しばらく前から気になっているシャルキュトリ(ハムやソーセージ,パテ等の肉加工製品やお総菜のお店)が京都にあります.
たまたま店主さんのブログを見付けて,ブツブツとひとりごとを言うような調子になんとなく親近感を覚えたのです.
そのお店は,「リンデンバーム」.
店主さんのブログはこちら.
お肉の加工は,多少想像出来るところもありますが,基本的には私のような素人には手が出せなさそうです.でもいろいろなバリエーションがあって面白いです.
中でも「タネに水分が少なくて固いのに細い腸に詰めないといけなくて,作るのがとっても大変だから,買ってほしいけどあんまり買って欲しくない.ぶつぶつ・・・」という,メルゲーズソーセージに興味を惹かれました.
羊肉と特別なスパイスを使うのが特徴のソーセージです.
(こちらでは豚肉も混ぜるようですがイスラム圏では豚肉はどうしているんだろう)
食べたいなー食べたいなーとずっと思っていたところ,ダンナサマが京都に出張に行く機会が.
本当は寄るようなエリアではないところ,無理矢理寄ってもらって,買ってきてもらいました.
鹿肉ソーセージ,鴨テリーヌ,うさぎテリーヌ,レバーヴルスト(スプレッド),ブーダンノワール(!),そして念願のメルゲーズソーセージ.
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アラブ風ソーセージに敬意を表して,クスクスに添えてみました. クスクスのお肉は羊はないので豚のホホ肉。 (アラブ料理とはいえないですね) ソーセージは,ほのかにスパイシーで塩味しっかり,とっても美味しかったです. 羊肉が苦手でないということもあって,羊肉っぽさは実はよく分かりませんでした・・. |
メルゲーズその他どれも美味しかったのですが,印象的だったのはブーダンノワール(写真なし).
ブーダンというのはフランス語で,豚の血を使った真っ黒なソーセージです.
(アイルランドにも血のソーセージがあって,アイリッシュブラックプディングと呼ばれる)
確かフランスで食べて,好きな味だと思った記憶はあるのですが,詳しいことは忘れてしまいました・・.
血を使っている訳だし,それなりのクセ(というかコク)があったよな,確か,と思って今回食べてみると,朧気な記憶とは全然違い,お肉や血っぽいクセは全く感じず,プルーンやレーズンのようなフルーティさがあるのです.
店主さんのブログによると,栗,胡桃,りんごなどその時々で色々なものを入れるようですが,今回のは何だったんだろう・・・.
何しろ食べ慣れないものだし,作り手の微妙なこだわりが理解できなくて申し訳ないけれど,美味しかった!ということは確か.
何味でもいいからまた食べてみたいです.
ダンナサマへ.
お買い物ありがとうございました~.またよろしくね.