ノブドウ
<ブドウ科ノブドウ属>
山地や野原にはえる落葉つる性植物。
茎の基部は木質になる。
つるは長く伸びて節は肥厚する。
葉と対生して二股に分かれた巻き髭がある。
葉は互生し、円形で3~5裂し、心形で鋸歯がある。
7~8月
葉に対生して集散花序をだし、
淡緑色のちいさな花を多数開く。
果実は
球形で、淡緑色から紫色を帯び、紺色や桃色に変化する。
これは、
ブドウタマゴバエやぶどうガリバエなどの幼虫が寄生して虫えいになり、
異常に膨らんでいるものが多い。
食べられない。
ノブドウ
<ブドウ科ノブドウ属>
山地や野原にはえる落葉つる性植物。
茎の基部は木質になる。
つるは長く伸びて節は肥厚する。
葉と対生して二股に分かれた巻き髭がある。
葉は互生し、円形で3~5裂し、心形で鋸歯がある。
7~8月
葉に対生して集散花序をだし、
淡緑色のちいさな花を多数開く。
果実は
球形で、淡緑色から紫色を帯び、紺色や桃色に変化する。
これは、
ブドウタマゴバエやぶどうガリバエなどの幼虫が寄生して虫えいになり、
異常に膨らんでいるものが多い。
食べられない。
オナモミ
<キク科オナモミ属>
道端や空き地に生える。
丈高く伸びて葉には鋸歯がある。
夏から初秋にかけて、
帯緑色の小さな頭花をつける。
楕円形の果実は刺を持ち、
衣服に付着して遠くに運ばれる。
☆たぶん・実際には・
オオオナモミだろう~。
<俳句歳時記>秋
耳(おなもみ)
おなもみをくっつけ会うておくれゆく 近藤 忠
ヒマラヤスギの実
<マツ科ヒマラヤスギ属>
学校や公園等に見られる常緑針葉高木
幹は灰褐色でうろこのようにはがれる。
葉は短い枝には束になって、
長い枝には羽状につきます。
雄花は薄褐色の穂状で長さ3センチ、
雌花は円錐形で薄緑。
実は長さ6~13センチの卵形です。
実は、なった翌年に熟す。
熟すと外側のうろこ状の部分が落ち、
軸だけになる。
☆画像は去年の実
ハンカチツリーの実
<ダビィディア属>
<別名ハトノキ・オオギリ>
一属一種の珍しい落葉高木。
葉は互生し、
長さ9~15センチの広卵形で、
ふちにあらい鋸葉がある。
5~6月、
球形の頭状花序に
1個の両性花と多数の雄花をつける。
花弁と萼が無い。
基部に大形の白い総苞片が2個ある。
果実は
楕円形で褐色に熟す。
☆左がハンカチツリーの実 クヌギの実 マテバシイの実
ホウノキの実
<モクレン科モクレン属>
樹皮は灰緑色でまだら模様になる。
葉は枝先にまとまってつく。
質は堅く厚みがある。
花は
大きく上向きに咲き甘い香りがする。
花びらは、6~9枚あり、
一枚がスプーンのように丸まった形をしている。
実は
たくさんの実が集まった集合果で、
長さは10~15センチ。
熟すと袋が裂けて赤い種子が白い糸で垂れ下がる。
☆落ちたホウノキの実
タイサンボク(泰山木)の実
<モクレン科モクレン属>
幹は灰褐色の常緑広葉高木。
葉は革質でつややか。
枝先に着く花は、
花びらが肉厚で丸みを帯びる
存在感のある大きな芳香のある白い花だ。
実は袋形で、
熟すと中から赤い種子が現れる。
☆新宿御苑にて
ヒガンバナ(彼岸花)
<ヒガンバナ科ヒガンバナ属>
マンジュシャゲ(曼殊紗華)
人里に近いところに群生する多年草。
中国から渡来したものが広がったと言われる。
りん茎から、花茎を伸ばし、
赤い花を輪状につける。
花後に、
線形の葉を広げる。
和名は
彼岸のころに咲くことからつけられた。
<俳句歳時記>秋
曼殊紗華(まんじゅしゃげ)
<彼岸花・死人花・天蓋花・幽霊花>
曼殊紗華咲けば悲願の如く折る 橋本 多佳子
つきぬけて天上の紺曼殊紗華 山口 誓子
夕方は遠くの曼殊紗華が見ゆ 細見 綾子
曼殊紗華わが去りしあと消ゆるべし 野澤 節子
今生の朱を尽せり曼殊紗華 能村 登四郎
曼殊紗華淋しき芯をあからさま 遠山 和子
キブシの実
<キブシ科キブシ属>
山野でよく見られ、
庭木や公園樹としてよく用いられる。
幹は根本から枝分かれして、
大きく育つ。
樹皮は褐色。若い枝ほど色鮮やかだ。
葉は、
大きさや形に個体差がある。
葉先が長く伸びるのが特徴。
紅葉も美しい。
葉は桜の仲間と似ていて
楕円形で桜の仲間よりやや長くなるが、
地域差がある。
春に
葉より先に多数の釣鐘形の花が穂状に下がる。
実は卵型で熟すと黄みを帯びる。
カンレンボク(旱蓮木)の実
<ヌマミズキ科カンレンボク属>
(別名・喜樹)
中国原産の落葉高木。
夏に咲く花はギンネムに似ているそうだ。
枝先に球形の花序をだし、小さな花をつける。
葉は互生し卵形で、先がとがり、縁は全縁。
秋に淡黄緑色の果実が熟す。
果実や根にアルカロイドを含有し、
抗がん剤の合成原料にされる。
(Cancer Tree)
カジノキの実
<クワ科・コウゾ属>
樹皮は黄いろを帯びた灰色。
葉は厚く、表面は触るとざらざらとしていて、
裏面は毛が生えている。
雌雄異株で、
雌株の花は丸く、雄株の花は長く垂れ下がる。
実は食べられる。
☆とても大きな実だった。
始めて見た時、真っ赤な烏瓜がなっているのかと思ったほどだ。