今日のサンプロは最後だと言うことで、各政党の党首が出席しての記念特番だったが、タイトルの「崩壊・沈没寸前の日本”未来をどうする?”」などはそっちのけで、冒頭から、郵貯の限度額を2000万円に上げるとかとか上げないとか、鳩山首相が決まっていないと言うのに、了解を取ったと言う亀井大臣を巻き込んでの、不毛極まりない議論が延々と続いたので、即刻TVを消した。
何の哲学も思想もなければ、確固たるビジョンさえ持ち合わさずに、壊れた蓄音機のように、同じことを繰り返し続ける人々の議論ほど、空しいものはない。
とうとう、IMFまで巻き込まざるを得なくなったギリシャ問題の帰趨で、ユーロ圏の経済の先行きが揺れているが、実質的には、日本の経済の状況の方が、ギリシャの比ではなく、はるかに悪質で深刻なのだが、政府も国民も全くの頬かむりで、無風状態を決め込んでいるのだが、正に、煮え蛙状態。
それに輪をかけて酷いのは、日本の政治で、国民があれほど期待をかけて日本の未来を万感の思いを込めて託した筈の民主党主体の政権が、冒頭から迷走状態で、政治とかねの問題を筆頭に暗黒部を晒しての惨憺たる状態である。
小沢幹事長が白であると思っている国民は、殆ど居ないと思うし、国民の4分の3が止めろと言うのに、その気配さえなく、操り人形よろしく鳩山首相以下与党の閣僚も、誰一人として猫の首に鈴をつける人物(?)さえなく、党も、生方氏を除いて全く、小沢一色の一枚岩を決め込んだ金太郎飴状態。
角栄や金丸の悪夢を濃厚に引きずっている小沢体制が、古い自民党時代の治世と全く変わっていないことを知って国民は暗澹としているのだが、民主党には、その自浄作用さえない体たらくで、このままでは、夏の参議院議員選挙は惨敗間違いなし。
また再び、有象無象の合従連衡で、政局の混乱を招くのであろうが、良くなると言う希望の片鱗さえない状態でありながら、国民生活は、益々困窮の度を加えている。
郵貯の限度額1000万円に届かない国民、と言うよりも、国会議員が大半だと言うのに、2000万円まで上げると言う気違い染みた議論がまかり通り、それが、民業圧迫だと言うこれまた倒錯した常識が闊歩する不思議さ。
国民生活の向上や生活の質のアップなど、衰退期に入った日本経済には、最早考えられない夢の夢。益々、日本人は貧しくなって行き、他の新興国や途上国の国民の追い上げが激しくなるので、相対的貧困化の進展は、釣瓶落とし。
あの偉大なトヨタさえも、GMと言う国営の自動車会社を庇護するために、形振り構わず、袋叩きにするアメリカ政府とその世論の激しさ、この峻烈なグローバル競争時代を考えれば、如何に、日本の政府や企業が能天気で脆弱を極めているのかが良く分かる。
世界一のトヨタは、あの程度のアメリカ政府の圧力には屈する筈もないし、むしろ、挑戦と受け止めて益々強くなるであろうが、技術開発や技術力で先行していた筈の日本企業が、色々な先端技術や新産業分野で、どんどん遅れを取って後塵を拝している現状は、実に嘆かわしい。
鳩山邦夫議員が、兄貴は、小沢と労働組合に足を引っ張られて何も出来ないのだと言っていたが、現在の三党連立政権は、極めて、財界・大企業に冷たい。
私は、どちらかと言えば民主的なリベラル派であるから、大企業を優遇するようなアメリカの保守党的な考え方には組しないが、しかし、日本経済の再生と活性化に関する限りは、経済成長と雇用拡大の牽引力となるのは、大企業の活性化以外にはないと思っている。
法人所得税の減税は勿論、日本の優秀な企業が、グローバル市場に率先して打って出てグローバルスタンダードを打ち立てられるように、法制度の拡充やインセンティブの付与等、日本政府が、他のグローバル企業と互角以上に戦えるように環境を整えるべきである。
ところで、問題が解決したと言うメタミドホス入りの中国ギョーザだが、正社員になれずに差別されていた不満を持った臨時社員が引き起こしたと言うことだが、中国には、このような格差問題や人権問題など経済社会を騒乱に巻き込むような深刻な問題はゴマンとあって、報道の自由を標榜するグーグルが撤退せざるを得ないのと同根である。
自由なインターネットを野放しにすれば、益々、社会を混乱に陥れることとなり、徹底的に報道を統制せざるを得ず、社会の安寧と秩序を守れないと言う共産党一党独裁のアキレス腱があるのである。
台湾への武器輸出やダライ・ラマとのオバマの会見に、このグーグル問題が絡んで、米中関係が怪しくなってきたので、隣の日本とは少し付き合い方を考えようと言う毒入りギョーザ問題の解決なら、如何にも、真相を無視した日本軽視の対応であり、やはり、民主主義から程遠い国であることは否めない。
余談だが、保育所の不足で待機児童が溢れていると言う話だが、子供手当て以前の問題である。
財源もないのに5兆円以上もの金をかけて進めている子供手当ての支給より、その金を湯水の如く使ってでも、駅前のシャッター通りの店舗や廃校した校舎を活用するなどして、保育所を作る方が、はるかに、出産による人口増加や雇用の促進に役立つのではなかろうか。
人材が居なければ、社会的貢献やボランティアを志望しながら暇を持て余しているシルバー・パワーを、大いに活用すれば良いのである。
子供を安心して預けられる保育所がなくて、働きにも出れないと言って若い主婦が泣くような国に、少子化問題を語る資格などある筈がない。
何の哲学も思想もなければ、確固たるビジョンさえ持ち合わさずに、壊れた蓄音機のように、同じことを繰り返し続ける人々の議論ほど、空しいものはない。
とうとう、IMFまで巻き込まざるを得なくなったギリシャ問題の帰趨で、ユーロ圏の経済の先行きが揺れているが、実質的には、日本の経済の状況の方が、ギリシャの比ではなく、はるかに悪質で深刻なのだが、政府も国民も全くの頬かむりで、無風状態を決め込んでいるのだが、正に、煮え蛙状態。
それに輪をかけて酷いのは、日本の政治で、国民があれほど期待をかけて日本の未来を万感の思いを込めて託した筈の民主党主体の政権が、冒頭から迷走状態で、政治とかねの問題を筆頭に暗黒部を晒しての惨憺たる状態である。
小沢幹事長が白であると思っている国民は、殆ど居ないと思うし、国民の4分の3が止めろと言うのに、その気配さえなく、操り人形よろしく鳩山首相以下与党の閣僚も、誰一人として猫の首に鈴をつける人物(?)さえなく、党も、生方氏を除いて全く、小沢一色の一枚岩を決め込んだ金太郎飴状態。
角栄や金丸の悪夢を濃厚に引きずっている小沢体制が、古い自民党時代の治世と全く変わっていないことを知って国民は暗澹としているのだが、民主党には、その自浄作用さえない体たらくで、このままでは、夏の参議院議員選挙は惨敗間違いなし。
また再び、有象無象の合従連衡で、政局の混乱を招くのであろうが、良くなると言う希望の片鱗さえない状態でありながら、国民生活は、益々困窮の度を加えている。
郵貯の限度額1000万円に届かない国民、と言うよりも、国会議員が大半だと言うのに、2000万円まで上げると言う気違い染みた議論がまかり通り、それが、民業圧迫だと言うこれまた倒錯した常識が闊歩する不思議さ。
国民生活の向上や生活の質のアップなど、衰退期に入った日本経済には、最早考えられない夢の夢。益々、日本人は貧しくなって行き、他の新興国や途上国の国民の追い上げが激しくなるので、相対的貧困化の進展は、釣瓶落とし。
あの偉大なトヨタさえも、GMと言う国営の自動車会社を庇護するために、形振り構わず、袋叩きにするアメリカ政府とその世論の激しさ、この峻烈なグローバル競争時代を考えれば、如何に、日本の政府や企業が能天気で脆弱を極めているのかが良く分かる。
世界一のトヨタは、あの程度のアメリカ政府の圧力には屈する筈もないし、むしろ、挑戦と受け止めて益々強くなるであろうが、技術開発や技術力で先行していた筈の日本企業が、色々な先端技術や新産業分野で、どんどん遅れを取って後塵を拝している現状は、実に嘆かわしい。
鳩山邦夫議員が、兄貴は、小沢と労働組合に足を引っ張られて何も出来ないのだと言っていたが、現在の三党連立政権は、極めて、財界・大企業に冷たい。
私は、どちらかと言えば民主的なリベラル派であるから、大企業を優遇するようなアメリカの保守党的な考え方には組しないが、しかし、日本経済の再生と活性化に関する限りは、経済成長と雇用拡大の牽引力となるのは、大企業の活性化以外にはないと思っている。
法人所得税の減税は勿論、日本の優秀な企業が、グローバル市場に率先して打って出てグローバルスタンダードを打ち立てられるように、法制度の拡充やインセンティブの付与等、日本政府が、他のグローバル企業と互角以上に戦えるように環境を整えるべきである。
ところで、問題が解決したと言うメタミドホス入りの中国ギョーザだが、正社員になれずに差別されていた不満を持った臨時社員が引き起こしたと言うことだが、中国には、このような格差問題や人権問題など経済社会を騒乱に巻き込むような深刻な問題はゴマンとあって、報道の自由を標榜するグーグルが撤退せざるを得ないのと同根である。
自由なインターネットを野放しにすれば、益々、社会を混乱に陥れることとなり、徹底的に報道を統制せざるを得ず、社会の安寧と秩序を守れないと言う共産党一党独裁のアキレス腱があるのである。
台湾への武器輸出やダライ・ラマとのオバマの会見に、このグーグル問題が絡んで、米中関係が怪しくなってきたので、隣の日本とは少し付き合い方を考えようと言う毒入りギョーザ問題の解決なら、如何にも、真相を無視した日本軽視の対応であり、やはり、民主主義から程遠い国であることは否めない。
余談だが、保育所の不足で待機児童が溢れていると言う話だが、子供手当て以前の問題である。
財源もないのに5兆円以上もの金をかけて進めている子供手当ての支給より、その金を湯水の如く使ってでも、駅前のシャッター通りの店舗や廃校した校舎を活用するなどして、保育所を作る方が、はるかに、出産による人口増加や雇用の促進に役立つのではなかろうか。
人材が居なければ、社会的貢献やボランティアを志望しながら暇を持て余しているシルバー・パワーを、大いに活用すれば良いのである。
子供を安心して預けられる保育所がなくて、働きにも出れないと言って若い主婦が泣くような国に、少子化問題を語る資格などある筈がない。