熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

やはり、椿は春の花木、ふたたび

2012年04月11日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   東京へ向かう千葉の沿線は、今、ソメイヨシノが満開である。
   それなりの名所で見れば、満開の桜は美しいのであろうが、車窓から見える桜は、街並みに白っぽい空間が広がっている感じで、悲しくも、私には、殆ど何の感慨もない。
   国立劇場前の桜は、枝垂れ桜が、今一番美しいが、ソメイヨシノは、既に、葉桜に変ってしまっているので、千鳥ヶ淵まで歩こうと思ったが、やめた。
   
   さて、私の庭だが、急に温かくなったので、何時も、遅い筈の崑崙黒やナイトライダーなどの黒椿が、咲き始めて、庭中が、椿のオンパレードになってしまった。
   それに、ぼつぼつ、散り始める椿も多くなって、小磯や玉の浦のような一重の落ち椿は、絵になるのだが、羽衣や四海波と言った八重の大輪の落ち椿は、地面にばさりと落ちて層をなし、いかにも、残滓と言った感じで、風情に欠ける。
   
   

   私は、どちらかと言えば、清楚な淡いピンクの一重咲きの花が好きで、この系統の花が多い。
   蕊の形などは色々なのだが、白い筒先に黄色いおしべがついていて、それを、綺麗なピンクの花弁が優しく包んでいる。
   一番最初に鉢植えを買って植えたのは、二番目の天賜だが、その下の花弁の長いチューリップタイムもか弱そうで良い。
   
   
   
   
   

   赤と白の入り混じった椿は、それ程好きではないが、四海波や岩根絞やどんちょうなど、かなりの数になるが、成長が比較的早くて、大きな花を沢山咲かせて豪華だが、比較的寿命が短い。
   
   
   
   
   ところで、関東でよく見かけるのは、乙女椿で、ピンクが主流だが、私の庭には、隣に紅乙女を植えてあるのだが、この方は、あまり綺麗な形には咲いてくれない。
   
   
   
   とにかく、色々な椿の花が、一挙に咲き始めると、小さな鉢花など隠れてしまって、気の付かない間に散ってしまうことがある。
   それに、椿の花は非常に繊細で弱いので、木に咲いたままの無傷の花を探して写真を撮るのは、結構難しいのである。
   
   
   
   
  
コメント
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