採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2010お正月料理

2010-01-04 | +お客さんの日

いつの間にか年が明けてしまいました。
ご無沙汰しておりました。
しばらくさぼっていたせいで、昔のことを思い出すのがやや億劫ですが、またぼちぼち更新して行きたいと思いますので、どうぞおつきあい下さいませ。


年末は、12/23~30まで旅行に、12/31~1/3まで実家に行っていました。
12/21の段階で、ベランダには干し柿と切り干し大根と柚子ピールと鬼柚子ピールと干し林檎がずらりと並んでいる状態。そして煮かけのみかんジャムが鍋にいっぱい。
柿以外のものは、やや水分が多いような気がしつつも冷蔵庫や冷凍庫に何とか格納しました。
干し柿だけは、ありったけの缶や箱を出して来ても、まだ余りがありどこにもしまう場所がありません。結局梅干し用の大きなザルに並べ、それを2段に積み重ね、その周りをカレンダーの紙でくるんで箱に近い状態にしてみました。
そして北側のベランダ(玄関)に置いてあとは無事を祈るのみ・・・。
ジャムは出発前夜に目が渦巻きになりながらも瓶詰めしました。

30日、旅行から帰ってから早速干し柿の包みを開いてみると、ほんのり粉が吹いて、なんだかとってもいい感じです。カビたり、乾燥しすぎになっていなくて本当によかった。

おそらく数十キロの干し柿(生のときは80キロ以上だった)、その他旅行みやげを車に積んで、31日に実家に移動。
31日の晩は実家の両親を動員して干し柿の種取りと巻き柿作りを手伝ってもらいました。(柿の総量を考えると、進捗はわずか)
紅白は、巻き柿作りでほとんど見逃してしまいましたが、そのあとのさだまさしの番組をついつい2時くらいまで見てしまいました。

1日午前は、父の伊達巻き作りのお手伝い。
はんぺん2枚、玉子10個を使って卵焼き器で何回かに分けて焼きました。とても焦げつきやすい生地で、卵焼き器のテフロンが弱っているため、かなり苦戦しましたが、なんとか出来上がりました。焼き上がり、温かいうちに巻き簀に巻くのだけれど、湿気を逃がした方がいいかとキッチンペーパーに包んだら、玉子のしっとり感がやや失われてしまいました。反省。
お昼ご飯は、31日に食べ損ねたお蕎麦でした。
午後にはまた父を手伝ってローストビーフ作り。まずは初詣がてらローズマリー摘みに。神社の近くまで行ってみると人が行列しているのが見えたため、敷地に入ることすらせずに帰途につきました(まあ本来の目的(ローズマリー摘み)は済ませたし)。

ローストビーフですが、3キロの塊肉をどうするか決めるのに一番時間がかかりました。
結局、大きな塊の豪華さではなく、作りやすさ、扱いやすさの安全側をとって、2つに切り分けて円柱形2つ分にすることにしました。
表面に塩・胡椒・刻んだローズマリーをまぶしフライパンで表面を焼いて、アルミホイルで包んで160度のオーブンで20分、更にアルミごとひっくり返して25分ほど焼いて、今年も大成功!(毎年ハラハラしますが何とか成功してます)
1日の晩は弟一家が来てみんなでディナー。3歳の姪っ子と遊んでいるふりをして、ホットカーペットの床に寝転がって休憩したりしていました。

2日の晩は、ここ数年の恒例で、叔母(母の妹)一家4人と、弟一家(3人)を、両親と我々夫婦が迎え撃つ(?)かたちで、総勢11人でのディナーです。
昼にお雑煮を作ってもらって食べた後、ぼちぼちと準備を。3時過ぎくらいにまずは叔母一家が来て、おやつなど食べながらおしゃべり。喋りながらカニの身をほぐしたりして貰いました。
外が暗くなったころにはひとまず乾杯して食べ始めました。
色々出したけれど大体売り切れて、料理した側にとってはスッキリ気持ちがいいディナーでした。


今年のお正月料理をまとめてみます。
年末にカメラを水浸しにして壊してしまい(データは無事だった!神様ありがとう!)、ダンナサマのカメラを借りているとはいえ、いまひとつ使い慣れません。
なのでいまのところ写真ありません。スミマセン。

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■■2010年のお正月料理

■タンパク質系
○ローストビーフ
成功。タイムがあってもよいので庭に植える方向で検討中。
粒胡椒、セロリもあった方がよい。
○〆サーモン
作ったけれど出番がなく、我が家に持って帰りました。
○カニ
ロシア産ズワイガニと弟持参の国産ズワイガニ少々。
ロシア産ズワイガニはほぐしてマヨネーズサラダにしても美味しかった。その際ディルがあるとよいが、今年は実家のディルは不作でした。
○煮豚
頂き物。ローストビーフとは違うこっくりした味わいで、とっても美味しかった。
来年は自分で作っておくといいかも。茨城産ローズポークを取り寄せてみるかな。
○ニシンの飯寿司
母が青森りんごの会からとりよせたのだが、今年のものは浸かりすぎでいまひとつだったとか(私は特に気にならなかったけれど)。
大根なますを添えるとさっぱりしてよかった。
ライ麦パンにのせても、北欧料理のようで美味しいが、ディルがふんだんにあるともっとよかったな。
○鶏ササミの油淋鶏(ユーリンチー)風
母作。ササミを細長く切り、バルサミコと蜂蜜(と塩胡椒)で下味をつけて一晩。
それに片栗粉をまぶして揚げる。別鍋にバルサミコ、蜂蜜、醤油を煮立ててタレをつくり、揚げた鶏肉を絡める、というもの。
タレを煮詰めているときは強烈に酸っぱい匂いが台所中に充満するけれど、食べてみるとさほど酸っぱくもなく、さっぱりして美味しかったです。細長いというのも食べやすい形でよかった。
(安い)バルサミコ酢は持て余しがちな調味料なので、こうやって使うと大量消費できてよい。
○マグロのお刺身
サクの買い出し担当は弟。腹皮がついていたようで、母が苦戦していました。
もうちょっといい包丁があるとよかったかも。

■副菜・野菜系
○えびせん
油淋鶏用の揚げ油があったため作成。食前のおつまみとして好評でした。
○里芋の素揚げ
私のお薦めの一品。普段は揚げ物をしない実家ですが、今回は揚げもののついでがあったので作ることが出来ました。
皮を剥いて(洗ったり下茹でしたりせず)そのまま揚げるだけ。
やや小さめに切って、塩胡椒をふるとおつまみにぴったりです。
煮物よりもお腹にもたれない感じで沢山食べられます。
○大根と人参のなます
母の定番で、白ごま入り。
○ゆでじゃがいもとゆで人参
ローストビーフのつけあわせとして作成。パセリと塩胡椒をふって、さっぱり仕上げたためか、売れ行きがよかった。
実家のジャガイモがすっかりなくなり買い足したのだが、我が家にはまだ沢山あったのだった。持っていけばよかった・・・。
○黒豆
頂き物。例年作っているものとは違う味付けで、大変美味なものでした。
来年はこの味付けで自作してみなきゃ!
○水菜とりんご千切りサラダ
○伊達巻き
父作。巻き簀で巻く際は、ラップに包むとしっとり感が保たれてよい。
▲今年はお煮染め、酢蓮根は作りませんでした。蒲鉾も数の子も買わず仕舞いでしたが、ダンナサマは数の子が食べたかったみたい。

■お漬け物
(全て母作。母の畑の大根が迷惑なくらい大豊作で、せっせと加工したそうです)
○べったら漬け
○大根の粕漬け
○大根の紹興酒漬け
私にはちょっとしょっぱい気が・・・。微塵切りにして餃子に混ぜるとよいです。
○大根のエゴマの葉入り醤油漬け
エゴマがいい香りでなかなか好みでした。
○大根とショウガ漬け
○太めの切り干し大根のキムチ味漬け

■甘いもの
○台湾のヌガー類
ピーナツヌガー、カボチャの種ヌガー、ピーナツ粉ヌガー、白いヌガーなどなど。
○干し柿と柚子ピール
母が作った柚子ピールは、表面がさっくり白く結晶して、苦味もほどよく大成功。
(京都の和菓子屋さんだったら何千円もしそう)。白く粉を吹いた干し柿と並べて漆塗りのお盆に置くと絵になりました。
でも干し柿は、(特に飲んだ後などは)種を取って小さく切っておいた方が売れ行きがいいみたい・・・。
○花柚子ともち米の蒸し菓子
「今日の料理」にあったレシピで母が作成。今度別記事で紹介する予定ですが、レシピを見たり読んだりする以上に、食べてみると美味しいものでした。
○栗きんとん
母の畑の安納芋とFujika作栗渋皮煮。
安納芋は、色も黄色で綺麗で、甘さもさっぱりしてとても美味しい。母は、来年は安納芋だけにしようかしら、と言ってました。
お芋の裏ごしは母がやってくれていました。
○フルーツケーキ
Fujika持参(旅行前に目を△にしながら焼いた)。フルーツが、もうちょい多めでもよかったかな・・・。
○チョコレートケーキ
頂き物。山口県からのおとりよせの品だそうで、ぜ、ぜ、ぜ、絶品。
こんなものが作れたらよいのだけれど・・・。
たった今気づいたけれど、開封済みの生クリームがあったので添えればよかった。


■おもち
もち米10キロを取り寄せたのだけれど、例年よりお餅の量が少なかったかも。
何故?来年は12キロくらい買ってもいいかな。
○白餅
○よもぎ餅
○ワカメと塩ウニ餅
○青大豆入り餅
○里芋入り餅
○紫蘇の実入り餅
これは今年の新展開(母の案)。今年の秋は紫蘇の実塩漬けを大量生産したため、利活用すべくチャレンジしてみました。
試食まだのため、どんな味か、まだ分かりません。ドキドキ。
追記:食べてみました。プチプチ感はほとんどないけれど、紫蘇の香りが美味しいです。以前ゆかり餅にしたこともありましたが、あれに近いです。もっと沢山作ってもいいかも(紫蘇の実持て余し中のため)。


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■■来年のための覚え書き
・叔母および従姉妹がパン好きだし、ローストビーフとパンもとてもあうのでおいしいパンやチーズを買っておくとよい。
(今年は弟が初売り買い出しがてら買ってきてくれました)。
・パン切りナイフがあるとよい。
・粒胡椒とセロリを年末のうちに買っておくとよい。
・今年はなんだか野菜(青物)が不足気味だったのでは?野菜料理で何かいいものないだろうか。
・もち米は12キロあってもよいか。
・例年、「お雑煮って美味しいと思ったことないのよね」と母がぼやきつつ作っているが、来年は、大根、人参、ジャガイモ、塩豚、セロリあたりでポトフを作っておくのはどうだろうか。お雑煮は、ポトフのスープにお餅を浮かせればよいのでは?
少し飽きたらトマトを入れたりカレーに変化させてしまったり出来るし。
・伊達巻きを焼く際は、卵焼き器に油をひき、更にオーブンペーパーを敷くとくっつかなくてよい。来年はオーブンで焼くという手もあるけれど、お父さん、どうでしょう。
・食後に台湾の烏龍茶を淹れたのは好評だったと思う(暖房で乾燥して喉が渇くし、緑茶より沢山飲める気がする)。
ダンナサマお茶係お疲れさまでした。

(自分用)
・年末の長期旅行はやはり避けた方がよい。
・秋のうちに小豆を買って送っておく(近所もしくは桜の産直もしくは旅先などで)。
・我が家の包丁を実家に持参するといいかも。
・美味しいパンがあるのであれば、パテ・ド・カンパーニュなどを作るのはどうだろうか。
・ローストビーフ用にマスタードを持参したのはよかった。わさび醤油もあうので来年はこちらも用意。
・ダンナサマが数の子をリクエストしています。どうせ冷凍なのだからお正月以外の時期にも売ってくれたらいいのに。

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4 コメント

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今年もよろしくお願いします (●楽子さま~Fujika)
2010-01-14 17:28:28
年末ダウンされていたそうですが、元気になりましたか?
病み上がりの頃、ご実家でゆっくり骨休めできてよかったですね~。

およそのお正月料理ってどんなかしら、といつも思います。弟は、お嫁さんの実家に招かれることもあるようですが、私は自分の家しか知りません。「嫁」という立場は大変かもしれませんが、食べ物にだけは興味あるな・・・。
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あけましておめでとうございます! (楽子)
2010-01-14 11:52:18
すごい!
豪華なお正月の食卓ですね~。
しかもほとんどのものが最初から手作りと言うもが素晴らしい~♪
私なんて読んだだけで脱力しそうです…。(^^ゞ
これだけのおいしいものを作りつつ、お餅も数種、全て手作りなんて~!
とてもよいお正月でしたね~。
私は実家で全く動かずのぐーたら三昧でした…。
今年もどうぞよろしくお願いします。
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数の子 (●かずはるさま~Fujika)
2010-01-05 17:00:15
あの2種類、同じズワイでも随分と大きさが違いますよね。大きい方はタラバじゃないのかなあ。
来年は数の子よろしく~。細かくなっているほうでいいです。どうせ食べるときは千切る訳なので。
〆サーモン、マグロと一緒に出せばよかったですね。昨日スライスして食べたらとっても美味しかった。またそのうちね。
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Unknown (かずはる)
2010-01-05 01:21:14
持ち込んだズワイガニは、絶対に日本産ではないと思います。安かったし。

来年、パン切りナイフ持って行きますね。あと、数の子も、勿論アメ横の得意分野ですから、買出しに追加します。

〆サーモン、ちょっと食べたかったわぁ・・・
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