採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ピール類チョコがけ2011

2011-02-10 | +チョコがけ

ふと思い立って、これまで作り貯めてあったピール類のチョコがけを始めました。
貯め込むばっかりではなくて、素敵に変身させて、成仏させてやらなくては。

1/23、1/30、2/6と3回やって、どの回もテンパリングは1度では成功せず。
初回1/23は2度、1/30などは、5度くらいはやったかもしれません(根気は割とある方だと思うけど、さすがにこの日は辛かった!)。2/6はシード法で1度、やっぱりあまりよくなくて温度を上げ直して水冷法で1度。
まだ必勝法は見いだせていませんが、とりあえず気づいたことをまとめてみます。

チョコレートのテンパリングには水冷法、シード法、マーブル台を使う方法など色々あるようですが、私がやっているのは水冷法です。
シード法にも一度挑戦してみましたが、予習不足のせいかいまひとつピンときませんでした。
一旦溶解させたチョコレートを、32度まで下げて、そこに15%の刻んだチョコを加えて、32度を維持する、という方法でやったのだけれど、最後の段階で32度なのにコテコテの固めなのです・・・。むむむ・・・何故・・・。

水冷法は時間はかかるけれど、結晶の変化について少しはイメージしやすいので、当分この方法でチャレンジしてみます。


■■チョコレートのテンパリング(水冷法で1キロくらい作業する場合)
(ネットや本にプロの解説が沢山ありますのでどうぞそちらを参照下さい。ここでは自分用の覚え書きを書いておきます)
■道具
・シャトルシェフの外鍋
・それにぴったりはまるチョコ用ボウル(チョコがなみなみ満タンになる浅さがよい)
・チョコ用ボウルより一回り小さめのボウル(28度まで下げる際に使用)
・ゴムべら
・温度計 2本 (チョコレート用、水用)
・チョコフォーク(ひとつ買うなら三つ又がよい)
・金串3本を1cmの隙間をあけて束ねたもの (余分のチョコレートを切るため)
・電気湯沸かし器/大きな水差しに水/外鍋からくみ出すためのボウル (水温調節用)
・チョコのボールを置くための乾いたタオル
・手を拭くためのおしぼり(気を付けていても手にチョコがついてしまいます)
・ヘアードライヤー  チョコレートの温度の微調整用
・室温は20度程度

■調べること
チョコレートのメーカーによって溶解温度が違うので調べておく
(例えば溶解温度は50度が標準だがヴァローナは55度。カカオバリーは45度と随分幅がある)
ヴァローナだけだと高いからT&Cと半々で混ぜて使おう、などという下心から複数メーカーのチョコを混ぜてしまった場合は、状況をみつつ判断する。
標準は ●溶解温度50~55℃、 ●下降温度27~29℃、 ●調整温度31~32℃。
温度計のその目盛りにマークをつけておくとよい。

■手順
(1)シャトルシェフにボウルを嵌めて、あふれないギリギリの水位のラインに印をつけておく。
(2)チョコレートを刻む。ディスクタイプの場合はそのまま。
(3)シャトルシェフの設定水位まで、48度程度のお湯をため、チョコレートのボウルを嵌め、放置。(休日の朝起きてすぐ溶かし始めています)
時々通りすがりにゴムべらでかき混ぜながら、他の家事などをする。
お皿などでふたをしておくとよい。
(4)途中水の温度を測り、下がっているようならば48度程度にあげる。
(5)気長に放置してたまにかき混ぜて、チョコレート全体を47度くらいにする。そうしたらそばについて、お湯の温度を調整しつつ(50度よりあまり上げない)、丁寧にかき混ぜながら50度(規定温度)までチョコレートの温度を上げる。
この時、チョコレートにスジのようなものが多少浮いてくる。沢山浮くのは温度が高すぎのような気がする。
(6)チョコ全体が50度になってしばらくしたら、チョコのボウルをタオルの上に置いてひとまず室温で冷ます。時々かきまぜる。(大体ここでランチ休憩になってます)
(7)この間を利用して、シャトルシェフの水温を34度くらいにしておく。
(8)小さいボウルの水温を25度くらいに設定し、ここにチョコのボウルをあててかき混ぜながら、チョコレートの温度を下げていく。水温が低すぎるとチョコのボウルの底が固まってしまうので注意。
チョコレートは鏡のようにテカテカして、かき混ぜた感触はもったり重い感じになる。
(9)チョコレートが28度になったら、一旦テンパリングが出来たかどうかテストする。
オーブンペーパーの短冊をチョコにつけて、板(+オーブンペーパー)の上に載せる。
ここで、テンパリングが出来ていれば、1分程度でスッと固まるはず。
もし固まらない場合は、チョコをボウルの側面に塗るようにしてそれを掻き落としたり、もう少し温度を下げたり、チョコのボウルをテーブルにドンとぶつけたり、色々試す(過飽和になっている結晶は衝撃を与えると析出してくるらしいし)。
色々やってダメなら、再度50度まで上げるところからやり直し。がんばれー。
(10)チョコがすぐ固まるようならば、(一旦湯温をチェックしたあと)チョコのボウルをシャトルシェフにかけて、32度までかき混ぜながらあたためる。かき混ぜているとチョコレートがするるっと柔らかくなる感じがする。
このときチョコレートにスジのようなものが浮いた場合、お湯の温度が高すぎる可能性があるので、チョコのボウルを一旦外してチェック。
最終的には、つややかでスジなどのない状態になる。
32度程度になったら短冊にチョコを浸して再度チェック。板に置くと、スッと固まるはず。

(11)チョコがけ作業開始。
チョコレートの温度を頻繁に見るようにする。ピールの温度は、冷蔵庫から出したてではなく室温(20度)にしておく。
チョコの温度が下がってきたら湯温をチェック。お湯を32度にする。
温度計には出なくても、チョコレートの状態はかなり違うので注意。
チョコの衣がなんだか厚ぼったくなり、フォークからすべり落ちにくく、またフォークの跡がツンと尖るような場合は温度が低め。チョコをかき混ぜながら、ドライヤーを揺らしつつ温風をあてて、わずかにあたためる。こうするとチョコがゆるくなってくる。
温度計やチョコフォークにチョコがこびりついた場合も軽くあたためると落ちることが多い。
★温風をあてすぎると、温度があがりすぎてスジのようなものが浮いてくるのでよくかき混ぜる。
★チョコレートが減ってくると温度が下がりやすくドライヤー調整が必要になり、スジも出やすいため、最後の方のチョコがけピールはココアまぶしバージョンにするのがお勧め。
ココアをまぶせばスジ(ブルーム)なんて見えなくなりますからね。

(12)コーティングで綺麗にチョコを使い切るのは難しいので、最後は別の使い方にする。
ゴムべらにチョコをつけ、ぺたっとオーブンペーパーになすりつけると、薄い板チョコが出来上がります。これは極薄でパリパリして、なかなか美味しいです。
(ダンナサマにはこっちの方が好評なくらい。むか。)

(13)それでも残ったチョコはゴムべらでかき集め、オーブンペーパーの上になるべく平らに流しておく。後日刻んでガナッシュ(生チョコ)などに。
チョコフォークや温度計にこびりついたチョコも、ドライヤーで軽く温めて、折ってからカーブさせたオーブンペーパーでこそげるようにすると、かなり綺麗に取れます。

■■ピールのチョコがけに関する覚え書き
●準備
・ピール類は全て刻んでおく。このとき、最終的に納めるべき箱のサイズを確認し、収まるように切る
(長すぎて入らなかったらショックです。えーん)
沢山ある場合、ひとさし指に豆ができるのでガムテープなどで補強しておく。
・出来上がったチョコがけピールを置くための平らな板状のものを沢山用意する。これにあわせてオーブンペーパーをカットし、複数セット重ねておく。
・暖房の入らない寒い部屋などに、チョコを載せ終わった板を並べる、平らな場所を用意しておく。(段ボール箱を逆さにするなど)
・出来上がったチョコレートを納める薄い箱を用意し、オーブンペーパーなどを敷いておく。
サイズが揃っていると便利。
・ピールは寒いところに置くのではなく室温にしておく。(チョコの作業温度と同じくらいがベストだとか)。

●コーティング作業
・正面にチョコのボウル、左にピール、右にチョコがけしたものを置く板、という配置で作業を開始する。
・細いピールは、全部にコーティングするのではなく、はじっこを残すようにする。
細いピールはフォークから転げ落ちたりしやすいため、手で持って作業するのがよいため。
・コーティング中は助手がいるとだいぶ楽。コーティング作業が始まるととても忙しいので、手伝ってほしいことを事前にレクチャーしておく。(ダンナサマにチョコがけが終わった板を寒い部屋に運ぶ係をお願いしました)
・複数種類を同時にコーティングする場合、後から見るとどれがどれか分かり難くなるため、付箋に名前を書いて用意しておく。これを出来たものに貼り付ける。
多少余白があっても、板1枚につき1種類が望ましい。
・チョコレートをくぐらせたピールは、余分なチョコを落とすため、チョコフォークに載せてチョコの水面を(軽く)叩くようにする。(チョコの粘り気で、下に引っ張られるので余分が落ちる)
チョコが減ってくると、この作業をするとピールがフォークから転げ落ちるので、ボウルに渡した金串もしくはゴムべら(平らなところ)を軽く叩くようにして余分を切る。
・違う種類のものを区別したい場合はアラザンを使うと便利
 (チョコフォークで模様をつける技術がないので)
・状態のよいチョコレートであれば、どんどんコーティングがはかどる。
芯になるものが少なめであれば、市販のクッキーなどを買って用意しておき、それにもコーティングしてしまうというのもよさそう。

●ココアがけの場合
・ココアがけする場合は、同サイズのバット2つ、バットに丁度はまる角ザルひとつがあると便利。ひとつのバットにココアをたっぷり用意し、そこにチョコを落とす。チョコが固まったらザル(+もう一つのバット)にお箸でつまんで移し、余分な粉をはらう。ふるい落ちたココアは、ココアのバットに移す。

●片付け
・チョコ用のボールにはまだうっすらチョコが残っているので、このボウルと余ったチョコを使ってガナッシュを作ると綺麗になる。
・チョコを並べておいたオーブンペーパーは洗って(ピールから蜜が滲み出しているため)再度利用する。

 

2011/01/24チョコがけ用ピール 刻んだピール。
右から二つ目はBigレモンなのですが、大きく切りすぎでした。
箱に入らないものが多数(涙)。
2011/01/30チョコがけ道具 道具類。
金串を3本セットしたものは、ボウルに渡して余分のチョコを切るのに使います。
チョコがくっつくのでドライヤーでたまに落としてやる必要がありますが・・・。
2011/01/30チョコがけ道具

シャトルシェフの外釜でお湯を保温しながら作業します。ボウルを嵌めて、丁度水があふれないラインにマークをつけておくと便利です。

2011/01/30涙の板チョコ

これは何かというと、4時間ばかりチョコを練り続けて、結局どうにも出来ないまま夕暮れ時になり、ええい、もう今日はやめだ、とバットに流し込んだチョコレート。
3分の1程流し込んで、ボウルのフチをぬぐったものをふと見ると、なんとテンパリングが出来上がっているではありませんか。

出来上がった板チョコも、スジひとつない鏡のようなピカピカの出来映え。テンパリング出来てたのに~。
板チョコ型とかに流せばよかったわ(持ってないけど)。

結局これは刻んでしまい、またコーティング用に使いました。

2011/01/24チョコがけ 続々コーティング出来てきました。
薄い段ボール板をまとめ買いしてあったため非常に役立ちました。

右に見えるのがチョコ収納用の箱。
これも段ボール板から作っておきました。
2011/01/24チョコがけ ココアがけも作成。
甘夏、レモン、干し林檎。

(レモンピールは固くて失敗。ぐすん)
2011/02/01チョコがけ 輪切りコンフィもチョコがけ。
手前がマイヤーレモンで奥が黄金柑。
アラザンで区別できるようにしました。
2011/02/01チョコがけ こちらはタロッコオレンジ。でっかいので半月型に。
2011/02/05チョコがけシード法 こちらはBigレモン。
上が水冷法で、下がシード法ですが、違いが分かるでしょうか。
シード法はなんだかうまくいかず、チョコがこってり固めになったため、ぷっくり丸みを帯びた厚がけタイプになりました。
上の方はエッジが角張って見えますが、下は丸っこいです。
2011/02/06チョコがけ箱詰め 箱に詰めると、それなりに。
(箱作りについては別記事で)

輪切りや半月型があると見た目に変化があってよいものだなーと自分では思っています。
ココアは、粉が飛び散るから本当は袋詰めとかすべきなのかなあ・・・。
余力がなくてそのまま詰めてしまいました。

(お友達のカノンさんの写真をお借りしました。ありがとうございます!)



■参考情報
メーカー別テンパリング温度一覧(クオカのサイト)
カカオバリーのテクニックのページ
 テンパリングやコーティング(オンロバージュ)のテクニックの解説があります。

コメント (10)
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ヒヨドリ!

2011-02-09 | +その他

今朝はにわか雪でびっくりでした。
車を走らせていたら、まず冷たい雨、そしてバラバラと音をたてるアラレに変わりました。
音がしなくなったな、と思ったら、なんとも大きな牡丹雪に。
牡丹というより、コブシの花びらくらいはあったかも! こんな大きな雪片は初めてみました。
でもちっとも積もらず晴れてきてしまって、ちょっと残念。

====================

とある朝、干し芋にちょっと扇風機の風でもあてようかな、と外に出てみると、何やらバサバサと音がします。

2011/02/01ローリエ こんなにしっかりネットを張っているのに・・・


2011/02/01ローリエ 何とネットの中にヒヨドリが!!!!!

一体どこの隙間から!??
2011/02/01ローリエ こんな機会でもないと野鳥の写真なんて撮れないわ。
とりあえずアップで写真を撮っておきました。

こんなに至近距離に行ったら、鳥とじっくり正面から見つめ合えるかと思いましたが、鳥って片目で見るものなのですね。


私が近づくと、網につかまってじたばたしたり、結構慌てている模様。
このまましばらく閉じこめておこうかとも思いましたが、そこらがフンだらけになるのも困るので、放してやることに。
飛びさりながら、「ギャーギャー」と不満げな声をあげています。

あーたが悪いんじゃんよー。
すぐに逃げられないような小さい隙間から入り込んだりするからだよ。

これだけ怖い思いをしたらしばらく近づかないだろうと予想していたら、3日後にはまた手すりにとまって狙っています。
(三歩で忘れる鳥頭?)

この寒さでエサも不足して、ヒヨちゃんも必死だろうけど、でもあげないもん。
よそをあたっておくれ。


『とりぱん』を愛読しているせいかどうか、最近野鳥の声や姿が結構目に入ってくるようになりました。
カラス(私の敵!)はよく地面を歩いて何かをつついています。ヤツら何も怖くないようで少し近づいた位では逃げないので、みつけたらなるべく接近することにしています。
結局捕まえる前に飛んで逃げられてしまうのですが、人間は怖いと思い知らせないと。
この前は信号機の上に2羽もいたけれど、何していたのかしら。

朝や夕方、キャーキャー、ギャーギャーと悲鳴のような声が聞こえるのは、きっとヒヨドリです。
うちのベランダでよく聞く声なので、段々聞き分けられるようになってきました。

ちゅるり~ん、と可愛い鳴き声がするな、と思って上を見上げると、葉を落とした大きなイチョウの木の、ずっと上の方に小鳥が。多分四十雀ではないかしら。

静かでうららかな冬の日だな、と人間は思っていても、鳥達は随分忙しく暮らしているようです。

コメント (6)
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フルーツケーキ用ドライフルーツミックス2011

2011-02-08 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

チョコがけ用に、大量に在庫ピールを刻みました。
チョコがけは、大きさがそろっている方が何かと便利なため、端っこは細かく刻んで、フルーツケーキ用にすることにしました。

この前、ようやく2瓶ほど片付いたというのに・・・。
でも、冷凍庫や瓶詰めがだいぶ片付いたので、一応事態は前進しているはず。多分。

(ここのところ食材の在庫整理にいそしんでいます。冷凍庫はおおむね全容が把握出来るようになってきました。
全然手がつかないのが、粉類。どうも粉好きの割には使いこなしがとてもヘタなようです・・・。)


こちらはチョコがけ用。
端っこを刻んだものがこちら。
八朔
甘夏
伊予柑
柚子
bigレモン
獅子柚子
安政柑
干し林檎
干し柿
2011/01/23刻みピール類ミックス レーズンも混ぜて、出来上がり。
ドライフルーツを切る時、大きさにはいつも悩みます。
ベルベデーレをいつか作ってみたいけれど、あれはかなり大きめカットのようです。
フルーツケーキには、レーズン程度の大きさかな?
シュトレン用には、もう少し小さめのように思います。

自分が一番作りそうなのはフルーツケーキなので、このくらいの大きさにしました。
大きめのビンに詰めて、お酒を注いで出来上がり。
レモンピールだけは、別にして、昨年作ったリモンチェッロに漬けてみました。

・・・折角表皮と白いところを分けて、リモンチェッロとピールを作ったというのに、またそれらを一緒にするというのは何かどこかに無駄があるような。
最初から表皮つきのレモンピールを作ればよいのではあるまいか。むむ。

この日、夕食の支度の作業中、なんだか指が痛いわ、と見てみると、人差し指の第二関節にまーるいキズが。
包丁の握りすぎでマメが・・・・。


コメント (8)
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巻き柿2010

2011-02-07 | +干し柿・干し芋・栗

巻き柿を作り始めたのは、5年ほど前だったでしょうか。
買ったものに比べとっても小さなMy柿は、数だけは沢山あり、何とかコンパクトに出来ないかしらと悩んでいるときに、母が思いついてくれました。

最初の頃に比べると、作り方や出来映えは随分進化してきました。
(味はまあ、基本的には干し柿ですのであまり変わりないかも)

~~ここ数年の巻き柿のあゆみ~~
(年号は、「年度」になります。例えば2006だと、2006年秋収穫の柿で2010年1月頃に作成してます)

●巻き柿2005 
この年、はたと思い立って沢山の品種の柿を取り寄せて干し柿の比較研究をしてみました。
巻き柿づくりは、初めてではなかったはずだけど、何年目だったかな。まだあまり慣れていなかったと思います。
巻き柿をテーマにした記事はないのですが、取り寄せた法蓮坊柿の記事のところに制作中のひとこまがあります。

巻き柿2006 
この年は、お正月に実家で種をとるところまでしか作業する時間がなく、家に持ち帰ってひとりで作りました。何だか寂しくて辛かった・・・。

巻き柿2007 
並べた柿を、オーブンペーパーを敷いた上からぎゅっと押しつける方法を母が考案。
これにより格段に巻きやすくなりました。
この年は実家にヒモを持って行き忘れましたので、ラップ巻きのまま自宅に持ち帰り、家でヒモ巻き。

巻き柿2008 
この年は実家に刷毛を持って行き忘れました。
これに懲りて実家にも刷毛を買い置きしておくことに(100円)。

巻き柿2009 
この年から、柚子ピールを平らな長方形に出来ることに気づき、柚子ピールがまっすぐになりました。くりんくりんとねじれ曲がっている柚子ピールより、まっすぐなものの方が巻く際に作業性がいいです。
また、一旦巻いたあと、巻き簀をもう一度使って「整形」することにも気づき、ヒモを巻いた姿が飛躍的(?)に綺麗に。
両端のラップをヒモと一緒にしまい込むのも、この年の後半に気づきました。はしっこが綺麗だと随分こざっぱりした印象になります。


そして今年(2010)。
お正月にとりあえずラップで巻いて(母担当)、巻き簀できっちり締め直す(私担当)ところまで実家でやり、そのまま持って帰ってきました。


今年の向上点は次の通り。
・柿を巻く作業をする人のそばに、大きめのザルなどを置き、大きさ別に柿を広げておくとよい。
母によると、同じ大きさの柿を探すのに結構時間がかかるらしいのです。
柿を広げておくと、ぱっぱと同じ大きさの柿を選んで並べることが出来、時間短縮になりました。
・柿の干し加減が丁度よいと作業性もよい。
切れ目から開いておいたときに、自然に閉じてしまうと乾きすぎ(ブランデーを塗って戻しておく)。
触って果肉が手に沢山つくようならば湿りすぎ(切り開いて再度乾かす)。

(作業性はよくなったのに、ヒモ巻き作業まで終わらなかったのはなんでだろう。)


正月あけ帰宅早々風邪をひいて家にいたため、結構ひまな時間がありました。
ひとしきり寝て本を読むのにも飽きてきたら、むっくり起きあがってヒモ巻き作業。
(風邪のウイルスで汚染しないように、ちゃんと手を洗ってマスクして)
2,3本巻いてはまた休憩、という感じでコツコツ作業して、ようやく終わりました。

2011/02/01巻き柿 今年はヒモを奮発して、全部新品を使いました。
干すのにつかうヒモは、軸枝を差し込む必要があるため二本縒り非接着タイプなのですが、それよりやや太めの方が巻きやすいのです。100円ショップやホームセンターで3本縒りタイプを買ってきました。
2011/01/14巻き柿 今年は細長いハート形柿がメインだったため、巻き柿はやや細め傾向のようです。

緑色のヒモで巻いてあるのは紫蘇の実塩漬け入り。去年も作って、悪くないという評判でしたので、今年も2本だけ作成。
2011/02/08巻き柿ラッピング 去年はこんな風にラッピングしてみました。
新宿世界堂でたまたま見付けた透かしの紙です。
可愛くて気に入ったので似たものをを地元ホームセンターに探しに行きました。

2011/02/01巻き柿ラッピング ・・・が、みつからず。


これでいいかな?と買ってみたけれど、巻いてみたらなんだかイマイチな感じ・・・。
ちょっとくどいような・・・。




すっかりラッピングが終わってハタと部屋の片隅を見ると、去年の紙の残りが出てきました。
まぬけだー。


コメント (4)
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ロリエ

2011-02-03 | +きのこ以外

先日ダンナサマが
「ねえねえFujiikaちゃん、ランチご一緒する?」
「え?珍しいね。ダンナサマからお誘いなんて。で、どこにする?」
「マクドナルド」
「え゛え゛っ。マクドナルドっすか。私たちさ、もうそういう年頃じゃないのでは?」
「ぼくの携帯にauナントカサービスからメールがあってさ、マクドナルドのクーポンが入ってたんだよ」
「ほほう。」
「テキサスなんとかバーガーだよ。ほらほら。今日までのクーポンなんだよ

(まあダンナサマがその気みたいだし、たまにはいいか)
「そういう携帯クーポンって中高年には使いこなせないことも多いから、いい練習になるよね。じゃあマック前で集合ね。」
「あっそうだ ボクの携帯充電しておかなき。いざという時クーポンが使えないと困るもんね」
「おお、その通り。ダンナサマ冴えてるじゃん。で、肝心な携帯を忘れたりしてね」
「だよね。気を付けなきゃ」

(数時間後。マック前にて)
皆さん何が起こったか、もうお分かりですよね。

「FujikaちゃんFujikaちゃん、やっぱランチはお寿司にしようか。」
「え?」(マクドナルドの看板を見て、すっかりハンバーガーの気分になっていた)

「あのね、携帯忘れたみたい」

まるで絵に描いたようなオチではありませんか
とりあえずグーでパンチしておきました。
「あのさあのさ、じゃあマクドナルドは夜っていうのはどうお」とダンナサマがフォローするけど、無視!

という訳でお昼は中高年らしく、(まわる)お寿司。
(バーガー気分で胃袋がかっぽり空いて待ち受けていたせいか、ついついいつもより沢山食べてしまいました)
昼食後、パソコンの前に行ってみると、私が出発後にダンナサマからのチャットが入っていて、
「ねえねえ、ボクの携帯鳴らしてみて」
ですって。

んまー! 持って出たかどうかも分かってないとは。


この話はまだ続きます。

この晩、妙に早くダンナサマが帰ってきたのです。
「Fujikaちゃん。晩ごはんこそバーガーだよ。」
「え゛。諦めたんじゃなかったの」
「だってクーポンは今日までなんだよ」


という訳で平日夜、中高年ふたりで買いに行ってきました。
この時二人ともマスク姿。
こんな時間帯のマクドナルドに、マスクの中高年二人連れが来たら強盗以外の何者でもないので、私のマスクは外しておきました。

久々に入るマクドナルドは、何だか文化の香り。
小学校4年生の頃初めてマクドナルドに入って、「うっわー、美味しー」と感動した記憶が蘇ります。
この時間帯だと店内はお客も少なく寂しい感じ。
試験勉強をしている中学生の男の子が数組程度でした。
やっぱマスク外しておいてよかったよ。

クーポンを何種類かフル活用して、テキサスなんとかバーガーセットやコーヒー等を無事購入。
折角なのでグレードアップさせようと、自前の野菜類を付け足して食べることにしました。
アボカド、ロメインレタス、プチトマト、自家製キュウリピクルス、ベランダのレタスとルコラ。
野菜山盛りです。

包みを開けたテキサスバーガーは、ちょっと寂しい感じ。
「TVの絵とは随分違うね」とダンナサマが可愛いことを言ってます。

でも、アボカドやピクルス、レタスたっぷりと一緒に食べると、ちょっと別物、というくらい豪華な夕食になりました。
挽肉のパテ半分は残しておいて、翌日別のパンに挟めばよかったと思ったほど。

ダンナサマへ:携帯を持ったかどうか、ポッケの重さだけでなく、触って確かめてみましょうね。


===話はかわって================


先日散歩中、いいものを見付けてしまいました。


2011/02/01ローリエ ローリエの木!

まだそれほど大きな木ではありませんが、時々、数枚くらい貰っても大丈夫そうです。



あと探しているのが山椒の木。
私のナワバリにはまだ見付かりません・・。




コメント (17)
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フルーツチーズ

2011-02-02 | +お菓子(西洋)

ここ2日ほどは少し和らいできましたが、それでも今年の冬は寒いですね。
朝や夕食後、何か果物を食べたい気もするけれど、冷たいフルーツがなんだか寒そうに思える位です。
でも、この寒さの割には(私にしては)活動的かも。
長年生きてきてようやく気づいたとも言えますが、寒くなくなるまで服を重ねていく、という作戦をとると、結構寒さに耐えられます。
最近はころんころんに重ね着していて、お風呂の前後がすごく大変。
脱いでも脱いでも「み」がでてきません・・。

===========

しばらく前、脱水ヨーグルトでラブナチーズ(ハーブ入りチーズスプレッド風)を作りましたが、この前は甘い系を試してみました。
ずっと前にポメマルさんから頂いた「フルーツチーズ」(ドライフルーツ入りクリームチーズ)のまねっこです。
幸い、証拠隠滅してしまいたいちんちんくりんの獅子柚子ピールもありますし。


■■フルーツチーズもどき
■材料
水切りヨーグルト(うちで育てたカスピ海ヨーグルト使用)
ドライフルーツ適量
(今回はモハベレーズン、獅子柚子ピール、ドライクランベリー)
(今回は省略しましたが、ナッツを入れてもよさそう)
■作り方
(1)ヨーグルトを水切りする。あまり強く脱水しなくても、フルーツに水分が吸収されるので大丈夫。
(2)ドライフルーツは、必要に応じて洗って水分をしっかり切って(乾かして)おく。
ナッツを入れる場合は乾煎りして刻む。
(3)脱水ヨーグルトとフルーツを混ぜる。

2011/01/16フルーツチーズ ココット型ひとつ分、作りました。
何しろ混ぜるだけなのでとっても簡単です。
リッチさはクリームチーズには及びませんが、具沢山で美味しいです。
(カスピ海ヨーグルトを作るとき、生クリームを混ぜたらリッチなチーズになるかしら?)

プレーンなパン(の耳)が、あっという間に高級チーズデニッシュ風に大変身☆



自家製ヨーグルトということもあり、少量ずつ作るのがよさそうです。
また食べたくなったので、いまヨーグルト水切り中です。

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干し芋の副産物

2011-02-01 | +お菓子(西洋)
まさに山のようにあったサツマイモですが、脇目もふらず干し芋加工を頑張って、段々と片づいてきました。
残りの分は天ぷらなどでそのまま食べようかな?と、ふと思ってしまい、今ペースダウンしていますが、ここで気を緩めてはいけないわ。
最初に比べると少しに見えるけど、段ボール1箱ちょい、というのはかなりの分量ですからね・・・。

干し芋量産に伴って、副産物(サツマイモピュレ)も頑張って加工しています。

2011/01/19蒸かしたお芋 Myサツマイモにはとっても丈夫なスジがあります。
(写真で、丸く見える点々がスジの層)
スジは固いので、このラインまで剥いて干し芋を作っています。

でも、安納芋は特にこのスジの外側の層が分厚くて、取り去ってしまう部分はかなりの分量になります。蒸し器1回分で、サツマイモ大サイズ1個分程に。
(コガネニンジンだとこの層は随分薄いです)

剥いてしまった部分でも、味はちゃんとサツマイモ。
捨ててしまうのは勿体ないです。
2011/01/19剥いた部分 という訳で、ちょっと面倒ですが、裏漉ししています。
裏漉しする際は、電子レンジで熱くすると、柔らかくなって作業しやすいです。

なにしろ蒸して蒸して蒸しまくったため、漉して漉して漉しまる必要があり、最近は、木べらの先端が鋭利になってきました。
2011/01/11漉した繊維 裏漉しのコツは、しょっちゅう網を洗うこと。
ひととおり漉す面を使ったら、一旦洗って網にくっついた繊維分を綺麗にすると、割と力もいらず簡単です。
網を洗わず濃し続けると、漉し取った繊維が目詰まりしてどんなに力を入れても少しずつしか漉せません。

裏漉し網を洗ってみると、こんなもしゃもしゃの繊維がとれてきます。
かなり頑丈なサツマイモ繊維です。
2011/01/20スイートポテト 裏漉してしまえば、色々使えるサツマイモピュレになります。
ダンナサマの職場に、お腹をすかせた若者が幾人かいるようなので、だまくらかして食べさせちゃいましょう。

混ぜるだけ、という簡単さでサツマイモプリンを何度か作りましたが、あまりこればかりだと飽きられてしまいそう・・・。

今度はちょっと手間暇かけて、スイートポテト。
絞り出しの練習にもなりますし。

(奥の方には大人の事情で二色重なったものが・・・)
2011/01/20スイートポテト ココア味の方には、半割の栗の渋皮煮を入れてみました。
2011/01/20スイートポテト こうやって可愛く並べると、副産物とはバレないはず。むふふ。


それにしても、最近お芋のお菓子しか作っていないかも。
ちょっと作り飽きたわ・・・。
何かこう、いちご☆、とか、かわゆいものが作りたいな・・・。

コメント (1)
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