熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

野鳥が庭にやって来る・・・ヒヨドリ、メジロ、アカハラ、スズメ

2006年02月13日 | 生活随想・趣味
   わが庭には、実のなる木があるので、結構、野鳥がやって来る。
   バードウオッチングするほどの趣味でもないので、野鳥の名前が分からなくて、多少フラストレーションを感じる。
   昔、学生の頃、教授に『名もなき花や、名もなき鳥などないのだと、言われたことがある』ので、余計に気になるのである。

   スズメやノバト、ヒヨドリは何時でもいるので、最近見た他の鳥は、メジロ、もずくらいであろうか。

   昨日、この口絵写真のアカハラが来て、庭の枯葉を掘り起こしていた。
   頭や背中は褐色だが、腹は鮮やかなレンガ色に近い茶色で、真ん中が白い。もずより少し大きいくらいの大きさで、元々、北海道や高原にいる鳥で、寒くなると暖地に下りてくる漂鳥のようである。
   この鳥、木々を移動するのではなくて、四六時中、地表を歩きながら、地面を掘り起こしている。ミミズが好物のようだが、今頃、寒くてミミズなど地表にいるようには思えない。

   この庭には、春には鶯が来て囀る。
   最初は、上手く「ホーホーケキョ」と鳴けなくて、省略形で鳴くのだが、梅の木だけではなく、どんな木でもせわしなく飛び移りながら鳴いている。
   双眼鏡など覗いている間に移動してしまい、写真など、中々写せない。
   庭師は、駒鳥の巣があったので取って置いたと言っていたが、私は、駒鳥を見た事がない。
   以前、イギリスのキューガーデンでは、駒鳥が側までやって来たので写真を撮ったことがある。

   近所の林の中には、雉が住んでいて、時々、長い尾を引いて飛ぶのを見かけるのだが、猟の解禁時期になると朝から散弾銃の音が響く。
   どんな人間が猟をするのかと思うと腹が立つが、鳥の殺生などもっての他だと思っている。

   先日、近くの川を歩いていると、ハクセキレイが居た。頭や背中が黒いが白いスマートな鳥で、昔は、河原など以外ではあまり見慣れなかったが、最近は、渡りを止めて住み着き都市鳥になってしまったと言う。
   川には、やはり、カルガモが居る。必ず番いで行動していて、もうすぐ、巣作りをして卵を産むのかも知れないが、流れが早く川も小さいので、その時は、もう少し営巣に良い場所に移るのであろう。
   何故か、今年は、秋口には飛んできていた白鷺がいなくなった。

   この川は、渓流ではない田舎の川なのだが、カワセミが居る。
   凄い速さで移動するので中々気付かないが、尻尾が短くて恰好は悪いが、青と黄色の鮮やかな美しい鳥である。
   子供の時、何時も、スズメやカラス、燕やとびなどばかりを見ていたので、カワセミを見た時には、その美しさにびっくりしてしまった。

   子供の頃、宝塚の田舎に居たので、野山を駆け回って遊んでいた。
何故か、森や林に行くと、見つかり易い所にもずの巣があって、木に登って取った記憶があるが、悪いことをしたと、大人になって後悔した。

   ところで、わが庭にも巣箱をと思ったが、ほって置いても巣作りをするので止めにして、出来るだけ実のなる木を植えようと思ってそうしている。
   鳥や蝶が訪れてくれると言うことは、住むのに良い所だと証明してくれているのだと思っているのだが、どうであろうか。
コメント
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