れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

蔦(つた)の紅葉

2010-12-11 07:19:42 | 野の花日記
つた(蔦)
<ブドウ科・ツタ属>

山野や壁や塀にそってはえる。

秋の紅葉は美しい
葉に対生してでる巻き髭で木や岩にはりつく。
葉は互生して、卵形。
6~7月に短い枝の先に集散花序をだし、
黄緑色の目立たない花を咲かす。

果実は球形で、10月頃黒紫色に熟す。
和名は
伝う・からきたものだ。

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ヘクソカズラの実

2010-12-10 05:49:53 | 野の花日記
ヘクソカズラの実
<アカネ科・ヘクソカズラ属>

多年草のつる草。
山野の藪や樹林、空き地に生える。

7月頃、
中が紅紫色の灰白色の花をつける。
全体に悪臭があることから、
屁糞蔓の名がある。

花の中央の赤さがお灸(やいと)の後に似ていることから、
灸花(やいとばな)とも呼ばれる。

秋に球形の橙色の実をつける。

冬になっても、
からからに乾いて、木の枝や塀などに絡みついている。
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イシミカワの実

2010-12-09 06:22:19 | 野の花日記
イシミカワの実
<タデ科・タデ属>

河原や道端に生えるつる性の多年草。
茎には下向きのするどい棘がある。

葉は三角形で、
つけねには皿状の托葉がついて茎をまく。

花穂は短く、
果実は、萼が藍色の肉質になって果実をつつむ。

空き地で夏に見つけたので、
実になるのを待っていたら、
もうすっかり実も落ちてしまって
残っていたのはこれだけだった。

家が建ったら、
イシミカワも見られない~
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サルトリイバラの実

2010-12-08 07:08:54 | 野の花日記
サルトリイバラの実
<ユリ科・シオデ属>

山野に生えるが、なかなか綺麗な実は見つからない。
これは去年の画像。

今年はやっと、これだけを見つけた。



本来はクリスマスのリースによくつかわれる。
今は花屋の店先に、サンキライとして、
リース用によく売られている。

山で出会うのは、なかなか難しい~

茎は固くてまばらに棘がある。
葉は互生、円形で里山などでよくみられるが、
花や実はなかなか出合えないのだ。

春の黄緑色の花が可愛い。

なんと言っても、
果実の紅色が美しい。

葉は餅を包むのに使われたそうだ。
根茎は薬になる。

「俳句歳時記」にはサルトリイバラの花は出てくるが、
サルトリイバラの実はなさそうだ。
本当は実が可愛いのだけれど♪

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カマツカの実

2010-12-07 07:41:31 | 野の花日記
カマツカ(鎌柄)の実
<バラ科・カマツカ属>
別名
ウシコロシ・ケナシウシコロシ

山地に生える。
樹皮は暗灰色で、縦に皺がより斑紋がある。

葉は互生し、基部は楔形でふちに細かくて鋭い鋸歯がある。

4^5月に短い枝先に複散房花序を出し小さな白い花が集まって咲く。

果実は楕円形で、
秋に赤く熟し、先端に萼片が残る。

ウシコロシ、ウシノハナギと呼ばれるが、
これは材を曲げて牛の鼻輪を作ったからと言う説と、
鼻輪を通す穴をあけるのにこの樹を使ったからと言う説とがある。
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センダンの実

2010-12-06 06:35:23 | 野の花日記
センダン(梅檀)の実
<センダン科・センダン属>

別名オオチ(楝)

落葉高木。

暖地の海岸近くに自生。
公園、神社などによく植えられている。

樹皮は紫黒褐色で縦に裂ける。
枝は太く、四方に広がる。

葉は大形で羽状複葉で互生する。
小葉は卵型または卵型楕円形で先はとがり、
基部はゆがむ。

5^6月、新しく伸びた枝の葉脈から淡紫色の集散花序を多数咲かす。

果実は核果で、楕円形。
東京ではまだ緑色だが、
これが褐色に熟し、葉の落ちた後も残る。

果実は薬用に、核は数珠の玉に使われる。
樹皮は駆虫剤に使われる。

「俳句歳時記」秋
楝(あふち)の実
<栴檀の実・樗(あふち)の実・金鈴子(きんれいし)>

 ジャズやロックや樗の実には唱歌似会う  大友龍一

 栴檀の万の実揺るる戦没碑        大立しづ

 墓百基せんだんの実のなほ青く      阪本謙二

 楝の実昼月といふ忘れもの        遠藤秀子





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ゴンズイの実

2010-12-05 07:58:30 | 野の花日記
ゴンズイ(権萊)の実
<ミツバウツギ科ゴンズイ属>
落葉小高木
山地に自生。樹皮は褐色で、
葉は羽状複葉。

5月頃、淡い黄緑色の小さな花をつける。
果は赤く熟すと、
裂けて黒紫色の種子を出す。

果皮内面の紅色と種の黒色が美しい。


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クコの実

2010-12-04 05:11:24 | 野の花日記
クコ(枸杞)の実
<ナス科・クコ属>

川の土手や溝の縁等に自生する常緑低木。
茎は根元から、
束生して枝は弓状に曲がり垂れさがる。

葉は長さ2^4センチの倒披針形で質はやわらか。
8^11月、葉脈に直径1センチほどの紫色の花を咲かせる。

果実は長さ1,5^2,5センチの楕円形で橙紅色に熟し、食べられる。



「俳句歳時記」秋
枸杞の実

枸杞の実や老ひて見飽かぬ海の果   神原英二

枸杞の実の響き合うとき父佇てり   水野真由美

枸杞の実はあとかたもなく寝たきりや 堀之内長一

枸杞の実を点じ痩せたる河原行く   小出文子
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青木の実

2010-12-03 06:21:21 | 野の花日記
青木の実
<ミズキ科・アオキ属>

若い枝はやわらかな緑色をしているので、
この名がある。
秋に厚い光沢のある葉隠れに、
楕円形の深紅の実が房状に垂れ翌年の春まで残り、
冬の庭を彩る。

まだ実は青かった。


「俳句歳時記」冬

その上に日をいただかず青木の実    青柳志解樹

盤座(いはくら)は常濡るる石青木の実 山田みづえ

老人病棟ガラスほほえむ青木の実    大貫つるじ

死の近しか青木の実赤ききわみ     海藤抱壺

 


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トキリマメ

2010-12-02 07:55:02 | 野の花日記
トキリマメ
<マメ科・タンキリマメ属>

蔓性の多年草
茎が伸びて他のものに絡みつく。

葉のわきから葉より長い総状花序をだし、
黄色の蝶形の花をつける。

豆果は長楕円形で、なかに種子が二個入っている。



割れた形が愛くるしい。
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