらってきてしまいました。
|
|
あと、オスの方から葉っぱも積み集めました。
|
|
「貴重な初収穫の実なので、腐らせないように」とプレッシャーをかけられたので、早速ちりめんじゃこを買ってきて、ちりめん山椒なるものを作ってみました。(多分初めて) 実だけだとちょっと少ないので、若い葉(新芽)も使いました。
|
(ちりめん山椒の写真あとで)
|
味の濃い佃煮ってあまり好きではないので、やや薄味に作ったら、我ながら美味しい☆ ちりめんじゃこと山椒、お醤油と酒、あと砂糖少々(みりんがなかった)だけなのに、複雑な味と香りがします。
メインディッシュになるようなものではありませんが、春、一度は作ってもいい味だと思いました。
|
大き目の葉っぱの方は、小葉をしごいてマーボ豆腐に混ぜたら、これまたさわやかな味わいになって美味でした。
カワイイ新鮮な実がなるなんて、良かったですね。買わずに鳥が運んでくれるなんて、とっても幸せです。いいな~
花山椒は、見た目が開いていなかったので、若い時に採るんだと思います。
お店でいただきましたが、薄口しょうゆの炊き込みご飯に、食べやすい大きさに切って、後から混ぜてありました。
ちょっとピリリとして、とっても美味しいです。
(それが、生なのか、サッと湯がいているのかは、わからなかったなあ・・・)
来年やってみてください。
オスの方の花山椒は、やっぱりかなり若いときに摘まないといけないですよね。
今年見たら、かなりの分量摘めそうな大きな木でした。来年は、今年に懲りず、もっと早い時期に摘んでみてほしいものです。タイミングがあえば私が摘みたいものです。
オスの方が新芽が柔らかく、メスの方が固め、なのですね! 来年は、それぞれ新芽を摘んでみて、確認したいと思います。
山椒の記事に、こんなに沢山コメントを頂くとは!
そっか、山椒って自家受粉しないのですね。オスメス揃って、丁度よかった!
山椒鍋というものがあるのですね。
以前、お友達の作った山椒新芽の汁物(お醤油ベースで、何かの具と山椒の雄花穂先がどっさり入ったもの)を頂いた記憶があります。山椒鍋ってあんな感じかな。
詳細は忘れてしまったのですが、山盛りくらいに山椒を入れても、刺激が強すぎず美味しくてびっくりでした。
来年は、いいタイミングで摘めるといいのですが。