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濃い青の点線部分、カーテンで間仕切りを作ろうと考えました。
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特に深く考えず、IKEAでこのVIDGAというレールを買ってみました。 色や形があっさりシンプルで、しかも長さが140cmと短い単位なので、運ぼうと思えば運べるし、送ることも出来ます。店頭で操作してみたところ、とても軽く動きます。
ところが、いくつかの点でややこしかったので、記録しておきたいと思います。 これから買う予定の方の参考になれば・・。
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まずはデザイン。 白くてスッキリ細身です。 レールの下からランナーのパーツがあまり見えないところが、日本のレールと違います。
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こちらは一番安い、ステンレス製のC型レール(オシャレなおうちならば、見えるところには使わないタイプ)。 ランナーの下部がレールから随分と下がっています。 カーテンを下げれば見えなくなるから、という考え方でしょうか。
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参考までに、国産の色のついたレールはこんな感じです。 こちらはトーソーのネクスティというレール。 C型レールのランナーとはまた違いますが、ランナー下部のパーツが少し見えます。 (ただし輪っかのところには回転する機構がついています)
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こちらはタチカワのファンティアというレール。 トーソーのと似て見えますが、ランナーの互換性があるかどうかは不明です。
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IKEAのとC型レール用ランナーを比べてみました。 車輪の大きさが全然違うし、IKEAのは4輪だ! 吊す部分に回転機構がないとはいえ、24個で約400円と安いです。 ちなみにC型レール用は24個で約540円。トーソーのネクスティのランナーは定価で8個400円。
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大きな車輪が4つ、しっかりはまるので、走行性は非常にいいです。
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C型レール用ランナーは、IKEAのにははまりません。
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4輪ランナーには問題も。 これは双方を5個並べて比べたところなのですが、C型ランナー用は5個で5cm。IKEAのは9cm(写真では9.5に写っていますが9.0です)。 寄せたときに2倍近いスペースをとるということになります。(布の厚みも関係するのでここまで違わないかもしれませんが)
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この大きさは、ランナーの数が多くなるときには要注意です。今回がそうでした。 通常ヒダを縫うと、どうしても裏と表が出来ますが、間仕切りなのでどちらから見ても同じようにしたかったので、縫わない吊し方にしたのです。カーテンをコサインカーブのように蛇行させ、変曲点のところをクリップで吊す、という方式。 ところがこの方法は、ランナー(クリップ)がとても沢山必要なので、布は薄いのに、小さく畳みたくてもかなりの場所をとってしまうのでした。これはレールを買うときに想定していませんでした・・・。
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レールの固定方法もちょっと独特で、コツが必要です。 今回は天井付けタイプ。レールを枠のところにピッタリネジ留めしてもよかったのですが、ここに見えるような天井付け用のパーツを買ってみました。 (私はなくてもいいと思ったのだけれど、ダンナサマが一応買っておいたら、ということで。)
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枠とレールの間、そしてレールとカーテンの間に隙間が出来るので、やや軽やかな印象にはなるかと思います。 ただし、隙間をあけるだけならば、ネジ留めして、隙間にナットでも挟めばいいです。
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一番の問題は値段。 このちゃちなパーツ2個で1セット、なんと500円もします。悪い冗談のような値付け。 (これを6個も買ったのです。くぅー) こんなに高価なので、一応、着脱がしやすい、という機能がありますが、3000円節約できるなら、電動ドライバー何回使っても苦じゃなかったよなあ・・・。
四角い金属パーツの方を天井側にネジ留めします。
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三角のプラスチックパーツを、まずはこうやって金属パーツに差し込んで、楕円の出っ張りにカーテンレールをあてがい・・・
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90度回転させることで、カーテンレールを固定できる、という仕組み。 ところがこの回転が、とても人間の手の力では回せない固さ。ここ数年で一番指先に力をこめましたが、それでも回らず、1点でネジ留めしてある金属パーツの方が回ってしまうほど。 スウェーデン人は日本人より筋力あるから?、とも思いましたが、それにしてもおかしい。 金槌で叩こうかと思うような固さなのに、IKEA社内のデザイン会議を通ったのだろうか?
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パーツの噛み合わせなど、じっくり覗き込んでみました。 固いのは、パーツがキツイからのようです。グレーに着色している場所が、金属パーツとプラスチックパーツが当たっているところ。 金属パーツを塗装する際、厚みが(設計より)分厚くなってしまい、そのために回転しにくくなっているようです。
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であれば、とプラスチックパーツの方を、カッターで削ってみました。(下にフケみたいに落ちているのが削った断片)。 そうすると、普通程度のがんばり力で動かせるようになりました。 やっぱそうよね。この位ならば、商品としてアリだと思います。
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壁紙を貼る前、レールをカットする際に長さを試しながら一回とりつけてみました。
で、外してランナーを入れてまたとりつけ、カーテンの長さチェック。
更にまた外して、壁の塗装後にまたとりつけ、など、何回も着脱して、段々使いこなせるようになって、着脱の容易さの恩恵も、少しは味わうことが出来ました。
でも普通は、そう何回も着脱するものでもない気がします。
結論としては、天井付け用パーツは、買うほどではないかな、という気がします。
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